元プロテニス選手でタレントの松岡修造さん(58)が、2026年9月20日に行われたプロ野球「読売ジャイアンツ×東京ヤクルトスワローズ」戦(東京ドーム)でファーストピッチを務め、自身初のノーバウンド投球を披露しました。
ネット上では「まだまだ若々しいね 投球も素晴らしい!」「なんかすごいこちら側にも熱風が来た」「今日、蒸し暑かったのはこのせいか」などの声が上がっています。
今回は最新映像とともに、過去に楽天モバイルパーク宮城で披露された2度目の始球式の様子も振り返ります。
1.松岡修造の「巨人×東京ヤクルト」ファーストピッチ
松岡さんは、胸元に男子テニスの国際大会名である「KINOSHITA GROUP JAPAN OPEN」や、同大会のカテゴリーである「ATP 500」のロゴが、さらに背中には縦書きで「できる!」とそれぞれプリントされたオレンジ色のTシャツに、白のパンツ、白のスニーカーを合わせたスポーティーな装いです。
この日はプレイガイドのイープラスが冠協賛する「イープラスデー」として開催され、松岡さんは同社がオフィシャルチケットパートナーを務める男子テニスの国際大会「木下グループ ジャパンオープンテニスチャンピオンシップス」(ATP 500。2026年9月28日~10月6日:東京・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園)のPRや応援を兼ねての登板でした。
松岡さんは右手に握ったテニスラケットで軽く素振りをしながら、ゆっくりとマウンドへ上がった後、マウンド上でそのラケットを背中に差し込むという、まさかの格好に。
場内進行のアナウンサーに「松岡さん、そのままでいいですね?」「テニスラケットは、そのままでいいですね?」と二度確認されると、軽くうなづき、アナウンサーに「わかりました。『何がおかしいんだ』という表情をされました」と実況され、場内からは笑いがこぼれていました。
そして、「ではまいりましょう!松岡修造さん、ファーストピッチ、お願いします!」と促されると、松岡さんは背中にテニスラケットを差した状態で、大きく振りかぶったワインドアップモーションへ。
しっかりと脚を上げて投げ込むと、投球は真ん中高めへの見事なノーバンとなり、客席からは大きな拍手が起きていました。
投球後はテニスラケットを取り出し、軽く一振りしてから一礼し、捕手役を務めた笹原操希外野手と笑顔で握手。最後にグラウンドとベンチに一礼し、爽やかに引き揚げていきました。
ネット上では「いや、オレンジが似合いすぎなのよw」「ラケットが仏像の光背みたいで神々しい」「物事に全力で取り組む姿勢、スポーツに対する愛情、そして空気を一変させるアツさ。唯一無二だよね」などの声が寄せられていました。
2.松岡修造の「東北楽天×オリックス」始球式
松岡さんは、過去にも小学4年生の頃(1977年頃)にヤクルトスワローズ戦(明治神宮野球場)で、2023年に「東北楽天ゴールデンイーグルス×オリックス・バファローズ」戦(楽天モバイルパーク宮城、2023年8月11日)でそれぞれ始球式を行っており、いずれもワンバウンド投球になっていました。
ここでは、3年前の「東北楽天×オリックス」戦での二度目の始球式を振り返ってみましょう。
この日は、松岡さんが野球少年だった小学4年生の頃(1977年頃)にヤクルトスワローズ戦(明治神宮野球場)で始球式をして以来(結果はワンバウンド)、実に約46年ぶりの始球式だっただけに、リベンジの絶好の機会でもありました。
松岡さんは、胸元に「TaKaRa 辛口ゼロボール ノンアルコール」のロゴが、さらに背番号はアルコール分0.00%にちなんだとみられる「0.00」がプリントされた白のTシャツに、オフホワイトのパンツ、ダークトーンのスニーカーを合わせたスポーティーな装いです。
当日は宝酒造株式会社が冠協賛する「宝酒造 タカラ『辛口ゼロボール』ナイター」として開催され、松岡さんは当時から務めている「タカラ 辛口ゼロボール」の公式応援団長として登板しました。
マウンド上では、肩の余計な力を抜くように両肩を軽く上下させたり、緊張をほぐすかのように笑顔を見せたりする仕草もみせていました。
そして、この時も大きく振りかぶったワインドアップモーションからしっかりと脚を上げて投げ込みましたが、投球は惜しくもワンバンとなり、松岡さんは両手を膝について、悔しがっていました。
その後、炭谷銀仁朗捕手(現・埼玉西武ライオンズ)からボールを受け取り、笑顔で挨拶した後、引き上げていきましたが、ベンチ前では観客席にそのボールを投げ入れていました。
今回の東京ドームでのノーバン投球では大事そうに持ち帰っていた様子だったことを踏まえると、この日のワンバン始球式はそれだけ悔しかったのかもしれません。
それでも、この日は特殊な状況も重なっていました。本来は18時試合開始で、松岡さんの始球式は17時58分ごろの予定でしたが、東北楽天のチーム用具車が高速道路の事故渋滞に巻き込まれ、球場への到着が遅れるというアクシデントが発生。
このため試合開始が1時間46分延期され、松岡さんが実際に投げたのも19時44分頃でした。しかも、試合開始は当初の18時から19時に変更された後、さらに19時45分へと繰り下げられており、二度にわたって予定が変更される異例の状況でした(情報元:日刊スポーツ)。
これだけの遅延があれば、ウォーミングアップや食事のタイミングが狂ったり、集中力の維持が難しくなったりした可能性もあり、一発勝負の始球式においては厳しい環境だったことは想像に難くありません。
松岡さんは、2026年9月21日付のインスタグラムで「3年前、楽天イーグルスの本拠地・仙台でリベンジ!2か月間、本気で練習しました。ところが…またもや、ワンバウンド!!!」と振り返っており、この始球式に懸ける思いが相当なものだったことがうかがえます。
一方で、当時の試合後コメントでも遅延を失敗の理由には挙げず、「一所懸命やった中でうまくいかなかったけどファンの方たちが支えてくれたおかげで、とてもポジティブな気持ちです」(情報元:パ・リーグ.com)と、長時間待ったファンへの感謝を口にしていました。
こうした背景を知ると、今回の松岡さんのノーバン投球は、約49年越しの悲願だったこともわかります。
3.まとめ
松岡修造さんが、プロ野球「巨人×東京ヤクルト」戦(2026年9月20日:東京ドーム)でファーストピッチに登板し、自身初となる見事なノーバン投球を披露しました。
過去二回の始球式はいずれもワンバンでしたが、今回の投球はバシッと力強く笹原選手のグラブに収まっており、やっと届いたという印象は全くありません。
いくら元プロテニスプレイヤーで少年時代に野球経験があるとはいえ、58歳という年齢を考えれば一発勝負でのノーバンは容易ではないはずです。
しかも、松岡さんにとっては過去二度のワンバウンドという苦い記憶を背負っての一球だっただけに、技術だけでなくプレッシャーとの戦いでもあったことでしょう。
松岡さんは2026年9月21日付のインスタグラムで、自分の中に「始球式=ワンバウンド」のレッテルが貼られていたことを明かすとともに、この日の成功の陰にあった「3つの「できる」!」を紹介。
その「できる」をもらった3人が、始球式前にキャッチボールをしてくれた元プロ野球選手の小山雄輝さん、名前の由来が松岡さんだという日本テレビ・平松修造アナウンサー、そして現役最後のジャパンオープンに挑む男子テニスの錦織圭選手だといいます。
いつも熱く誰かを応援しているイメージの松岡さんですが、自分一人の努力の成果として語るのではなく、3人からもらった「できる!」に結びつけて感謝するところにも、松岡さんらしさを感じます。
過去に松岡さんが語った「人は一人では生きていけない。誰かに支えられたい、誰かを支えたいという両方の思いがある」(情報元:毎日新聞)という言葉にも重なる気がします。
背中に「できる!」とプリントされたTシャツは、一見するといかにも松岡さんらしい熱血メッセージのTシャツに見えますが、本人が「始球式=ワンバウンド」という苦手意識を抱えながら臨んだ日にこの言葉を背負い、実際に成功したことを踏まえると、見え方も変わってきます。
もし三度目もワンバウンドだったら、あのTシャツの立場もなかったわけですから、実際にノーバンを成功させ、インスタの最後で「3人の「できる」に、ありがとう!松岡できる造!!!」とダジャレっぽく締めた言葉にも、説得力があります。
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