“解散騒動”に揺れたSMAPの冠バラエティ番組「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)のチーフプロデューサー(CP)・K氏が更迭されていたと、2016年3月1日付の「東スポ」が報じている。
“SMAP育ての親”とされるI女史がジャニーズ事務所を去った今、彼女と強力な結びつきのあったK氏が「スマスマ」の担当から外されたことは、同番組が“9月打ち切り”に向け準備を整えているとの見方もあり、SMAPの“分裂騒動”の再燃が懸念されているようで…?
「SMAP×SMAP(スマスマ)」といえば1996年4月15日にスタートした、いわばSMAPを象徴するバラエティ番組で今春にも20周年を迎える。
SMAPメンバーがゲストに手料理を振る舞う名物企画「BISTRO SMAP(ビストロスマップ)」や、ゲストアーティストとのコラボで楽曲を披露する「S-Live」をはじめ、多くのコントや生放送などのスペシャル企画で長年に渡りアイドルの枠にとらわれない斬新な内容で人気を博してきた。
ちなみに同番組の視聴率ベスト5をみてみると、SMAPメンバーの起こした騒動が取り沙汰された前後の放送分が4回もランクインしていることがわかる。
整理すると、以下の通りとなる(情報元:ウィキペディア)。
- 1位(2002年1月14日放送、平均視聴率34.2%):稲垣吾郎(42)が2001年8月に道路交通法違反、公務執行妨害罪で現行犯逮捕されたことで受けた謹慎処分が解かれ復帰し、5人そろって生放送。
- 2位(1999年7月12日放送、平均視聴率33.5%):宇多田ヒカルが「BISTRO SMAP」にゲスト出演。
- 3位(2002年1月21日放送、平均視聴率31.7%):上記の1位の回の翌週分であり、稲垣吾郎の事件によってその間放送できなかった「BISTRO SMAP」を2本立てで放送。
- 4位(2016年1月18日放送、平均視聴率31.2%):年明けの報道により持ち上がった“SMAP分裂・解散騒動”について、5人がそろって謝罪会見。
- 5位(2000年11月27日放送、平均視聴率30.0%):木村拓哉(43)が放送前日に結婚を報じられていたが、放送中でこの件に触れられることはなかった。
こうしてみてみると、SMAP絡みでないのは2位の宇多田ヒカルの出演分だけであることがわかる。
草なぎ剛(41)が2009年4月に都内の公園で“泥酔騒動”を起こし、約1か月間の謹慎処分を受け、復帰した回が入っていないのが不思議なくらいだが、それだけSMAPあるいはその誰かにピンチが訪れた際、ファンらが同番組に大きな関心を寄せていたことがうかがえますし、SMAPにとっても同番組は、大切なファンへ画面を通じてメッセージを送ることのできるある種の“家”のような存在だったような気もする。
だが“SMAP育ての親”とされるI女史がジャニーズ事務所の上層部(主にメリー喜多川副社長とされる)と揉めたことをきっかけに木村拓哉を除く他の4人のメンバーとともに独立を企てた一件が失敗に終わったことで、I女史がジャニーズ事務所を去ることになったことは“SMAP”の関係性をこれまでと大きく変えてしまった可能性もある。
I女史に追随したとされる中居正広(43)ら“独立派4人組”はギリギリのところでジャニーズ事務所に残留する決断を下し、上記の4位にある通り、2016年1月18日放送の「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)で騒動に対する謝罪のコメントを寄せたことで格好を付け、今後もSMAPとして活動していくことを明らかにしたが、今のところ彼らは形式的な活動に終始しているような印象で、早々にジャニーズ事務所残留を表明していたとされるキムタクとその他の4人の気持ちが一つになるには時間がかかりそうな気配もある。
この点については時間が解決してくれる問題であればいいのだが、少なくともI女史が去ったことでSMAPの活動はメリー喜多川副社長の娘である藤島ジュリー景子副社長(49)の管理下に一本化されることになりそうで、現在はSMAPの(ピンでの活動も含めた)仕事もこれまで通り進むとは限らない状況といえる。
その“足音”とも聞こえる出来事が先日、起きた。
中居がMCを務める情報バラエティ番組「中居正広の金曜日のスマたちへ」(TBS系、通称:金スマ)が2016年2月12日放送分から特に予告もなく「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」と改題、放送されたのだ。
もっとも「金スマ」はドラマ「金曜日の妻たちへ」(TBS系、1983年2月~5月)のタイトルをもじっていることでも知られる一方で、中居がMCを務めていることから「SMAP」を意識させるタイトルであることは明らかだが、約15年間続く同番組のタイトルを予告もなく「スマイルたちへ」と改題したとすれば、“SMAP”のイメージを意図的にかき消したように感じる人がいても不思議ではない。
(※レギュラーのベッキーも不倫騒動を起こしていたので、いろいろ複雑だったのかもしれませんが)
この件についてはTBSの編成局長が2月24日の定例会見で「番組はスタートから15年たち、この春には600回を迎える。
その節目に合わせて、笑顔あふれる番組作りを、より一層進めたい、より多くの笑顔を届けたいということで、スマイルに(変更)した」と説明し、「SMAP騒動とは関係ない」(情報元:まんたんウェブ)と強調したが、それほど大切なことを後出しで説明されてもピンとこないのも確かだ。
そんなSMAPメンバーに不穏な空気が漂うなか、あの「SMAP×SMAP」にもついにメスが入ることになるという。
2003年から「スマスマ」のチーフプロデューサー(CP)を務めてきたK氏が、なんと同番組の担当から外されたようで…?
(以下引用)
「(前略)CPは番組の最高責任者だから、この決定はフジ社員をはじめ多くの人に衝撃を与えている。『驚いた』というより『やっぱりI女史派の粛清は避けられないのか!!』といった感じでしょう」と指摘する。
K氏は2003年から「スマスマ」のCPを務めてきた。SMAPの代名詞といえる番組のCPだけに、もちろんバリバリのI女史派。
「フジの中でも“I女史派”の筆頭。『虎の威を借る狐』を地で行き、I女史の権力を借りて社内で威張り散らしていた」(同)
(引用元:東スポ。制作会社幹部の談話)
上記が事実とは断定できないが、もし仮にそうであればSMAPのマネージメントを担当していたI女史とフジテレビのプロデューサー・K氏の強いつながりがあったからこそ、SMAPはこれまでフジテレビで威光を放つことができたと思われる。
ちなみにK氏と思しき人物は現在、「スマスマ」以外にも香取慎吾がMCを務める旅バラエティ番組「おじゃMAP!!」や、Kis-My-Ft2の冠バラエティ番組「キスマイBUSAIKU!?」、木村拓哉と明石家さんまの正月特番「さんタク」(いずれもフジテレビ系)でもCPを務めているだけに(情報元:ウィキペディア)、I女史なき後のこれらの番組も同様の余波を受ける可能性はある。
どういった経緯でK氏が外されたのかは不明だが、「東スポ」によると、これは「人事異動ではなく、バラエティー制作班の担当が代わるという形」のようで、要はCPが別の人物に変わっただけの話ということらしい(K氏がどこかに飛ばされたということはない)。
だが「スマスマ」20周年を迎えるこの時期に、同番組を支えてきたK氏を交代させる理由がみつからないですし、その背後には同番組の存続を危ぶむ雰囲気も漂うようで…?
(以下引用)
「K氏の更迭は、はっきり言って打ち切りへの準備。9月打ち切りはほぼ確実で、その後はジュリー氏マネジメントによる新番組が始まる可能性が高い」(同)
(引用元:東スポ)
K氏が「スマスマ」から去ったことは、同番組の終焉をにおわすものだという。
さすがに春(4月)の改編期で終了するのが露骨だとすれば、秋(10月)の改編までに“打ち切り”の準備を整えていく可能性が浮上しているということかも。
SMAPもジュリー氏のもとで結束した体制が取られていく方向にあるのならいいが、これまで積み上げてきたSMAPの代表作を不穏な形で終了させてほしくはないものです。
幸か不幸か報じているのが「日付以外は誤報」と揶揄されることもあるエキサイティングスポーツ紙・東スポさんなだけに、ファンはそれを願うばかりかも。
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コメント
SMAPもういいよ。あとUSJのCM契約切れっていつかな。40過ぎのおっさんがやるCMじゃねぇわ。
無理してはしゃぐ姿が見苦しさパンパない。もっとフレッシュなGがやるべき!