福島原発の事故で放射能の影響が心配されるなか、お笑いタレント・明石家さんま(55)に関するあるエピソードが伝わっている。
さんまは関西の親しい知人から「東京も放射能が心配だから、こっちに帰ってこんか?」と言われたそうなのだが、それに対してどう答えた…?
(以下引用)
それに対し、さんまさんはこんな風に返事をしたんだとか。
「オレは〝お笑い怪獣〟って言われてるやろ!?だから放射能を浴びて、ゴジラになるんや!」と。
こんな時だからこそ、“笑い”を大切にするさんまさんの姿勢は、まさに芸人ならでは!
(引用元:井上公造芸能)
さんまらしく、絶妙な切り返しで東京に残ることを伝えていた。
ちなみに、ゴジラの誕生エピソードをご存じだろうか。
特撮怪獣映画「ゴジラ」は1954年3月1日に起きた第五福竜丸事件(※)をきっかけに製作されたとされる(※当時ビキニ環礁で行われた米国の水爆実験により、マグロ漁船・第五福竜丸の船員らが被爆。日本は原爆・水爆の両核兵器の被爆を体験した国となった。これを機に原水爆禁止運動が高まる。情報元:ウィキペディア)
ゴジラはもともと、深海で生き延びていた約1億4000万年前の恐竜だったそう。
それが度重なる水爆実験によって眠りからさめ、水爆エネルギーを全身に充満させた巨大怪獣となって人類に襲いかかる(情報元:徳島県立博物館 歴史担当 長谷川賢二のページ)という設定だったようだ。
ゴジラはまさに「核の落とし子」、「人間が生み出した恐怖の象徴」として描かれたもので(情報元:ウィキペディア)、こうした背景を知るとさんまの言葉にも含蓄がある。
こんな時に自分は人を笑わすことしかできないという思いがあったして、それならお笑い怪獣になって暴れてやるという一種の開き直りにも聞こえる(勝手な推測だが)。
最強のお笑い怪獣が、日本中を笑顔にしてくれることを願う。
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