覚せい剤取締法違反の罪で起訴された、女優・酒井法子被告(38)の夫・高相祐一被告(41)の初公判が2009年10月21日、東京地裁で行われた。
高相被告は起訴事実を認めたのだろうか。傍聴券を求める人たちの様子、高相被告の証言内容とは…?
まず、傍聴券を求める人々の様子はどうだったのだろうか。
(以下引用)
最も広い104号法廷(傍聴席98)の半分以下の425法廷が使用され、20枚の傍聴券を求めて1557人が、早朝から長蛇の列をつくった。
(引用元:東スポ)
実に当選倍率は、77.8倍。
ちなみにこれまでの最高倍率は、傍聴券48席に1万2292人が並んだ麻原彰晃死刑囚の公判(256.1倍)だという(情報元:J-CASTニュース)。
酒井法子被告の初公判(10月26日)では、これと同程度か上回る希望者が出ると予想される。
他に傍聴希望者が多かった例では、音楽プロデューサー・小室哲哉氏の裁判で1304人が並び、21.4倍を記録した。
2006年9月に行われたライブドア元社長・堀江貴文氏の公判は2002人が並び32.8倍だったようだ(情報元:J-CASTニュース)。
傍聴席希望者の多さから改めて注目度の高い裁判であることがうかがえるが、高相祐一被告は午前9時20分ころ(開廷10時)、上下グレーのスーツで東京地裁に到着したとのこと(情報元:井上公造芸能)。
ここで、高相被告の起訴内容を振り返ってみる。
(以下引用)
起訴状によると、高相被告は8月2日、東京・港区の公園内の公衆トイレで覚せい剤を使用し、同3日未明に渋谷区内の路上で覚せい剤約0.817gを所持していたとされて逮捕。同21日に起訴された。
また、9月11日には、千葉・勝浦市にある別荘での所持の罪で追起訴されている。
(引用元:井上公造芸能)
高相被告は、覚せい剤取締法の中でも「使用」と「所持」という二つの罪で起訴されている。
彼は裁判でこの2つをきちんと認めたのだろうか。証言内容をみてみる。
(以下引用)
罪状認否では使用・所持を大筋で認めたが、「公園のトイレではなく、自宅マンションで使用しました」と一部を否認。
その理由について「酒井被告の弁護人から『失踪中だった酒井被告に影響が及ぶため、公園で使ったと言い通してください』と言われ、これを通した」のだという。
高相被告は覚せい剤を持ち歩いていた理由について、「自宅に置いたままにすると、僕がいない間に妻の法子が使ってしまうと思った。彼女はあまり使い方を知らないから危ないと思った」などと証言。
(引用元:梨元芸能!裏チャンネル)
「所持」については認め、「使用」については一部認める形となったようだ。
「使用」した場所にこれまでの供述と一部食い違いが出たのは、酒井側から指示があったからだという。
高相が自宅マンションで吸ったとすぐ認めてしまうと(失踪中の)酒井も疑われるので、高相もすぐには使用場所を明かさなかったのだろう。
ただ、どのタイミングで酒井側の意志が高相に伝わり、高相は公衆トイレで使ったと言ったのだろう。少しボンヤリする部分もある。
また「所持」の理由について、酒井が使ってしまう危険があったから自分が持っていたというのは、妻をかばっているようで聞こえもいいのだが、高相が他の場所で使おうとしていた可能性を拭いきれず、このあたりも少しボンヤリする。
肝心の入手経路については、どんな証言があったのだろうか。
(以下引用)
覚せい剤の入手経路については、「アンソニー」というイラン人の携帯に連絡して、入手していたという。また「酒井被告は入手ルートを持っていないので、自分がすべて用意した」と、妻をかばうような証言をした。
(引用元:梨元芸能!裏チャンネル)
入手ルートはイラン人のみという高相被告。
事実かもしれないし、他にあるのかもしれない。これ以上の追及は難しかったのだろうか。
また徹底して酒井をかばうかのような発言が印象的。活字からだけでは判断が難しいが、何か魂胆があるようにもとれる。
少なくとも酒井に罪をなすりつけようという部分は皆無であり、泥仕合になる可能性はかなり低くなった。
高相被告は、薬物に染まっていく過程についても以下のように証言した。
(以下引用)
覚せい剤を使用した期間については「最初に使ったのはハワイで、その後4年前に始めた1年くらいでやめて、すべてトイレに流した。3度目に吸うようになったのは1年前。回数も2週間に1度に増えていった」と証言。
(引用元:梨元芸能!裏チャンネル)
最初に使ったのは20歳の時だったという(情報元:井上公造芸能)。酒井と知り合う前だっただろうし、やはり高相が先で後に酒井に浸透していったのかも。
3回も繰り返していることから再犯の可能性が憂慮されるが、現在、通院しカウンセリングを受けているとか(情報元:梨元芸能!裏チャンネル)。
比較的スンナリというか、高相がほぼ罪を認める形で終了。スムーズすぎて違和感もあるが、これも誰かのシナリオどおりなのだろうか。
検察側は懲役2年を求刑し、判決公判は11月12日午前10時から開かれるという。
その前に酒井法子の初公判(10月26日)。月曜日は再び長蛇の列がみられそうだ。
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