今年で10周年を迎えた期間限定の「SMAP SHOP(スマップショップ)」が2015年12月10日に東京・赤坂サカス内にオープンし、初日は約200人の“徹夜組”を含む1,000人を超えるファンが詰め掛ける盛況ぶりだったという。
だが12月16日発売の「週刊女性」によると、その“徹夜組”をめぐり、一部のファンから不満の声が出る事態も起きていたようで…?
※「SMAP SHOP」も公式サイトで告知しているだけに疑問も。
“SMAP SHOP”といえば、年末年始恒例のSMAPに関するグッズが販売される特設ショップだ。
10周年の節目を迎えた今年は、東京・赤坂サカス内で期間限定(2015年12月10日~2016年1月6日、午前11時~午後9時まで)で営業している。
同ショップではここでしか買えないオリジナルグッズが多数販売されているほか、今年は香取慎吾(38)の主演ドラマ「家族ノカタチ」(TBS系、2016年1月スタート)で彼が着用する予定の衣装なども展示されている。
店内での写真撮影も可能なようで、ファンの中には同所でしか味わえない空気感を楽しんだり限定グッズを購入しながら、今年一年のSMAPとの思い出を振り返るのが年始年末の恒例行事になっている人も少なくないのかも。
だが同ショップはさすがの人気っぷりで、混雑を避けるために整理券が配布され、1時間に約100人ずつが入場できるシステムが取られているようだが、朝から並んで整理券をゲットしても入れるのは夕方になるほどだとか。
ちなみに整理券の配布開始時間はその日の混雑状況によって異なるようで、早い日には朝7~8時台から配り始め、9時台には配り終わってしまうこともあるという(以下に整理券の配布状況を詳しくレポートしてくださっているページがあるので、今後の来訪を検討している方は参考にされるといいかも)。
(※まずは整理券をゲットしましょう)
とはいえ整理券が配り始められる前には、すでに早朝から行列ができていることが当たり前のようだ(上記で朝7~8時台から配り始めると書いたが、あくまでも配り始めた時間であり、実際にはそれより前から並んでいる人がいると思われる)。
特に今年は“SMAP SHOP”も10周年とのことで、1日100個限定の「数量限定10thAnniversary缶バッジ」(お1人様1点限り、3,200円・税込)が販売グッズの“目玉”として注目されていたようで、12月10日の初日には“徹夜組”が出るほどの盛況ぶりだったという。
(※ちなみに、こんなグッズが販売されています)
だがファンの間では“SMAP SHOP”の整理券入手のために並ぶ行為に“暗黙のルール”があり、それをきちんと守っている人も少なくないようで…?
(以下引用)
「本当にヒドイと思います。開店当日の朝5時からなら整理券のために並んでいいというファンの“自主規定”なのに、徹夜組がいるんですよ!
ルールを守ってない人のルールに従わなくちゃいけないなんておかしいですよ!」
(引用元:週刊女性PRIME)
上記のファンによると、少なくとも「開店当日」は、ファンは「朝5時」になってから並ぶとの「自主規定」があるらしい。
「自主規定」と言っている以上は、これらはファン同士の間で任意に浸透している“暗黙のルール”と思われるが、その約束事を知らない人たちはそれこそ徹夜して待っていても不思議ではない。
しかも今回は「数量限定10thAnniversary缶バッジ」を目当てにしている人が多数いるであろうことを考えれば、“徹夜組”が200人ほど出たのもうなづける話ではある。
一方でこれまで“暗黙のルール”を守ってきた熱心なファンからすれば、徹夜するなんてズルいと思っても不思議ではない。
だが正直、徹夜しようがしまいが、5時前に着いてしまう人はいるでしょうし、そういう人はどこで待っていればいいのかという問題は確実に生じるはず。
「SMAP SHOP」の運営側がきちんと揉めないようにルールを作るか、現場にジャニーズ事務所の担当者を配備し、“徹夜組”も含めた5時前に到着した人の取り扱いや整備を行う必要があるだろう(例えば徹夜組への配慮と、5時に合わせて来た熱心なファンの意見の中間を取り、5時以前に到着した人の順番は抽選とするなど)。
ちなみに「SMAP SHOP」の公式サイトを見てみると、「NEWS」という項目の中に「AM5時以前にお並びのお客様及び店舗付近に滞留されているお客様に関しましては、当日のご入店をお断りさせていただく可能性がございます」との注意書きがハッキリと書かれている(2015年12月17日現在)。
だが「NEWS」の項目はスクロール状になっており、かなり下まで見ないと気が付かないほどなので、この注意書きをどれくらいの人が見ているかは正直疑問なうえ、「ご入店をお断りさせていただく可能性がございます」とかなり曖昧な表現になっている点からも、「SMAP SHOP」の本件に関する“本気度”がもう一つ伝わってこない。
そうしたなかオープン初日の早朝には、そんな来場者の整備を行っている人物がいたという。
いったいその人物は、どんな経緯でその役割を担っていたのだろうか。
「週刊女性」さんは、この人物に事情を尋ねたようで…?
(以下引用)
「開店前日の昼12時からここにいます。私は『SMAP SHOP』公認で整理券前の仕切りをボランティアでしているんです」
この女性は、埼玉県出身の20代OLで中居ファンだという。
「昔、夜中にファンであふれてしまって近所のスーパーやコンビニ、飲食店の方々に迷惑がかかり、クレームがあったと聞きまして、それで私がここに来たファンに名前を書いてもらって、店前に並んでいいという“規定時間”の朝5時直前に順番に名前を呼んで列を整理し、トラブルにならないようにしています。朝5時以降に正規の整理券が配られます」
(引用元:週刊女性PRIME)
“SMAP SHOP”近辺で整備を行っていた女性(仮にもAさんとします)は「『SMAP SHOP』公認」の「ボランティア」で「仕切り」をやっていたという。
つまりAさんはジャニーズ公認なわけだから、今回に限ってはAさんの指示に従う以外なかったということだ。
それもAさんの話によると、過去に「夜中」(徹夜の人もいたのでしょう)にファンで溢れかえり、周辺に迷惑を掛けたケースがあったというから、その反省も踏まえて「SMAP SHOP」もファンに呼び掛けるなどして「規定時間」が「朝5時」に定着したとも推察できる(実際、先述の通り「SMAP SHOP」の公式サイトも「AM5時」と告知している)。
とはいえ「SMAP SHOP」も、さすがに今年は“10周年”ともなれば“徹夜待ち”のファンが出る可能性を否定することはできず、だからこそAさんを整備係として配置した可能性もある(要は告知は建前で、ファンの良心に期待した側面が強いようにみえる)。
Aさんも現場で監視を続ける中で、5時前の時点でファンの行列が周辺の邪魔になるレベルを越え始めるような場合には、先頭の人から順に名前を記入してもらう段取りで行列が長くなりすぎないよう調整していたと思われる。
結果的に名前を書いた人は“整理券”の“整理券”をもらったような形で、実際の“整理券”が配られる時刻になった際には、書かれた名前の順に優先的に“整理券”を受け取ることができたということなのだろう。
Aさんのボランティア精神により周辺に迷惑を掛けず行列を維持することはできたかもしれないが、徹夜組を優遇する結果になったことを考えると、やはり公式ページにも書かれている“ルール”をしっかりと守って5時頃に来たファンは気の毒だ。
しかもルールを守ったファンの中に限定品を買えなかった人がいたのだとすればフェアではないだけに、「SMAP SHOP」も毅然とした対応で徹夜組は中に入れない処分を下したり、少なくとも限定品に関しては抽選販売にするなどの対応があっても良かったと思う。
そもそも10年も「SMAP SHOP」をやっているのだから、寒いなか外で待たせるのではなく、ハガキやネットでの事前予約制にし、当選者は当日に身分証明書を持参することで待ち時間を少なく入場できる等の工夫があってもいいような気がする。
「SMAP SHOP」は待ち時間さえも“暮れの風物詩”として思い出に残るイベントとして成立しているかもしれないが、本当にファンを大切にしたいのなら、せめて整理券の配布くらいは混乱が生じない程度のことはできないのだろうか。
ナンバーワンよりオンリーワン(一人一人)を大事にするのが、SMAPなら。
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