V6・岡田准一(33)の主演映画「永遠の0」が、映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)において公開から8週連続で1位を記録する大ヒットとなっている。
そんななかテレビ東京で同作のドラマ化案が急浮上しているらしいが、ジャニーズ事務所はこの企画に難色を示しているようで…?
V6・岡田准一の主演映画「永遠の0」(2013年12月21日公開)が“V8”の大ヒットを記録している。
公開から8週連続での映画観客動員ランキング1位は、2013年に大ヒットした宮崎駿監督のアニメ映画「風立ちぬ」(2013年7月20日公開)が持つ連続1位記録に並ぶものだ(なお「永遠の0」は、2014年2月17日発表の同ランキングで生田斗真主演「土竜の唄 潜入捜査官 REIJI」に1位を明け渡し(2位)、連続1位記録は8週でストップした)。
そんな「永遠の0」は奇しくも「風立ちぬ」と同じく“ゼロ戦(零戦)”を題材にした作品で、すでに累計観客動員数は613万人、興行収入は75億円を突破したという(情報元:東スポ)。
原作は人気作家・百田尚樹(57、「海賊とよばれた男」が2013年の本屋大賞を受賞)のヒット作「永遠の0」で、岡田と三浦春馬の共演や、サザンオールスターズによる主題歌(蛍)など、封切り当初から注目度も高かったと思われるが、勢いは衰え知らずで今後次第では「風立ちぬ」の興行収入120億円(2014年1月現在。情報元:ウィキペディア)に迫る可能性もある。
(※井筒監督と百田氏の舌戦もいい宣伝に?)
早くも今年の“No.1映画”の呼び声も高い大ヒットとなっている「永遠の0」だが、そんななか同作のテレビドラマ化が急浮上しているようで…?
(以下引用)
「製作委員会に名を連ねる日本経済新聞が大乗り気で資本関係にあるテレビ東京に『永遠の0』のドラマ化を検討するよう指示したそうです。もちろん、主演の岡田ありきの話で。テレ東もやる気になっていると聞いています」(事情通)
(引用元:東スポ)
「永遠の0」のドラマ化が、テレビ東京で検討されているという。
たいていは先にドラマがヒットし、その後に来客が見込める映画化の流れが普通だが、「世界の中心で、愛をさけぶ」のような例(映画が2004年5月8日に公開された後、ドラマが2004年7~9月にTBS系で放送された)もあるので、ない話ではないのかも。
ちなみにテレ東といえば最近は「モヤモヤさまぁ~ず2」や「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」といった紀行番組がゴールデン帯で高視聴率を記録したり、実力派俳優・松重豊(51)を初主演に起用したドラマ「孤独のグルメ」が話題になるなど(すでにシーズン3まで放送)、低予算ながらよく練られた独自色の強い企画が受け、快進撃を続けている。
(※フジテレビやTBSを抜いて民放4位になることも珍しくなくなったテレ東)
また最近では「テレビ東京開局50周年記念キャンペーン」と題して、より“テレ東らしさ”を前面に打ち出した様々な特番・企画が組まれており、3月2日には「50年のモヤモヤ映像大放出!この手の番組初めてやりますSP」(さまぁ~ず、大橋未歩アナら)が放送予定のほか、3月31日から2週間限定でジャニーズタレントが日替わりでMCを務める深夜番組「トーキョーライブ!~23:58の生放送~」(仮、生放送。月曜:NEWS・小山慶一郎、火曜:TOKIO・松岡昌宏、水曜日:嵐・相葉雅紀、木曜:KinKi Kids・堂本剛、金曜:関ジャニ∞・安田章大)が放送されることも明らかになったばかり。
これまでジャニーズ事務所はテレ東に対してブレイク前のグループを出演させる程度の関わりしか持ってこなかったようだが、上記のメンバーを見る限りでは特別企画とはいえ一線級のタレントを投入している印象も受け、テレ東の勢いにジャニーズも目を向け始めたことがうかがえる。
そんなわけで岡田主演のドラマ版「永遠の0」の実現も、テレ東的なサプライズ企画と考えればないとも言い切れないが、ジャニーズ事務所は企画提案から1か月以上が経過しても回答してこないようで…?
(以下引用)
「ジャニーズの本音はテレ東製作に不満なんですよ。いくらプライム帯(午後7~11時)の枠を空けるといっても視聴率は、たかが知れている。(中略)それだったら同じ製作委員会に名を連ねる朝日新聞を通じてテレビ朝日で連ドラ化できないかと考えていると聞いています」(前出の事情通)
(引用元:東スポ)
ジャニーズの主演ドラマをテレ東でやれば話題性は十分で、数字以上のうねりを巻き起こす可能性もありそうだが、ジャニーズ側としては確実性をより優先したいようで、現時点でのテレ東ドラマ化はまだ少し足りないとみているようだ。
それなら目下絶好調のテレビ朝日を選びたいようだが、話はそう簡単でもないようで…?
(以下引用)
「借りにテレ朝でやるとなると、製作会社にテレ朝と株主関係にある東映が出てくる。でも『永遠の0』は東宝ですからね。これまたややこしい話になってしまう。だったらいっそのことフジテレビやTBS、日本テレビでそれこそゼロから企画提案してもらってドラマ化を進めたほうが話が早いという結論に落ち着いたようです」(同事情通)
(引用元:東スポ)
映画「永遠の0」の製作は「永遠の0」製作委員会(東宝、アミューズ、アミューズソフトエンタテインメント、電通、ROBOT 、白組、阿部秀司事務所、ジェイ・ストーム、太田出版、講談社、双葉社、朝日新聞、日本経済新聞社、KDDI、TOKYOFM、日本出版販売、GyaO!、中日新聞社、西日本新聞社)で、配給は東宝となっている(情報元:ウィキペディア)。
このことから同作が東宝主体で製作されたことがわかるが、テレ朝はそのライバル社である東映の筆頭株主であるため、テレ朝で同作のドラマ化を実現させるのは難しそう。
そうなれば後は他の民放局でゼロからやるしかなさそうだが…?
(以下引用)
「ゼロ戦を飛ばすとなると莫大制作費がかかる。映画だからこそ映像化できた作品。民放での連ドラ化は難しい」(同事情通)
となると、頼みの綱はNHKだけとなるが…。
(引用元:東スポ)
映画「永遠の0」では21型の零戦を実物大で一機作ったそうだが、これは予算をかけた映画だからこそできたものと思われますし(ちなみにこの模型は大分県宇佐市により1,050万円で買い取られ、構想中の市平和ミュージアムに展示される予定。現在は市平和資料館で展示中。情報元:朝日新聞デジタル)、飛行シーンなどもCGを駆使したはずで、よほどの予算がなければ「永遠の0」の実写化は難しいといえる。
そんなわけでいずれにしても同作のドラマ化は難しそうだが、そもそもドラマ化したいという話はテレ東だけが乗り気なのであって、ジャニーズがそれに難色を示したのであれば、話はそこで終わっている気もするが。
また岡田は現在、大河ドラマ「軍師官兵衛」(NHK)で主演を務めるほか、2014年10月4日には主演映画「蜩ノ記」の公開も控えており、多忙続きなのもネックになっている。
はたして岡田主演の映画からドラマ化という意外な展開が実現するのか、気になるところ。
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