V6・岡田准一(33)主演の大河ドラマ「軍師官兵衛」(NHK)がスタートしたが、初回(1月5日放送)の平均視聴率は18.9%(ビデオリサーチ調べ。関東地区)、第2話(1月12日放送)も同16.9%にとどまった。
岡田は共演者やスタッフとの結束を深めようと、自ら“黒官ジャンパー”を制作して配ったようだが、スタートダッシュには結びつかなかったようで…?
岡田主演の大河ドラマ「軍師官兵衛」の第1話が1月5日に放送されたが、平均視聴率は18.9%(関東地区)で、大河ドラマの初回視聴率としては歴代ワースト2位(ワースト1位は「平清盛」(2012年、松山ケンイチ主演)の17.3%)と低調なスタートとなった。
岡田が演じるのは豊臣秀吉(竹中直人)の参謀として知られる黒田官兵衛で、織田信長(江口洋介)らをはじめとする戦国武将が群雄割拠した戦国時代~安土桃山時代が舞台ということもあり、放送前から期待感も大きかったかに思えたが、初回の数字は意外なほど伸びなかった。
もちろん初回はストーリー全体の導入部でもあり、官兵衛の少年期(子役・若山耀人)を中心に描かれたほか(岡田自身の出演シーンは少なかった)、裏番組の「世界の果てまでイッテQ!新春珍獣祭りスペシャル」(日本テレビ系、19時~20時54分)が平均視聴率14.1%(情報元:2ちゃんねる)と健闘したことなどを考えれば、まずまずだったとみることもできる。
(ナレーションが気になった方も多いようです)
大河ドラマの中には展開次第で視聴率が右肩上がりとなる例もあるので、あくまでも初回の数字として捉えておきたいが、第2話も16.9%(関東地区)と2ポイントも下落しており、苦戦の船出となった印象は拭えない。
ただ「軍師官兵衛」に限らず、近年の大河ドラマ全体が不振傾向にあることも確か。2008年の「篤姫」(宮崎あおい主演)が平均視聴率24.5%を記録した後は、2009年「天地人」(妻夫木聡)が21.2%、2010年「龍馬伝」(福山雅治)が18.7%、2011年「江~姫たちの戦国」(上野樹里)が17.7%、2012年「平清盛」(松山ケンイチ)が歴代ワーストとなる12.0%と右肩下がりで、2013年「八重の桜」(綾瀬はるか)こそ14.6%とわずかに戻したが、この数字も歴代ワースト4位だった。
(※高視聴率が期待できたのも今は昔)
さすがにこれだけ低視聴率が続くと、視聴者も“大河離れ”を起こしてしまいかねないだけに、NHKとしてもそろそろ“大河復権”を印象づけたいところ。
ジャニーズ事務所所属タレントとしては「義経」(2005年)の滝沢秀明(31)以来の主演となる岡田准一も、現場を鼓舞するために“あるもの”を作っていたようで…?
(以下引用)
「ある日、現場でジャンパーが配られたんです。聞けば、岡田さんがみんなのために作ったものだと。文字通りに黒を基調としたもので、胸元に官兵衛のロゴが入っているそうです。みんな『魂の黒官ジャンパー』と呼んでいますよ。ぶっちゃけ、運送屋みたいですが、愛用しています(笑い)」。
(引用元:東スポ)
ある大河スタッフによると、岡田はオリジナルの“官兵衛ジャンパー”を作り、共演者やスタッフらに配ったのだとか。
一年間という長丁場だけに俳優陣とスタッフとの間に一致団結が不可欠なはずですし、その団結の度合いが作品の出来をも左右しそうなだけに、皆でこのジャンパーを着て一年を乗り切ろうという岡田流のおもてなしだったのかも。
岡田の主演としての責任感もうかがえるエピソードだが、実は「軍師官兵衛」の前作「八重の桜」でも同じようなことがあったようで…?
(以下引用)
「綾瀬さんの『八重T』もそうだったけど、グッズを作ると現場の結束は高まりますが、なぜか視聴率は伸びないんですよね~。このところ、それがジンクスになりつつあります」(別の大河スタッフ)
(引用元:東スポ)
「八重の桜」でも主演の綾瀬はるか(28)が「八重T」を配ったことがあるようだが、残念ながら数字には結びつかなかったとか。
だがスタッフらがこのように同じ“Tシャツ”や“ジャンパー”を着るという行為は、様々な面で現場に好影響をもたらす可能性はある。
「軍師官兵衛」のジャンパーを例に取れば、スタッフがこれを着るだけで公私に切り替えがスムーズにでき、仕事へのやる気も出てくるでしょうし、周囲がおそろいで着ていれば連帯感も高まるはず(サッカーや野球などのスポーツや、制服を着用するお仕事などでもきっとそうですよね)。
もちろん長丁場で大所帯の大河ドラマという特殊な現場において、その効果がどれほどのものになるかはわからないが、現場の心を一つにしようと思い立った岡田の気持ちそのものが大切だと思いますし、周囲もそうした彼の気持ちの部分をどれだけ酌み取り、一致団結できるかが今後の「軍師官兵衛」の浮沈の鍵を握っている。
ちょっぴり(?)不安なジンクスを打ち消すことができるか、今後の“軍師”の活躍に注目したいと思う。
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