日本テレビとフジテレビが、視聴率3冠王争いでデッドヒートを繰り広げている。
視聴率3冠の歴史を振り返ると、直近7年間はフジテレビが、その前の10年間は日テレが獲得している。
今年は“8年連続”のフジか、“ミタ効果で猛追”の日テレか…?
視聴率3冠王とは「全日」(6~24時)、「ゴールデン」(19~22時)、「プライム」(19~23時)のすべての時間帯で平均視聴率1位になることだ(ノンプライム(6~19時、23~24時)も含め、4冠という場合もある)。
近年は日本テレビかフジテレビのいずれかが視聴率3冠に輝いており、1994~2003年が日テレ(10年連続。いずれも4冠。ただし1994年はゴールデン、プライムでフジと同率)、2004~2010年がフジ(7年連続。2010年は4冠)となっている(情報元:ウィキペディア)。
近年の傾向ではフジ優勢だが、今年はここまでゴールデンとプライムでフジと日テレが同率、全日でわずかにフジがリードというデッドヒートになっているようだ。
いよいよ残り1ヵ月となったが、8年ぶりの三冠奪回に燃える日テレは次々と切り札を投入する。
まず高視聴率を連発中のドラマ「家政婦のミタ」は、11月30日放送の第8話の平均視聴率も29.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。情報元:Audience Rating TV)とさらに上げたことがわかった。
また12月7日放送の第9話は15分拡大版のようで、来週は30%超えも含めて注目されそう。
日テレの救世主的な存在になってきた。
また「金曜ロードショー」(21:00~)では「ルパン三世 血の刻印~永遠のmermaid~」(12月2日放送)、「天空の城ラピュタ」(12月9日放送)、「借りぐらしのアリエッティ」(12月16日放送)が放送されるが、「ルパン」と「アリエッティ」はテレビ初登場となり、注目度は高そう。
また「ラピュタ」も、最近放送された回の視聴率が15.4%(2009年11月20日放送、情報元:ウィキペディア)と安定した視聴率が見込める。
最後の直線で日テレの猛追体制が整ったようだが、迎え撃つフジの方はといえば…?
(以下引用)
一方のフジは、月刊のテレビ雑誌によると、12月20日以降の番組表に空欄が多い。そのため、年末に組まれるであろう特番の内容は残念ながら分からないが、なんとしても8年連続の王座を守るべく、視聴率の見込めるラインアップをぶつけてくるだろう。
先日、両局の大みそかの特番が発表された。フジは「ものまね紅白」、日テレは6年連続で「絶対に笑ってはいけない」シリーズの新作を放送する。
ちなみに、9月に放送された「ものまね紅白」は14.8%。昨年末の「絶対の笑ってはいけないスパイ24時」は1部が15.3%、2部が14.3%と両者互角の数字。激しい3冠王争いは最後の最後まで分からない。
(引用元:ニッカン芸能!)
フジテレビの年末番組には未定なものが多いようだが、大丈夫だろうか。
ちなみにフジは11月26日放送の「めちゃ×2イケてるッ!」で堂々と“視聴率競争”をテーマに掲げ、KARAや月9女優陣、やしきたかじんなどを投入したが、視聴率は13.7%に留まった(裏で放送された「世界一受けたい授業」(日本テレビ系)の特番は14.0%。情報元:メンズサイゾー)。
フジのはやる気持ちが、やや勇み足に終わった印象も受けるが、高視聴率が期待される年末の大一番・大みそかまでは、まだまだ何があるかわからない。
大みそかは、フジが本家の紅白歌合戦の裏で「爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル」を、日テレが「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!! ダウンタウンの大晦日スペシャル!! 絶対に笑ってはいけない空港(エアポート)24時!」をそれぞれ投入する予定。
フジが8年連続三冠を死守するのか、日テレが土壇場で逆転するのか、最後まで興味深い争いが続きそう。
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