女優・米倉涼子(41)が、主演ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系、2016年10月期、第4シリーズ)の共演者やスタッフ総勢150人に高級メロンの差し入れをしていたと、12月13日発売の「女性自身」が報じている。
米倉は過去の同シリーズでも豪華な差し入れが話題になったことがあるが、今回も1個1万円とされる高級メロンを150人に贈ったというから、その合計は150万円にもなるようで…?
米倉涼子の主演ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)といえば、米倉演じるフリーランスの外科医・大門未知子が通常困難な手術を、「私、失敗しないので」の決めゼリフとともに成功させていく姿が痛快だ。
同ドラマは2012年10月期に放送された第1シリーズが平均視聴率19.1%のヒットを記録したことをきっかけに、2013年10月期の第2シリーズも平均視聴率23.0%の大ヒットとなったほか、2014年10月期の第3シリーズも平均視聴率22.9%を記録し、これが2014年に放送された民放連ドラの中で最大のヒットとなるなど、今や“秋ドラ”の代名詞となりつつある。
そんな米倉は第3シリーズの放送終了後にあたる2014年12月26日に会社経営者の一般男性との結婚を報告し、公私での充実ぶりを予感させたが、その後2015年3月31日付の「スポーツニッポン」に「性格の不一致が理由で、結婚後すぐに別々に暮らし始め」、「離婚の可能性も浮上」していると“離婚危機”を報じられ、状況が一変した。
「失敗しない」はずの米倉にとって、まさかの事態となったが、この“離婚騒動”の影響もあってか、2015年秋に同シリーズが放送されることはなかった。
そうしたなか2016年を迎え、現時点(2016年11月現在)においても米倉自身の離婚騒動は決着していないが、ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系、2016年10月期)は第4シリーズとして帰ってきた。
主演の米倉にすったもんだがあったことや、1年飛んでしまった影響なども懸念されたが、蓋を開けてみれば杞憂に終わった。
同作(第4シリーズ)は2016年の秋ドラマにおいて、現時点でぶっちぎりの高視聴率を記録しており、ブランクを感じさせない人気ぶりを示している。
ちなみに同作の現時点(12月8日放送の第9話)までの平均視聴率の推移(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は、以下の通りとなっている。
- 第01話(10/13)=20.4%(69分の拡大版)
- 第02話(10/20)=19.7%(69分の拡大版)
- 第03話(10/27)=24.3%
- 第04話(11/03)=21.3%
- 第05話(11/10)=20.4%
- 第06話(11/17)=21.5%
- 第07話(11/24)=22.2%
- 第08話(12/01)=20.7%
- 第09話(12/08)=22.6%
- 第10話(12/15)=?%
- 最終話(12/22予定)=?%
(情報元:Audience Rating TV)
こうしてみると、ここまで20%台に乗らなかったのは第2話のみで、全話の平均値は20%を優に超えている。
最近、巷で大ブームとなっているドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)ですらも現時点での全話平均では14%程度であることを踏まえると、「ドクターX」がいかに凄まじい数字を連発しているかがうかがえますし、その割に話題になっていない印象も受ける。
逆に考えると過去の同シリーズを観ていた視聴者がきっちりと付いている印象で、リピーターを惹き付け、飽きさせない手法は、「相棒」や「科捜研の女」などのシリーズ化で結果を出しているテレビ朝日らしさも感じられる推移にも映る。
そんな絶好調の「ドクターX」だが、シリーズ化が実現している背景には、ドラマの面白さもさることながら、主演である米倉の気配り上手もある。
米倉といえば2013年12月5日発売の「女性セブン」に「ドクターX」の第2シリーズ(2013年10月期)の打ち上げで行われたビンゴ大会において、50万円分の商品券を提供したと報じられたことがあるほか、2014年11月6日発売の「週刊実話」にも「ドクターX」の第3シリーズ(2014年10月期)の撮影現場のスタッフら全員に銀座千疋屋の高級メロンを差し入れたと報じられるなど、現場の士気を高める粋な振る舞いで一役買った。
その米倉が今回の第4シリーズでも、“差し入れ女王”ぶりを発揮しているようで…?
(以下引用)
「1個1万円超の高級メロンです。それを共演者だけでなく、スタッフも含めた150人全員に配ったので、総額150万円超に上ります」(前出・ドラマスタッフ)
(引用元:女性自身)
米倉は先述の第3シリーズに続き、高級メロンを共演者やスタッフら全員に差し入れしたという。
総額150万円とは太っ腹だが、米倉の人柄があってのおもてなしにみえますし、闇雲に金や物で釣っている印象も彼女の場合はあまり受けない。
彼女にとっては共演者やスタッフあってこその「ドクターX」という作品であり、主演だからといって自身の手柄とはまるで思っていないのでは。
そうした米倉の気持ちが共演者やスタッフにも伝わるからこそ、彼らもまた頑張ろうと思えるのでしょうし、そう考えれば同作が“高視聴率”や“シリーズ化”という好循環に結びついているのもうなづける話。
ちなみに「メロン」といえば、同作で大門(米倉)が困難な手術を終えた後、彼女の所属する「神原名医紹介所」の所長で岸部一徳(69)演じる神原晶(かんばら・あきら)が病院へ赴き「メロンです。請求書です」のコメントとともに、院長に高級メロンと請求書を差し出すシーンが定番になっている。
破格の手術代を請求する前に、まずは手土産とばかりに「メロンです」と高級メロンの箱を差し出すことで、その後に出される請求書の受け取りを拒否しにくくする意図がうかがえるが、それに加え「(請求額の拒否あるいは値切りは)あきら(晶)メロ(ン)」(受け取りを断るな)と圧力を掛けている意図も、シャレとして含まれているようにもみえる。
米倉がもはや同ドラマには欠かせない名物となっている“メロン”を、共演者やスタッフら全員に粋に振る舞った点からは、同作に対する思い入れが伝わってくるほか、高視聴率を支えてくれる現場に感謝の意を表すとともに、士気を高めることで今後もより良い作品づくりを続けていきたいとの熱意を共有し、一致団結を図ろうとしているフシもうかがえる。
このままシリーズ化が続くようであればマンネリ化との戦いも避けて通れないはずだが、“失敗”を恐れずさらなる名作へと進化を続けてほしいものです。
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