ドラマ「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)で主演を務める俳優・田中圭(33)の見事に鍛え上げられた“背筋ショット”を、同ドラマの2018年5月13日付の公式インスタグラムが公開している。
ネット上では「カッコよすぎ」「キレキレ」「惚れずにはいられない」などと、絶賛の声が挙がっている。
ガッチリとした肩から背中、腰にかけて撮影された大胆な“背中ショット”で、盛り上がった肩甲骨やその周囲を包み込む筋肉などから並々ならぬトレーニングをしてきたことがうかがえる。
バッグハグシーンの本番前の一枚のようだが、「横揺れダンス」をしていたそうで、リラックスした様子も伝わってくる。
インスタグラムでは「その背筋憧れ」「可愛い顔とのギャップ!」「後ろ姿までイケメン」「気になる、横揺れダンス」などと、絶賛の声やほっこりした声が出ていた。
そんな田中の主演ドラマ「おっさんずラブ」(テレビ朝日系、2018年4月期)は、モテる気配のない33歳のおっさんが突然“モテ期”を迎えたが、告白された相手が“おっさん上司”や“イケメン後輩”だったという異色のラブコメディーになっている。
田中圭(33)が「天空不動産」の営業部員で、モテないダメ男の主人公・春田創一を、林遣都(27)が春田(田中)の誘いでルームシェアしている営業部員の後輩・牧凌太を、吉田鋼太郎(59)が「天空不動産」の営業部長で春田(田中)のことを“はるたん”と呼び思いを寄せる黒澤武蔵を、内田理央(26)が「居酒屋わんだほう」の看板娘で、春田(田中)の幼馴染み・荒井ちずを、金子大地(21)が「天空不動産」の営業部の新人・栗林歌麻呂を、伊藤修子(41)が「天空不動産」の営業部員で、鋭い人間観察力を持つ瀬川舞香を、児嶋一哉(45)が「居酒屋わんだほう」の店主で、ちず(内田)の兄・荒井鉄平を、眞島秀和(41)が「天空不動産」の営業主任・武川政宗を、大塚寧々(49)が武蔵(吉田)の妻・黒澤蝶子を、それぞれ演じている(情報元:番組公式サイト)。
同性愛というデリケートな題材にもかかわらず、重すぎるでもなく、かと言って茶化すわけでもない絶妙なタッチで描かれており、テンポの良い脚本もさることながら俳優陣の熱演ぶりに引き込まれる。
春田(田中)は営業成績は奮わなくても思いやりのある誠実な人物であることが表情豊かな演技から伝わってきますし、同性から本気で好意を寄せられるという一生に一度あるかないかの出来事に直面し、ひたすらドギマギする慌てふためき方がわざとらしくない。
牧(林)はクールさの中に熱い部分がしっかりとあり、仕事や家事はテキパキとこなす器用さを持ち合わせながら、近くにいる春田(田中)との恋だけはうまくいかないもどかしさをイライラとした様子からにじませ続けている。
武蔵(吉田)は春田(田中)へのストレートな思いをオーバーすぎる演技で表現しているが、それが滑稽さを通り越して真剣さとして伝わってくるから不思議ですし、上司としての自分を見失っていないところに成熟した人間性も感じさせる。
ちず(内田)はサバサバとした演技から春田(田中)の幼馴染みであることが一目瞭然ですし、蝶子(大塚)は夫・武蔵(吉田)のカミングアウトに動揺して取り乱すものの、アレコレ動く姿がなんだか可愛い。
魅力的な登場人物たちばかりで、なぜか全員に共感できてしまうような不思議さがありますし、全体を通して深夜ドラマらしいドキッとするようなボディータッチも随所に登場するが、コメディーの枠を飛び出してしまうほどどぎついものでもない。
チャレンジングな内容で一歩間違えば迷走しそうなドラマだが、ここまでは脚本や演出、登場人物のキャラクターなどがピッタリとはまっている印象を受ける。
最終的にどのような着地をみせるのか、興味深く拝見したいと思う。
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