女優・吉田羊が2016年3月10日付のブログで、ドラマ「ナオミとカナコ」(フジテレビ系)で共演中の俳優・高畑淳子(61)とのツーショット写真を披露している。
ネット上では「まってました!永久保存版ですね」「二人とも大好きっ」「迫力ありすぎ(笑)」などと、絶賛の声が挙がっている。
それぞれの役柄に合わせた衣装に身を包み、大手不動産会社の課長・服部陽子役らしい知的でクールな微笑みをたたえる吉田と、やり手の中国人社長・李朱美役らしいニンマリとした笑顔(この目は高畑さんにしか出せないかも)と、指を広げない独特のピースサインを作る高畑が顔を寄せ合う“アケミとヨウコ・ツーショット”。
お二人の強烈な目力も印象的で、それぞれがまるで役柄を演じ切っている様子を切り取ったかのようにさえ見える、含みを持たせた対照的な笑顔も面白い一枚。
吉田は「高畑さん演じる朱美さんが面白すぎて、それを至近距離で見ながら笑っちゃいけないって、もはや、苦行。笑」と、高畑を絶賛していた。
コメント欄では「毎回ハラハラドキドキ!」「至近距離での朱美さんは危険すぎる」「確かに真正面で「…ノコトデスね~」はきつい」「陽子さんの恐怖は病みつき」などと、絶賛の声が出ていた。
ちなみ高畑も2016年2月18日付のブログで「最終回に向け、働きますよ~~~ ん?敵か味方?か?」のコメントとともに、同ドラマ「ナオミとカナコ」で演じている謎の中国人社長・李朱美役のメイクを施した“ドアップ・ショット”を披露していた。
この時も、ネット上では「存在感ありすぎ」「淳子さんのあのなんとも言えない演技が・・言葉が無くてもスゴイ!!」「李朱美さん見たさにドラマにはまってます」などと、絶賛の声が出ていた。
そんな2人が共演するドラマ「ナオミとカナコ」は、直木賞作家・奥田英朗(56、受賞作は2004年の「空中ブランコ」であり、同作ではない)原作のサスペンスで、1990年代にアイドル歌手として大ブレイクした広末涼子(35)と内田有紀(40)の“Wヒロイン”が夢の共演(初共演)を果たしており、この2人の演技も元アイドルらしからぬ熱演にみえる。
脇を固める高畑淳子(61)、吉田羊、佐藤隆太(36)らの好演も光っているほか、テンポの良い展開も目立ち、平均視聴率が低空飛行を続けているのが不思議なくらいの力作だと思う。
すでにストーリーは佳境に入っており、最終話(2016年3月17日放送予定。一部地域を除く)を残すのみとなっているが、広末と内田が起こした事件の真相をめぐるキーマンとなっているのが、高畑演じる謎の中国人社長・李朱美と、吉田演じる大手不動産会社の課長・服部陽子である。
高畑は中国人女性・朱美を演じるにあたり、「実際に中国の方にセリフを読んでいただいたテープを参考に」(情報元:「ナオミとカナコ」公式ホームページ)中国語なまりのある日本語のセリフを、時にドキッとするような表情で、時にあっけらかんとした仕草で発音しており、息が詰まりそうなシリアスなストーリーにおいてホッとさせてくれるような絶妙な味わいを与えている。
一方、吉田は鋭い洞察力で事件の真相に迫る優秀なキャリアウーマン・陽子役をこれまた、広末や内田の心を見透かしているかのような迫力のある目力や突き刺さるようなセリフ回しでスリリングに演じており、ドラマをより一層シリアスなものに仕立て上げている。
そんな高畑淳子は現在、大河ドラマ「真田丸」(NHK、薫役)にも出演中のほか、今後もスペシャルドラマ「ぼくのいのち」(日本テレビ系、2016年3月23日)、スペシャルドラマ「かげろう絵図」(フジテレビ系、2016年4月8日。松本清張スペシャル)、映画「スキャナー 記憶のカケラをよむ男」(2016年4月29日公開予定)、主演舞台「雪まろげ」(2016年9月24~25日:東京・シアター1010(北千住)、9月28日~10月19日:東京・シアタークリエ(日比谷))への出演が控えるなど引っ張りだこの状態となっている。
さらにトーク番組「スタジオパークからこんにちは」(NHK、生放送)では月曜MCを務めているほか、クイズ番組やバラエティ番組などにも不定期出演するなどジャンルを問わず幅広いフィールドでの活躍が光っている。
吉田羊も今後、大河ドラマ「真田丸」(NHK、稲役)をはじめ、主演映画「嫌な女」(2016年6月25日公開予定、監督・黒木瞳)、映画「グッドモーニングショー」(2016年10月公開予定)、映画「SCOOP!」(2016年秋公開予定)、映画「ボクの妻と結婚してください。」(2016年11月公開予定)への出演を控えており、演技派女優としてますますの快進撃が続きそう。
近年はCM数も急増しており、2015年12月10日に発表された「2015タレントCM起用社数ランキング」(ニホンモニター調べ)の女性部門では、9社起用と上位に入ったことからもそのブレイクぶりを裏付ける(1位は上戸彩の13社)。
ドラマ「ナオミとカナコ」の最終話がどのような結末を迎えるのか楽しみにするとともに、スピンオフ作品として「アケミとヨウコ」が制作されることにもちょっぴり期待を寄せてみたい。
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