広島出身のアーティスト・吉川晃司(47)が、2013年8月6日に行われたプロ野球「広島×阪神」戦(マツダスタジアム)で始球式を行い、球速111km/hの直球でスタンドを沸かせた。
ツイッターでは「かっこよすぎるwww」「速いし、とても味のあるフォーム」「長身とガッチリしたボディと堂々たる佇まいで選手と全然変わらないわー」などと、絶賛の声が挙がっている。
トルネード気味に体をややひねりながら外角に投げ込んだストレートの球速は、なんと111キロ(km/h)。
ガッシリとした体格もさることながら、47歳とは思えない躍動感だ。
ちなみに高校時代には水球をやっており、(水球のボールでは)120キロくらい出たのだとか。
始球式までは6か月ほど練習し、下半身を使うピッチングフォームにすることで105~110キロくらい出るようになったようだ。
まさに、この日のためにきっちりと準備をしての“一球入魂”だった。
ツイッターでは「すげーな!ほぼ同い年」「カープ愛・広島愛が伝わる吉川アニキの見事なピッチング!!」「さすがは元水球オリンピック候補。イマジンも良かった」「こういう試合でカープが勝って良かった」などと、絶賛の声が出ていた。
ちなみにこの日は「原爆の日」で、野球を通じて平和と核廃絶を訴える「ピースナイター」だった。
トランペットや太鼓など鳴り物入り応援は自粛され、半旗を掲げる中でのゲームだった(情報元:スポーツニッポン。試合は広島が1-0でサヨナラ勝ち)。
吉川は5回終了時にも登場し、ジョン・レノンの名曲「イマジン」の和訳バージョンを熱唱した。
歌詞は表示されていないが、聞き取ってみると、おおよそ以下のようになる(あくまでも管理人による聞き取りのため、誤訳はご容赦ください)。
天国はない ただ空があるだけ
故郷もない ただ地球があるだけ
みんながそう思えば簡単なこと さぁ
放射能はいらない? もう被曝もいらない
偉い人も 貧しい人も
みんなが同じならば 簡単なこと
夢かもしれない でもその夢を見ているのは
一人だけじゃない 世界中にいるのさ
吉川は自身も被爆二世として知られており、平和と核廃絶に対する思いは人一倍強いはず。
原曲の「イマジン」をある程度、直訳すれば「放射能はいらない」や「被爆もいらない」という言葉は出てこないですし、ひょっとすると吉川がこの日のために自身の解釈で訳してきた詩なのかも(実際にはわかりません)。
そんな吉川は現在、大河ドラマ「八重の桜」(NHK)で西郷隆盛を演じるなど、ロックミュージシャンとしてだけでなく俳優としての顔も持ち合わせる。
今後も「広島出身としてやれること」を様々な経験を生かしながら、やっていかれることだろう。
年齢を重ねたことで、活動の内容にも少しずつ変化が出てきそう。
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コメント
横浜の三浦大輔に教わったんだってね
スピード重視なら120kmは出るみたいだ
今回はコントロール重視にしたようです