ゴルフの祭典「マスターズ」に5年連続の参戦が決まった石川遼(21)だが、2012年に続き3度目となる「特別招待」での出場に対し、国内外で疑問の声が飛び交っているという。
「特別招待」は一生に一度あるかないかという特例のようだが、石川はなぜこの枠から3度目の出場を果たすことができたのだろうか…?
(以下引用)
「77年を誇る歴史の中、例外の『特別招待』は『一生に一度』とも言われ続けてきました。にもかかわらず、わずか5年で3回目という特別扱いぶりに、米国のジャーナリストの間では、『優勝しなくても生涯出場権を得る最初のプレイヤー』と皮肉たっぷりにささやかれるほどでした」
(引用元:アサヒ芸能)
4月11日に開幕する「マスターズ・トーナメント」(米オーガスタ・ナショナルGC)に、石川が特別招待選手として出場することが1月11日に決まった。
これで5年連続5度目の出場となるが、2009年と2012年に続き3度目の「特別招待」となった。
マスターズの出場資格には「前年の世界ランキング50位以内」や「前年の米ツアー賞金ランキング30位以内」などがあるが、現在の石川はこれらの条件を満たしていないようだ。
だがマスターズには、マスターズ委員会がゴルフの振興や普及といったゴルフ界にとって意味のある選手と認めれば出場できるという特別な出場枠(特別招待)があるそうで(情報元:日経トレンディネット)、今年は石川とタイのタワン・ウィラチャンが同枠での出場を認められた。
(※ネットの声は)
だが「特別招待」枠は、77年の歴史を誇るマスターズおいて「一生に一度」と言われるほど名誉な出場枠だという。
にもかかわらず、石川は過去5年で3度も同枠から出場することになる。
“えこひいき”とも取られかねない石川への優遇ぶりだが、いったいどんな裏事情があるのだろうか…?
(以下引用)
「誰もが〝やっぱり〟という思いでした。昨年12月17日の最終世界ランキング発表で、出場権ラインに届かない75位。その時点で、推定『5年で10億円』という放映権料を支払っているTBSの担当者たちが少しも動揺していない姿を見て、この状況は予想できました」
(引用元:アサヒ芸能。広告代理店関係者の話)
「特別招待」での出場が決まった石川だが、厳密にはまだ自力で出場資格を得るチャンスがある。
それが「マスターズの前週に発表される世界ランキングで50位以内」や、「(マスターズまでに)米ツアーで初優勝」することらしいが、現状ではそれらをクリアするのは極めて厳しい模様。
よって今年の石川がマスターズに出場するには、やはり「特別招待」枠に選ばれるくらいしか可能性がなかったわけだが、3度目ともなれば普通はありえない話。
だがいざ石川が特別招待で選ばれると、周囲の反応は「やっぱり(選ばれたのか)」と予想通りのものだったようだ。
なぜ周囲は、ありえないはずの石川の特別招待を予想できたのだろうか…?
(以下引用)
「この不況下に4日間開催とはいえ、TBSは一大会に2億円の放映権料を払っていることになる。遼クンの出場しだいで視聴率も大きく変わるわけですから、TBSは何としても遼クンを出場させたいはずですよ」
マスターズに対して海外メディアとして、最大級の発言力を持つと言われているTBS。過去にもマスターズ側の配慮ぶりが常に見え隠れしていたという。民放関係者が話す。
「例えば、遼クンが初出場した09年の初日、遼クンの前の組にタイガー・ウッズ。翌年は池田勇太の次の組にウッズでした。それもウッズは2年続けて31組目。TBSの放送時間帯にウッズと日本のスター選手を同時に見せるためとしか思えません」
(引用元:アサヒ芸能)
毎年マスターズを中継するTBSは、その放映権料として5年10億円と言われる大金をマスターズの運営側に払っているらしい。
不況が続く昨今ともなれば、マスターズ側にとってはこの上ない資金源のはずで、TBSとは蜜月関係の可能性もある。
TBSは大金を積んだことで日本で独占中継できるが、肝心の視聴率が期待できなければ番組の間に流すCM枠をスポンサー(企業)に買ってもらえず、利益を上げることができない。
ましてや夜中から朝にかけての放送のため、より強く惹き付ける材料がないとますますCMを流そうと考える企業は少ないはず。
そこで人気度ピカイチの石川がマスターズに出場することになれば、高視聴率の獲得が期待できますし、こうした事情を踏まえてTBSがマスターズ側に石川の出場を猛プッシュした可能性もある。
石川はANAやコカコーラなど数社とスポンサー契約を結んでいますし、石川が出場すればこれらの企業がテレビ中継の間のCM枠を買ってくれる可能性も高くなりそう。
また日本の視聴者は、タイガー・ウッズのプレーにも敏感なようだ。
マスターズ側もそんな事情を察知してか、2009年に石川とウッズが近い組だったり、2010年には池田とウッズが近い組でプレーしたのだとか(回る組が近いと、プレーする時間帯もほぼ同じになるので、同時にテレビに写りやすいのでしょう)。
こうした配慮(?)もマスターズとTBSの蜜月関係が成せる業だとすれば、今回の石川の特別招待もなんとなく想像できてしまう話。
実績が買われたわけではないのに選ばれた石川からすれば不本意でしょうし、本番では結果を出して見返したいところ。
何でも利用する大人が悪いのだが、ここでズルズルと予選で敗退してしまうようなら石川の居場所もますます狭くなってしまいそうなだけに、プロの意地をみせてほしいものですが。
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