TBSの朝の情報番組「朝ズバッ!」が2014年3月末で終了し、4月から新MCに夏目三久(29)と教育学者・齋藤孝(53)を迎えた新情報番組「あさチャン!」がスタートする。
みのもんた(69)の降板劇でスキャンダラスなイメージがついてしまった同枠だけに、夏目と齋藤にかかる期待は大きそうだが、TBS・安住紳一郎アナ(40)はこの起用に不満を抱いているようで…?
「朝ズバッ!」(TBS系)といえば、もともとは「みのもんたの朝ズバッ!」の番組名でみのが司会を務めていたが、2013年9月11日にみのの次男・御法川雄斗氏が窃盗未遂容疑で逮捕されたことをきっかけに、みのが同年9月16日放送分から出演を自粛し(「みのもんたのサタデーずばッと」も同様に出演自粛)、10月25日放送分ではみのの降板が発表された。
そして、2013年11月4日からは番組名も「朝ズバッ!」に変更され、メインキャスターもTBS・井上貴博アナ(29)が務める新体制へとリニューアルされた。
その後も、日替りで「きょうのアンカー」を迎えるなどリニューアルを繰り返してきたが、すでに2014年3月いっぱいでの番組終了が決まっている。
心機一転を図りたいTBSは4月から新情報番組「あさチャン!」(月~金曜、5:30~8:00)をスタートさせる予定で、メインキャスターには夏目三久と教育学者・齋藤孝に白羽の矢が立った。
ちなみに「チャン」には「朝に“チャンス”到来」、「“チャンと”情報をお伝えする」、「朝はこの“チャンネル”で」という意味が込められているとか(情報元:TBSホームページ)。
(※結局、後継者はどちらでもなかったようで)
そんなわけで夏目と齋藤には、約9年間続いてきた“みのもんたの朝番組”の良い意味でのイメージ払拭が期待されそうだが、この2人の起用に難色を示している人物がいるという。
それがTBS・安住紳一郎アナのようで…?
(以下引用)
「『なんで〝外〟が二人なんだ。だからみんな辞めていくんだ』と苦々しく言っていたようです。特に彼は女性キャスターの方が気になるようで」(TBS関係者)
(引用元:週刊文春)
夏目は元日本テレビ・アナウンサーだが、現在はフリーアナやタレントとしてトークバラエティ番組「マツコ&有吉の怒り新党」(テレビ朝日系)や、報道番組「真相報道 バンキシャ!」(日本テレビ系)、トークバラエティ番組「夏目と右腕」(テレビ朝日系)などで活躍している。
夏目が日テレ退社後も順調に活躍できるのは、現在の所属事務所・田辺エージェンシー(タモリや堺雅人らも所属)の後ろ盾があるからこそと考えられるが、彼女自身のタレントイメージ(好感度)が高いことも理由の一つと推察される。
(※夏目アナが所属するのは、タモリもいる老舗事務所)
そんな夏目が今回「あさチャン!」に起用されたのも、ザックリ言えば彼女が数字を持っており、朝のイメージにも合いそうだからだと思われる。
だがTBSにおいて“数字を持っている男・安住アナ”からすれば、“外部”のアナウンサーである夏目に頼るのは納得がいかないようだ。
一方で“外部”といえば、齋藤孝氏も明治大学文学部教授(東京大学法学部卒業)であるほか、著書「声に出して読みたい日本語」が250万部のベストセラーになったことでも知られる教育学者で、TBS関係者というわけではない。
だが、齋藤氏は安住アナにとって縁のある人物のようで…?
(以下引用)
「夏目の相方となる齋藤さんは現在、『情報7daysニュースキャスター』(TBS系)でコメンテーターをしていて、その人柄が買われたのですが、この番組のキャスターが安住アナ。
実は、安住は明治大学に在学中は齋藤ゼミの学生だったのです。ここ最近も身の振り方についてなどを齋藤さんに相談していたそうですよ。番組が終わった打ち上げのあと、さらに二人で〝反省会〟に連れ立つことも多いといいます。まさに師弟関係」(同前)
(引用元:週刊文春)
齋藤氏は安住アナにとって現在の仕事仲間であり、大学時代の師匠でもある特別な存在のようだ。
そんなわけで安住アナは“TBSの朝の顔”に起用される“外部”の二人のうち、どちらかといえば夏目アナの起用に疑問を持っていることがうかがえる。
安住アナにとって、いったい何がそんなに気に食わないのだろうか…?
(以下引用)
「まずひとつは、なぜ局アナを使わないのかということ。局アナならかからないギャラが、フリーを迎えればひとり一本につき数十万はかかる。それに彼は正直なところ『もしかしたら自分が』と思っていたフシがある。齋藤さんとの関係もありますからね。
安住は、これだけ売れていて独立の誘いも多い。フリーになれば年収は軽く億を超えるのはわかっているのに、『育ててもらったのだからもう少し』とここ数年来局の顔を務めている。彼は性格はドライだけど、『忠誠心を見せている局アナにもうちょっといい目を見させてくれ』と思ってますよ」(前出・TBS関係者)
(引用元:週刊文春)
昨今のテレビ不況を考えれば番組の制作費を抑えるという観点から、コストのかからない局アナ(TBSの女子アナ)を使う選択肢もあったはず。
だが現在のTBSにおいて“朝の顔”を任せられるだけの実績、人気を兼ね備えた女子アナはそれほど多くはないということなのか、見送りとなった。
ということであれば、“数字を持っている男”安住アナ自身が新しい“朝の顔”として登板することも十分に考えられたが、そのような話にまとまることもなかった。
安住アナは現在アナウンス部の次長だそうで、管理職の立場からも外部のタレントに頼る体質を危惧しているのかも。
安住アナがさらに偉い立場になれば、しっかりと局アナを育て、タレントに頼らなくても数字が取れる仕組みを作り上げてくれるはずだ。
TBSは17年半にも渡って続いてきた長寿番組「はなまるマーケット」も3月いっぱいで終了させ、4月から生活情報ワイド番組「いっぷく!」(月~金曜、8:00~9:55、メインMC:国分太一、アシスタント:枡田絵理奈アナ)をスタートさせる予定でもある。
「あさチャン!」→「いっぷく!」とつながるTBS朝の新方程式で、巻き返しとなるのか注目したいと思う。
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