嵐が2013年9月に国立競技場で開催したライブ「アラフェス2013」の模様を収めたDVD&Blu-Ray「ARASHI アラフェス’13 NATIONAL STADIUM 2013」が、2014年5月21日にリリースされた。
今回の映像作品は全編字幕付きの仕様になっており、ファンの間では「ろう者の方への配慮では?」などと称賛の声が続出しているようで…?
「アラフェス」といえば、嵐が2008年から2013年まで東京・国立競技場で行ってきた夏の風物詩的なライブとして知られている(厳密に「アラフェス」と銘打ったのは2012年から)。
だが国立競技場は2020年の東京五輪に備え、2014年7月から大規模な改修工事に入る予定のため、現在の国立で行われる「アラフェス」は2013年分がラストだった。
それだけに昨年の「アラフェス」(2013年9月21~22日)はチケットも争奪戦となり、オークションなどではチケットの転売も横行したため、ジャニーズ事務所が転売目的での出品者が判明した場合は“当選無効”とし、再抽選を行う異例の措置を取ったほど。
そんな熱狂の渦に包まれた2013年の「アラフェス」の最終日(9月22日)の公演を収録したDVD&Blu-rayが、2014年5月21日に満を持してリリースされた。
これまでの嵐のライブ映像はDVDの発売のみだったが、今回はBlu-rayもリリースされており、より高画質で楽しめるという選択肢も広がった。
そして今回のDVD&Blu-rayには、アーティストのライブ映像としては異例の機能も備わっているようで…?
(以下引用)
今回のDVD&&Blu-Rayの大きな特徴は、字幕スーパーをONにすると、流れている曲の歌詞やMCのトーク内容も表示されること。過去には、楽曲の歌詞が表示される機能こそついていたものの、MCまで完全に字幕表示されるのは初のこと。
(引用元:サイゾーウーマン)
今回のDVD&Blu-rayには“字幕表示機能”が付いているとか。
それも歌詞だけでなく、MCのトーク内容まで字幕表示されるというから、何とも親切な機能だ。
確かに屋外のライブであれば音や声が聞き取りにくいことはあるかもしれないが、よほど滑舌の悪いメンバーがいない限り、MCにまで字幕をつけるという発想は、仮に思いついてもコスト面などを考慮すれば実現しづらい機能だったかも(一部ならまだしも)。
だが聴覚が不自由なファンがいたとしたら、非常にありがたい機能だといえる。
歌だけでなくトークの内容まで把握できれば、ライブ映像を数倍にも増して楽しむことが可能になるはずだ。
おそらく制作サイドは、そうしたファンがいることも考慮して字幕機能を付けたのでは。
(※こんな感じらしいです)
あくまでもどのような経緯で同機能が盛り込まれたのかは想像の域を出ないが、振り返れば昨年放送された「24時間テレビ」(日本テレビ系)で、松本潤とろう者のファンが交流したことがきっかけだった可能性もあるようで…?
(以下引用)
「昨年の『24時間テレビ 愛は地球を救う』(日本テレビ系)で、メンバーの松本潤君が、ろう学校の生徒さんとタップダンスを踊るという企画がありました。ファンの間では、今回の字幕機能はその子どもたちや、ろう者のファンの方のためなのではないかといわれているんです。
実際、耳に障がいを持つ人からの、『字幕のお陰でライブの一体感を感じられた』『嵐の発言や言葉が全て聞こえてきた』という感激の声がネットに上がっています。(後略)」(同)
(引用元:サイゾーウーマン)
仮に松潤とろう者の昨年の交流がきっかけで今回の字幕機能が備わったのだとすれば、それは彼の提案だった可能性もある。
いずれにしても制作サイドが、どのようなファンであろうと一人一人を大切にしようという思いが伝わってくる。
また見方を変えれば、外国人がこのDVDを見ながら日本語の勉強をすることもできるかもしれないですし、言葉の読み書きがまだ十分にできない小さな子どもや、耳の遠くなったおじいちゃんやおばあちゃんまで楽しみことができる可能性も秘めている。
これを機に、“字幕表示機能”がライブDVD&Blu-rayのスタンダードになれば、より多くのファンに楽しんでもらえることは間違いないと思いますし、ぜひ今後もこうした取り組みを続けてほしいと願う。
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