俳優・阿部寛(48)が、情報誌「日経エンタテインメント!」(2012年6月号)が発表したタレントパワーランキングで男優部門の1位に輝いた。
モデル出身の阿部が俳優デビューから25年で見事“国民的俳優”へと上りつめたといえそうだが、その苦難の道のりとは…?
(以下引用)
1987年、映画『はいからさんが通る』で、デビューを果たした阿部を待ち受けていたのは、“モデル上がりという差別”だった。阿部はあるインタビューで、当時をこう振り返っている。
<あの頃は今と違って、モデルから俳優になる例はあまりなかったようです。そこに、雑誌で名前ばかり売れたオレが現れた。芸能界にとってはハヤリものですよね。(中略)でも、役柄といえば、典型的な二枚目ばかりで、役の幅がまったく広がっていかなくて、悩みました>
モデル時代の武器だった189cmという身長もコンプレックスになっていったという。
「相手役の女性との身長差から、役を降ろされることも少なくなかったようです」(芸能関係者)
こうして次第に仕事が少なくなっていった阿部は、今の人気からは想像もできないが3年間ほど、パチンコで生計を立てていたという。
(引用元:NEWSポストセブン)
毎年恒例となっている「日経エンタテインメント!」のタレントパワーランキングは、タレントの認知度だけでなく、関心度も加味されているので、この順位が高いほど人を引きつけるパワーが高いタレントといえる。
その2012年度の総合順位で阿部寛は7位だったが、男優部門では見事1位となった(ちなみに総合1位は嵐、2位はサザンオールスターズ、3位は松嶋菜々子)。
これは、ドラマや映画に出ていれば最も見たいと思わせる男優であることを意味するのであろうし、まさに“国民的俳優”といっても過言ではない。
そんな阿部は中央大学理工学部電気工学科卒業で、ファッション誌「ノンノ」や「メンズノンノ」のモデル出身という異色の経歴の持ち主。
当時、モデル上がりの俳優は珍しかったようで、二枚目役ばかり依頼されたり、身長が高すぎてキャスティングの段階で敬遠されたりするなど、なかなか思うように活動できなかったとか。
結局、不遇時代には3年間ほどパチンコで生計を立てていたほどだったらしいが、さらに追い打ちをかけるように“ある番組”に取り上げられてしまったそうで…?
(以下引用)
そんな阿部だったが、バラエティー番組『あの人は今!?』(日本テレビ系)に取り上げられたことで、一念発起し再び役者への道へと舞い戻る。
「尊敬する高倉健さんが出演するドラマに自ら“名前の付かない役でもいいから出してほしい”と願い出て、演技の勉強をしたこともあったそうです」(前出・芸能関係者)
(引用元:NEWSポストセブン)
「あの人は今!?」(日本テレビ系、スペシャルバラエティ番組)といえばかつて一世を風靡した有名人を捜索し、追跡する番組だ。
華麗なる転身を遂げている場合はまだしも、取り上げられれば“過去の人”や“一発屋”のレッテルを張られるようなものかもしれないですし、タレントからすればシビアな番組といえる。
阿部は2005年頃の「夕刊フジ」のインタビューでも、俳優駆け出しの頃について「映画に出て少し人気が出て、周りには“3年はいけても後がツライ”と忠告されたけど、イケ!と思った。ところが3年もたたず、週刊誌から「あの人は今」みたいな企画に写真を貸せ、と。それで目が覚めました」と語っている(情報元:ZAKZAK)。
阿部が実際に「あの人は今」の番組内で取り上げられたのかは不明だが、少なくとも企画の段階では調査対象に名前が挙がったのかも。
それ以来一念発起し、今の俳優人生があるようだ。
そんな阿部は今年「テルマエ・ロマエ」など3本の映画に出演したほか(今後公開を含む)、「シンベリン」(蜷川幸雄演出。4月2日~5月8日=埼玉、福岡、大阪。5月29日~6月2日=ロンドン)では海外舞台デビューも果たした。
また現在は連続ドラマ「ゴーイング マイ ホーム」(フジテレビ系)で主演を務めるなど、まさしく引っ張りだこの状態。
同ドラマでは、「ロングバケーション」以来約16年ぶりの連続ドラマ出演となる山口智子や、「しあわせのシッポ」以来約10年ぶりとなる民放ドラマ出演となる宮﨑あおいとの共演も話題になっている。
初回視聴率は13.0%と思ったほど伸びなかった印象だが、“国民的俳優”の主演ドラマが今後どんな展開を見せるのか注目していきたいと思う。
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コメント
お前らこんなレベルの低い釣りに戻ったってことでおk?