女優・吉田羊がプライベートでの暮らしぶりにおいて心がけていることについて、2016年11月7日発売のファッション&生活情報誌「LEE」(2016年12月号)のインタビューで答えている。
今の吉田にとって“衣・食・住”の中で一番大切にしていることは、“住”のようで…?
吉田羊といえばデビュー当時は舞台を中心に活動していたが、昨今はドラマや映画などの映像作品にも引っ張りだこの状態となっている。
2016年もドラマ「ナオミとカナコ」(フジテレビ系、2016年1月期)や主演映画「嫌な女」(2016年6月25日公開、監督・黒木瞳、木村佳乃とのW主演)に出演し、現在は映画「SCOOP!」(2016年10月1日公開)や映画「グッドモーニングショー」(2016年10月8日公開)、映画「ボクの妻と結婚してください。」(2016年11月5日公開)が立て続けに公開になっているほか、主演ドラマ「メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断」(フジテレビ系、2016年10月期)や主演ドラマ「コールドケース~真実の扉~」(WOWOW、2016年10月22日~、全10話)、大河ドラマ「真田丸」(NHK、稲役)にも出演中となっている。さらに今後も舞台「エノケソ一代記」(2016年11月27日~12月26日:東京・世田谷パブリックシアター)への出演を控えているというから、まさに引く手あまたの状態といえる。
さらに吉田は今年4月からコントバラエティ番組「LIFE!~人生に捧げるコント~」(NHK、第4シリーズ)で新レギュラーを務めるなど新風を吹かせているほか、近年はCM数も急増しており「2016上半期タレントCM起用社数ランキング」(ニホンモニター調べ、2016年7月7日発表)では11社起用と急増していることからもその好感度の高さを裏付ける(1位はマツコ・デラックス、相葉雅紀の12社)。
そんな多忙すぎる吉田に、今「衣・食・住」の中で最も大事なのはどれかと問えば、どんな答えが返ってくるのだろうか。
吉田は現在発売中の「LEE」のインタビューの中で、以前はアクティブで外でインプットすることを原動力にしていたが、最近は家が好きで“住”が大事であると答えている。
彼女は現在、目が回るほどの忙しさのはずですし、帰ってきて落ち着けたり居心地の良い場所を欲しているのだろう。
そんな吉田の自宅のインテリアは、どんな感じなのだろうか…?
(以下引用)
「アイボリーの大きすぎないソファがあり、そこが心地よさの中心地です。手の届く範囲に、リモコンとおやつを置いて、休みの日はうっかりすると一日中そのソファの上で過ごしてしまうこともあります。
家具はヨーロピアン・アンティークを集めていまして、アンティークといっても重厚なものではなくて、色は薄いブラウン系。食器棚、シンプルなローテーブル、金縁の装飾が施された鏡など、ひとつずつ集めて、現在はこれ以上は増やしません、という段階です。
私の場合、床に物を置き始めるとみるみる散らかっていく傾向にあるので、床に物を置かないようにしています。あとは、すぐ手に取れる場所にフローリングワイパーを置いておいて、気がついたらそのつどサッと掃除するというのが、快適を保つための自分なりのささやかな工夫です」
(引用元:LEE)
吉田によると「アイボリーの大きすぎないソファ」を拠点に、周囲は「色は薄いブラウン系」のアンティーク家具などでまとめているといい、文脈からはそれらが高価であるかどうかより、居心地の良さ等を考慮に入れた大きさや色にこだわったチョイスであることをうかがわせる。
またアンティークについての「これ以上は増やしません、という段階です」とのコメントからは、アンティークが大好きでついつい気に入った物があれば買ってきてしまいます、的な物欲は感じられず、室内の調和が取れた家具の配置や、好みのバランスを重視していることが伝わり、シンプルで落ち着ける空間を求めているようにも感じられる。
そんな吉田は本来アクティブなようだが、「一日中そのソファの上で過ごしてしまうこともあります」と語るほどリラックスできる空間を求めているのだとすれば、それだけ今の彼女にはほとんど休みがなく、帰った時くらいはゆっくりと疲れを癒してくれる空間が重要だと考えるのもなんとなく想像できる。
そしてその居心地の良い「中心地」(ソファ)でゆったりと過ごすうえで、常備しているのが「フローリングワイパー」だという。
吉田は「床に物を置き始めるとみるみる散らかっていく」と自己分析しており、まず「床に物を置かないようにして」いるという。
これは禁煙したい人がタバコや灰皿などを目の見えるところに置かないようにする心構えと似ており(そうしなくても禁煙できる人はいると思いますが)、行動を妨げるものを取り除く意識付けができている。
そうしたうえで、さらに「すぐ手に取れる場所」に「フローリングワイパー」を置いておけば、ちょっとしたホコリや汚れなどが気になったときにパッと掃除(行動)ができますし、こうしたちょっとした工夫をしておくことで、部屋も綺麗になり、気分も落ち着くという仕組みを作っている。
なんだか普通のOLさんとして働いていても出世できそうな時間や場所の使い方に驚きだが、多忙すぎる日常がこうした発想を生み出したのかも。
そんな吉田にとって、お気に入りの“住空間”に欠かせないのが“花”のようで…?
(以下引用)
「どんなときも花を愛でる心の余裕は持っていたいなと思います。撮影現場でいただいた花束を生けて、その後ドライフラワーにして飾ることもあります。
ダリアや牡丹や芍薬など、花弁の多いものが好きですね。かぐわしく、凛としていながら、花弁の多い重い頭をちょっとかしげているところに謙虚さも感じられて(笑)。私もかくありたい、と思います」
(引用元:LEE)
吉田は、生活を彩る花も大切にしている。
上記の通り、撮影現場などでいただく機会も少なくないのかもしれないが、それを家に持ち帰った後どう扱うのかは人柄が出そうなだけに、彼女の女性らしい一面や頂き物を大切にする顔が垣間見えるエピソードだ。
ちなみに牡丹(ボタン)と芍薬(シャクヤク)はいずれもボタン科で、ダリアはキク科だがボタンに似ていることからテンジクボタンと呼ばれることもある(情報元:ウィキペディア)。
いずれも花弁(花びら)が多い共通点があるほか、可憐で優美であることから、美女を形容する「立てば芍薬、坐れば牡丹、歩く姿は百合の花」という言葉があるほど。
これらの花々は美しさと強さを兼備したイメージもあるだけに、吉田の「かくありたい」という言葉からは、日頃から花の美しさを味わい、そこで得たインスピレーションを大事にしながら前進していることもうかがえる。
吉田はこれまで脇役が多かったが、現在放送中のドラマ「メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断」(フジテレビ系)と、ドラマ「コールドケース~真実の扉~」(WOWOW、全10話)はいずれも主演であり、新鮮な気持ちで臨まれているのかも。
今回の主演作も注目ですし、今後も彼女がこれらで得た経験をどのように生かし、新境地を開いていくのか気になるところ。
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