大河ドラマ「真田丸」(NHK)で俳優・堺雅人(42)が演じる主人公・真田信繁(真田幸村)の兄・真田信幸を演じる俳優・大泉洋(42)と信幸の正室(正妻)・稲を演じる予定の女優・吉田羊が現場を盛り上げているという。
大泉と吉田は撮影中もアドリブ合戦を繰り広げたり、休憩中もスープカレーを中心とした差し入れで現場を温めているようで…?
堺雅人が戦国時代の武将・真田信繁(後の真田幸村)役で主演を務める大河ドラマ「真田丸」(脚本・三谷幸喜)が2016年1月10日にスタートした。
近年不振が続く大河ドラマだが、現時点(3月20日放送の第11話)までの平均視聴率の推移(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は以下の通りとなっている。
- 第01話(01/10)=19.9%
- 第02話(01/17)=20.1%
- 第03話(01/24)=18.3%
- 第04話(01/31)=17.8%
- 第05話(02/07)=19.0%
- 第06話(02/14)=16.9%
- 第07話(02/21)=17.4%
- 第08話(02/28)=17.1%
- 第09話(03/06)=16.6%
- 第10話(03/13)=16.2%
- 第11話(03/20)=15.6%
(情報元:Audience Rating TV)
第1話の平均視聴率は19.9%とまずまずの滑り出しをみせ、第2話で20.1%と大台に乗せたが、その後は右肩下がりで第11話では同作ワーストの15.6%にまで落ち込んでしまった。
だがこれだけを見て単純に不振傾向と決めつけるにはまだ早い、意外な着眼点がある。
大河ドラマは、実は同一話が週に3回放送されている。上記の視聴率は日曜日20時~20時45分にNHK総合で放送されている“通常版”のものだが、他にも日曜日18時~18時45分にNHK BSプレミアムで放送されている“BS版”と、それら放送の6日後の土曜日13時5分~13時50分にNHK総合で放送されている“再放送版”がある。
「真田丸」ファンの間では“通常版”を「本丸」、それより2時間早く観られる“BS版”を「早丸」、“再放送版”を「再丸」などの愛称でそれぞれを呼んでいるようだが(情報元:サンケイスポーツ)、“BS版”である「早丸」の平均視聴率が実は好調だという。
「早丸」は第1話が3.3%だったが、第10話で同作最高の4.7%を記録し、第11話でも4.5%と高水準をキープしており、「3%でいい方」(情報元:まんたんウェブ。NHK関係者の談話)と言われる“BS版”において高視聴率を維持している。
この傾向は「本丸」まで待ちきれず「早丸」を先に観る人が増加しているととらえれば、必ずしも「本丸」の視聴率の低迷が“不振”に直結しているとは限らないといえる。
一方で「本丸」の裏番組には人気番組「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系、日曜19時58分~20時54分)が放送されているため、「早丸」を観た後に「本丸」の時間帯で「イッテQ!」を観る視聴者が存在する可能性もある。
「真田丸」サイドからすれば「早丸」でまずはサッと観てもらい、直後の「本丸」で把握できなかった内容やセリフ等も含めさらに味わっていただき、次回を控えた「再丸」でもう一度おさらいをしてもらう“三度観視聴者”を増やしたいのが本音かもしれないが、現時点での視聴率の推移をみる限りでは、結果的に「本丸」視聴者が「早丸」に流れているだけのようにもみえる。
もちろん現代においては、上記の“リアルタイム派”ではない“録画派”も増加していると思われるので、これらの層も含めれば少なくとも観ている人は数字以上に多いとは思いますが。
そんな今後の展開次第で浮沈が決まりそうな「真田丸」の“信繁青春編”もいよいよ佳境に入ってきたが、その現場の雰囲気はどんな感じなのだろうか。
主演・堺雅人(42)は2016年1月12日発売の「女性自身」に、真田家が拠点にしていた長野県の名産品を大量に差し入れしていたと報じられたほか、堺の妻で女優の菅野美穂(38)も2016年1月29日発売の「フライデー」に、撮影が行われているNHK放送センターにタクシーで乗りつけ、堺の事務所スタッフに夫の着替えなどを届ける様子をキャッチされるなど、夫婦での奮闘ぶりもうかがわせた。
(※三谷さんも助かってる?)
一方、堺雅人演じる主人公・真田信繁の兄・真田信幸を演じている俳優・大泉洋(42)と、今後その信幸(大泉)の正室(正妻)になる稲(小松姫)を演じる女優・吉田羊も、息の合った雰囲気で現場を和ませているようで…?
(以下引用)
「堺さんはおっとりしておとなしいタイプの役者さんのため、現場では物静かですが、大泉さんと吉田さんは常に夫婦漫才状態です。現場でついたあだ名が“洋羊(ようよう)コンビ”。
撮影中のアドリブ合戦は当たり前ですし、休憩中は2人で吉田さんが大好物という納豆を食べていたり、トイレにも一緒に行くほどで文字通り“臭い仲”です(笑)。(後略)」(NHK関係者)
(引用元:東スポ)
吉田と大泉はおそらく初共演と思われるが、クランクイン前の2015年7月10日にNHKで行われた「真田丸」の追加キャスト発表会見では、吉田が「洋&羊コンビで頑張りたい」(情報元:オリコン)と意気込みを語っていた。
さらに吉田は2015年10月11日付のブログで、大泉とともに「真田十万石祭り」に参加したことを報告し、「『ようさーん!』『ようちゃーん!』と声を掛けてくださり、ただ、いかんせんどちらも『よう』なものですから、どっちが呼ばれてるのか分からないねと大泉さんと苦笑い。いずれにしても両方手を振っておけば失礼にならないね、ということで落ち着きました笑」と思わぬ出来事に遭ったことも明かし、下の名前の読みが同じであることも“夫婦役”として距離を詰めることのできた出来事になったのかも(厳密には吉田の本名は羊右子(ようこ)だそうですが。情報元:ウィキペディア)。
そんな2人は現場でも撮影中にアドリブを入れたり、休憩中には吉田の好物である納豆を一緒に食べるなど、役作りも兼ねてなのか、単によほど気が合うのかわからないが、意気投合しているようだ。
また大泉は地元・北海道のスープカレーを差し入れすることが多いようだが、吉田も現在エスビー食品の「ゴールデンカレー」や「プレミアムゴールデンカレー」のCMに出演していることもあってか、現場では大泉とともにスープカレー作りに精を出しているようで…?
(以下引用)
「吉田さんがいろいろな具材を自宅から持ってきて鍋に入れては試食しています。納豆を入れた時もあり、その時はさすがにスタジオににおいが充満して大変なことになっていました。
最近はにおいが気にならないように、控えスペースで試しているそうです」(同)
(引用元:東スポ)
吉田はかなりの納豆好きらしく、スープカレーに納豆のトッピングを試そうとしたようだが、スタジオに納豆の香りが漂ってしまったとか。
実際カレー専門店「カレーハウスCoCo壱番屋」にもメニューの中に“納豆カレー”はありますし、取り入れ方によってはスープカレーにも応用が利きそうではあるが、あきらめず「控えスペース」で試行錯誤を繰り返しているところをみると、どうしても“納豆入りスープカレー”を作りたいのかも。
吉田の努力が実を結んだのかどうかは定かではないが、現場の雰囲気は“洋羊コンビ”のおかげもあり和気あいあいとしているようですし、ドラマの視聴率も回復基調に乗るといいのですが。
吉田がいつ頃から登場するのかは不明だが、その演技ぶりにも注目したいと思う。
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