ジャニーズタレントの多くは、ジャニー喜多川社長の姪である藤島ジュリー景子副社長と、SMAPの育ての親として知られる飯島三智マネージャーがそれぞれ管轄する2つの派閥に分かれているとされる。
同じジャニーズ事務所でありながら双方のタレントの売り出し方には違いがみられるようだが、最近では露骨な対立関係まで取り沙汰される始末。
というのも、2014年7月には異例ともいえるジャニーズ番組の“裏かぶり”が生じることが明らかになったようで…?
ジャニーズ事務所のタレントはおおよそ、藤島ジュリー景子副社長の派閥(嵐、TOKIO、関ジャニ∞、NEWS、KAT-TUN、Hey!Say!JUMPなどを担当)と、飯島三智マネージャーの派閥(SMAP、山下智久、Kis-My-Ft2、Sexy Zone、A.B.C-Z、ジャニーズWESTなどを担当)に二分されているといわれている。
(※簡単に分けるとこんな感じみたいです)
そんな事情もあってか、同じジャニーズ事務所所属でありながら、派閥違いのタレント同士の共演はほとんどみられない。
例えば、昨年2つの放送局で夏の音楽特番が放送されたが、ジュリー派とされる嵐・櫻井翔が総合司会を務めた「音楽のちから」(日本テレビ系、2013年7月6日、12時間の生放送)には嵐、TOKIO、関ジャニ∞、KAT-TUN、NEWS、Hey!Say!JUMPが出演したのに対し、飯島派とされるSMAP・中居正広が総合司会を務めた「音楽の日」(TBS系、2013年6月29日~30日、13時間超の生放送)にはSMAP、山下智久、Kis-My-Ft2、Sexy Zone、A.B.C-Zが出演した。
まるで別の事務所なのではないかと思わせるほど、出演番組も露骨に分けられていることがうかがえる。
また今年、ジャニーズタレントが共演した連ドラについても以下の一例の通り、同じ派閥内の共演に留まっている。
- 「失恋ショコラティエ」(フジテレビ系、2014年1月期):松本潤(嵐)・加藤シゲアキ(NEWS)
- 「Dr.DMAT」(TBS系、2014年1月期):大倉忠義(関ジャニ∞)・高木雄也(Hey!Say!JUMP)
- 「弱くても勝てます ~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~」(日本テレビ系、2014年4月期):二宮和也(嵐)・中島裕翔(Hey!Say!JUMP)
- 「なるようになるさ。シーズン2」(TBS系、2014年4月期):伊野尾慧(Hey!Say!JUMP)、安田章大(関ジャニ∞)
いろいろと大人の事情もありそうだが、今後はさらにジャニーズ内の派閥抗争とも取られかねない事態が勃発しそうなようで…?
(以下引用)
ジュリー管轄である嵐のゲームバラエティ番組『VS嵐』(フジテレビ系)。ゲストチームと嵐がアトラクションで対決する人気番組で、7月10日には関ジャニ∞をゲストに午後7時から2時間スペシャルを放送する。
しかし、同日の午後7時58分からは飯島管轄であるKis-My-Ft2・玉森裕太主演のドラマ『信長のシェフ』(テレビ朝日系)が2時間スペシャルで放送されることが判明し、自社タレント番組の“裏かぶり”が明らかになったのだ。
(引用元:サイゾーウーマン)
嵐の冠番組「VS嵐」(フジテレビ系)と、Kis-My-Ft2・玉森裕太の主演ドラマ「信長のシェフ」(テレビ朝日系)の7月10日の放送時間が“裏かぶり”するのだという。
嵐(ジュリー派)とKis-My-Ft2(飯島派)は派閥が異なるとされるため、見方によっては派閥同士で視聴率の取り合いをしているようにも取れる。
もちろん「VS嵐」は通常19:00~19:57の放送で(7/10のみ19:00~20:57(推定))、「信長のシェフ」も通常は19:58~20:54(7/10のみ19:58~21:54(推定))なので、かぶりが生じるのは7月10日のみの話ではある。
だがジャニーズはこれまで“裏かぶり”をタブー視してきたフシもあるだけに、7月クールの出だしで弾みをつけたい両者とはいえ異例の事態といえる。
ファンもこの事態には「嵐をキスマイで潰そうってこと?」「いつまでこの状態続くの?」(情報元:サイゾーウーマン)などと困惑気味のようだが、近年ではこうしたジャニーズ同士の“裏かぶり”が生じるケースも全くないわけではない。
2014年3月16日にはSMAP・木村拓哉主演のスペシャルドラマ「宮本武蔵」(テレビ朝日系、3/15~16の二夜連続、3/16は21:00~23:24)と、TOKIOの冠番組「ザ!鉄腕!DASH!!3時間スペシャル」(日本テレビ系、3/16は19:00~21:54)が“裏かぶり”した。
こちらも両者とも特番だったため、この日のみの“裏かぶり”ではあったが、平均視聴率は「宮本武蔵」が12.6%、「ザ!鉄腕!DASH!!」が21.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)とジュリー派のTOKIOの番組に軍配が上がる形となった。
(※TOKIO>キムタクが数字で如実に)
さらに最近では、V6・井ノ原快彦がMCを務める朝の情報番組「あさイチ」(NHK、平日8:15~9:54)の裏で、2014年春からTOKIO・国分太一がMCを務める情報番組「いっぷく!」(TBS系、平日8:00~9:55)がスタートし、大きな話題となった。
この両者は平日の5日間で時間的にも完全にかぶっているため、ジャニーズにとってはまさに“共食い状態”になっているが、視聴率の面では「あさイチ」の圧勝が続いているとか(ちなみにイノッチの所属するV6は、特に派閥に属していないと言われているようです)。
(※「あさイチ」は10%以上を取る日も。情報元:スクープ!エンタメ芸能のツボ)
ジャニタレ出演番組の“裏かぶり”は近年になって徐々に増えている印象だが、これはジャニーズ事務所が転機を迎えているともいえそうで…?
(以下引用)
「確かに、ジャニーズの番組裏かぶりは、最近まで見られなかった事態ではあります。しかし、今春マスコミを騒がせた、V6・井ノ原快彦の『あさイチ』(NHK)とTOKIO・国分太一の『いっぷく!』(TBS系)の裏かぶり騒動が何事もなく収束したことを見ると、ジャニーズ事務所も容認する方向にあるのかもしれません。
自社タレントが飽和状態にある中でメディア露出も行わなければならないので、派閥争い関係なしに今後も裏かぶりは増加するのでは。ただ、これら派閥争いとも取れる事態が起こるたびに、ファンに内紛が起こり、いがみ合う空気になるのは悲しいですね」(ジャニーズに詳しい記者)
(引用元:サイゾーウーマン)
“裏かぶり”が生じるということは、それだけ影響力のあるジャニーズタレントが増えてきたことの裏返しでもある。
テレビ番組の枠の数が限られているうえで、次々に新しいジャニタレがデビューしている現状を考えれば、“裏かぶり”してでも番組に出演させて切磋琢磨していくというやり方も、また新しい展開としてあり得る話なのかも。
だが井ノ原快彦(38)と国分太一(39)ではファン層が近い可能性もありますし、朝の情報番組という同じ土俵で数字を取り合うのはあまりメリットがないような気もする。
SMAPとHey!Say!JUMP、TOKIOとSexy Zoneのように世代がハッキリと離れたアイドル同士で“裏かぶり”するのであれば色分けができ、どちらも数字を取れる可能性を秘めるような気がしますが、どうなんでしょう。
今後、ジャニーズの派閥間でこのような“裏かぶり”現象が増えていくことになるのか、気になるところ。
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