タッキー&翼の滝沢秀明(34)が2016年12月下旬に自身初のディナーショーを開催予定であると、11月2日発売の「週刊新潮」が報じている。
ジャニーズでは近藤真彦(52)が毎年12月にディナーショーを行うのが恒例だったが、今年は中止になったといい、その代役に浮上したのがタッキーだったようで…?
ディナーショーといえば食事とステージを両方楽しめる催しで、主にホテルや劇場で行われるほか、特に年末に活況を呈する。
お客さんからすれば芸能人との距離が近いためコンサート以上の臨場感を楽しめるメリットがあり、芸能人からすれば入場料が高めのためコストパフォーマンスが良いと思われるほか、ファンとより密に接することで既存ファンとの信頼関係をより高められる場にもなりそう。
さらにディナーショーを開催するホテル側も、毎年恒例のイベントとして集客が計算ができるメリットがあるほか、そこで振る舞われる料理の評判やサービス等によっては、その後のホテルそのものの集客効果につながる可能性もある。
芸能人、お客さん、ホテルの3者が皆ハッピーになれるイベントだとすれば、ディナーショーが今なお根強い人気を維持しているのもうなづける。
そんなディナーショーのお値段の相場は、どれくらいなのだろうか。
2015年(昨年)に行われた主なディナーショーとお値段、場所は以下の通りとなっている。
- 五木ひろし:51,500円(12月24日、東京プリンスホテル)
- 松田聖子:49,500円(12月15日~17日、グランドプリンスホテル新高輪)
- 谷村新司:46,300円(12月23日~24日、帝国ホテル東京)
- 郷ひろみ:46,000円(12月24日~25日、ザ・プリンスパークタワー東京)
- 工藤静香:45,000円(12月16日、ホテルオークラJRハウステンボス)
- さだまさし:45,000円(12月23日、ホテルニューオータニ)
- 高橋真梨子:45,000円(12月24日~25日、ホテルニューオータニ)
(※情報元:週刊女性PRIME)
上記をみると芸能人が高級ホテルで主にクリスマスシーズンに開催していることがうかがえ、大物芸能人ともなればお値段は4~5万円にもなる。
また開催期間を1日~2日程度に絞っている点などからは、特別感を演出する狙いもありそう。
そんなディナーショーだが、ジャニーズタレントでは意外にも“マッチ”こと近藤真彦(52)が1985年から行ってきた“マッチとおやつ”(昼の部、親子限定で3万円)および“ディナーショー”(夜の部、5万円)くらいだった(情報元:週刊新潮)。
そのマッチも2015年にデビュー35周年を迎え、昨年は全国ツアー「近藤真彦 THE 三十五周年」(2015年7月19日~12月12日)を開催し、その後に上記のディナーショー(2015年12月22日~23日:帝国ホテル大阪、12月25日~26日:ANAインターコンチネンタルホテル東京)、そして大晦日には「NHK紅白歌合戦」にも出場するなど、大忙しだった。
そんなこともあってか今年のマッチは活動も控えめで、2016年10月頃にはファンクラブ会員宛に「昨年 皆様のおかげで デビュー35周年を盛大に行わせていただき 全力を出しきり 燃えつきてしまい より良いものを皆様にお届けするには もう少し時間をかけたいと思いまして 今年のディナーショーはお休みさせていただくことにしました」と報告していたようで(情報元:ツイッター)、今年のディナーショーは中止になるという。
昨年走りきった分、こんな年があってもよいかと思われるが、今年はそのマッチの代わりに“タッキー”こと滝沢秀明(34)がディナーショーを行うことになったようで…?
(以下引用)
「マッチは年初から〝今年は、音楽活動を控えたい〟と漏らしていました。ディナーショーを開くか否かの態度は明確にしていなかったが、事務所へ“やりたくない”と伝えたのが9月末。
このままではキャンセル料が発生してしまうため、ディナーショーに関心のあったタッキーが〝代役〟となったわけです」(先の記者)
(引用元:週刊新潮)
上記によるとマッチのディナーショー中止は比較的最近決まったものと思われ、そのままにしておくとホテルのキャンセル料が発生してしまうため、“代役”としてタッキーが浮上したようだ。
確かに今年開催されるタッキーのディナーショー「滝沢秀明 X’mas Special Show 2016」の日程は、2016年12月23日~24日(帝国ホテル大阪、19:00~)および12月25日~26日(ANAインターコンチネンタルホテル東京、19:00~、26日は14:00~との2回)となっており、場所は昨年マッチが使用していたホテルと同一である。
急場しのぎの感こそ否めないが、タッキーも34歳となり、ジャニーズタレントの中では中堅のポジションになったことを考えれば、ディナーショーへの抜擢はむしろ絶妙なタイミングにもみえる。
ジャニーズもタッキーに十分な期待が持てると踏んだからこそ、マッチの“代打”に送ったと思われるが、年齢的にはマッチより一回り以上も若いだけに、経済的に余裕のある客層との相性が合うかどうかが不安要素にみえるが…?
(以下引用)
「(前略)タッキーは、毎年『滝沢歌舞伎』を公演している関係で、経済的にも、時間的にも余裕がある40代、50代のファンは少なくない。
それで事務所も、タッキーなら完売できるとソロバンを弾いたのだと思います」
(引用元:週刊新潮。大手芸能事務所幹部の談話)
まずマッチのファンでディナーショーに来てくれる客層を考えると、彼と同年代(50代)かその上の年代(60代以上)の経済的に余裕のある層となりそうで、長年のファンが付いていると思われることを踏まえれば、以前としてまだまだ需要と供給のバランスは取れていると思われる。
一方、タッキーの場合はマッチほど華々しくテレビなどで活躍してきたタイプではないが、主演舞台「滝沢演舞城」(2006年~2009年、2013年)および「滝沢歌舞伎」(2010年~2012年、2014年~2016年)のシリーズが今年で10周年を迎えるなど、それなりにお値打ち価格の舞台に例年駆けつけている固定ファンがいると思われるほか、“歌舞伎”を題材にした舞台を長らく務めてきたことで、タッキーよりも年上世代のファンが付いている可能性もある。
そんなわけでタッキーの今年のディナーショーの成否次第では、マッチの後継者的な扱いで来年以降も続けていくことも十分あり得るほか、ホテル側としても客層の若返りが見込めるうえで今後も続けていってもらえるのであればさらに安定的な経営につなげることができそう。
ジャニーズ事務所としてもタッキーの相方・今井翼(35)への配慮が必要になるかもしれないが、ジャニーズには今井を含め他にも30代半ばを越えたそれなりに実績のある面々が名を連ねていますし、年末にディナーショーで固定層をきっちりと守るという手法は、線は細くともタレントが長生きできるという意味で悪くないのかも。
ジャニーズは10代、20代のまさしく“アイドル”といわれる後進の突き上げがむしろ遅れている印象で、SMAPや嵐、TOKIO、V6、KinKi Kids、関ジャニ∞らに頼りっぱなしでは、彼らが年老い人気に陰りがみえた時に大ピンチを迎える可能性もある。
ジャニーズが数年後、ディナーショーをメインとする集団になっていなければいいが、今回のタッキーのディナーショー抜擢が事務所の今後の方向性にどのような影響を与えるのか興味深い。
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