体調不良のため、2009年3月12日に予定されていたツアーの名古屋公演を中止したMr.Childrenのボーカル・桜井和寿(39)が、同日夜に公式サイトでコメントを発表した。
風邪による喉の不調が原因のようだが、本人いわく「カブトムシくらい」しか声が出ない状態のようで…?
(以下引用)
桜井のコメント全文は以下。
「今日のライブを楽しみにしていた方々へ
本当にごめんなさい。
コンディションを整えるための、すべての手を尽くしても、
やっぱり今日はカブトムシくらいにしか声が出せません。
大変な思いをしてチケットを取った人もいるでしょう。
子供を預かってくれる人をなんとか見つけて久しぶりに夫婦でコンサートに足を運ぶ予定だった人や地方からホテルをおさえてまで参加しようとしてくれていた人も。
そして
田原のギター 中川のペース JENのドラムを聞きたかった人
小林さんのピアノ ナオト・インティライミを楽しみにしていた人
その楽しみを奪ってしまって、本当に申し訳ないです。
僕ら6人の音で皆さんを包みたかったのに。。。延期した日に予定が入ってしまってる人のことを考えると、とても心苦しいけれど
8月6日は今日の悔しさの分まで、万全の状態で音楽を届けたいと思っています。
それまでもう少し待っていてください。インフルエンザがまた流行っています、
体調を崩さぬよう皆さんも気をつけてください。
それではまた。mr.children 桜井和寿」(原文のまま)
ちなみに、文中の〝カブトムシの鳴き声〟について補足すると――。
成虫になると雌雄ともに興奮した時や求愛行動中に、腹を伸び縮みさせ音を立てる。これが〝鳴き声〟とされ、音としては「シューシュー」「ギュウギュウ」といった感じらしい。
音量は近寄らないと聞こえないそうだから、桜井はほとんど声が出ない状態だと推測できる。
(引用元:東スポ)
いくら風邪とはいえ、自分の声を“カブトムシ”にたとえるとは、さすが桜井和寿(カブトムシの鳴き声を調べた「東スポ」さんもすごいが)。
桜井は2002年に小脳梗塞で倒れたこともあるので心配されたが、幸いにも今回は風邪。
大事にならず良かったと言いたいところだが、さすがに公演中止となると被害も大きそう。
今回中止となった名古屋・日本ガイシホールの座席数を調べてみると、最大10,000席とあった(情報元:日本ガイシホールHP)。
利用形態による多少の誤差を差し引いても、数千~1万人程度のお客さんに影響が出た可能性があり、これはちょっとした事故にも匹敵する規模だ。
桜井のコメントには十分すぎるほどの気遣いが感じられるが、これも当然といえば当然という気がする。
アーティストは公演日が否応なく決まっているわけで、それに自分のコンディションを合わせなければならない。
これは我々が想像するより難しいことなのかもしれないが、プロである以上は中止など起きてはならないだろう。
冒頭で「コンディションを整えるための、すべての手を尽くしても」とあるが、これは聞き方によっては言い訳にも聞こえる。
「本当に情けない。これじゃプロ失格だ!でも今日はカブトムシくらいしか声が出ません。本当にごめんなさい」ではダメだろうか。
あんまり変わらないか…。
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