若手漫才の頂点を決める「M-1グランプリ」の決勝が2009年12月20日に行われ、パンクブーブーが満場一致で第9代の「M-1」王者に輝いた。
一夜明け、“コンビ結成10年”のラストイヤーで敗れた芸人達からは“敗者の弁”が届いているようで…?
(以下引用)
西野亮廣はエントリー「最後は大井競馬場で」で「自分のエントリーナンバーが呼ばれなかった瞬間、ライブに足を運んでくれたお客さんや、お世話になっているスタッフさんや、一緒に番組をやっているメンバーの顔が次々に浮かんできてこみ上げるものがあった」そうだが、次の瞬間に同期のNON STYLEが敗者復活戦の勝者として名前を呼ばれたときには「とても嬉しくなった」という。
率直な気持ちは「不思議なもので、意外にもスッキリとした気分」「やるだけやって、ズッコケたから悔いはない」。
昨年は「M-1」ファイナリストに名を連ねながらも、今年は敗者復活戦に回り、勝ち上がることのできなかったU字工事の益子卓郎は「M1敗者復活頑張りましたがダメでした。ラストイヤーだったんでなんとか結果出したかったんですが力及ばずでした」と無念そう。
同じくU字工事の福田薫は「気持ち的には、高校野球で三年生の夏の大会が終わった感じです!」と表現しながら悔しさを滲ませている。
(引用元:Narinari.com)
優勝は「パンクブーブー」。2006年のチュートリアル以来の満票優勝(7人の審査員全員が選出)だった。
2人は九州出身(ボケ・佐藤哲夫=大分、ツッコミ・黒瀬純=福岡)で、現在は東京吉本に所属。長年に渡り、影の有力候補として知られた存在だったようだ。
今後は、M-1スポンサーのオートバックスのCM(例年優勝者が起用される)をはじめ、バラエティ番組などでの露出が増えていきそう。
最終決戦で敗れたのは「笑い飯」と「NON STYLE」。
「笑い飯」は2002年から8大会連続の決勝進出となったが、またも涙。規定では、来年(2010年)がラストチャンスだ。
2008年の覇者「NON STYLE」は準決勝で敗れたが、敗者復活戦から最終決戦まで勝ち上がってきた。
昨年は人気の面で昨年2位の「オードリー」に水を開けられるという皮肉な未来が待っていたが、連覇挑戦でこの結果なら再評価されるだろう。
その他、敗者復活戦で敗れたキングコング・西野やU字工事(いずれも今年がラスト)らの敗者の弁からも、「M-1」が若手芸人にとって最高の舞台であることがうかがい知れる。
視聴率も2年連続で20%超え(関東20.6%、関西30.3%=ビデオリサーチ調べ)と、円熟期を迎えたM-1グランプリ。
島田紳助は「M-1」を始めた理由について「漫才というものに対して恩返しをしないとアカン」と語っているそうだが(自身は8年で漫才から撤退。情報元:ウィキペディア)、「M-1」は今まさに年末の風物詩として、芸人・視聴者の両方に定着したといえる。
来年の記念すべき第10回大会が今から楽しみだ。
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コメント
TV観てないと、そんなものがあることにきづきません。
M-1。壮絶な感じがしますねえ。
みんなよく頑張ってたけど、パンクブーブーは強かった
これからが楽しみです