タレント・乙葉(35)がドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)の最終話(12月20日)にゲスト出演し、2016年12月21日付のブログで、同作にレギュラー出演していた夫でマルチタレントの藤井隆(44)と共演を果たしたことを報告するとともに、そのオフショットと思われる“夫婦2ショット写真”を披露している。
ネット上では「これはホントにびっくらこいたよ」「幸せがにじみ出てます」「ステキなサプライズで幸せいっぱいになりました」などと、驚きや絶賛の声、心和む声が挙がっている。
※藤井演じる日野さんの妻役で登場し、まさかのリアル夫婦共演。
乙葉が、「毎週楽しみにしていた大好きなドラマに、主人の妻役で出演しまして、私自身もとても緊張しました」と、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系、2016年10月期)の最終話(2016年12月20日)にゲスト出演し、藤井と共演したことを報告した。
(※左が乙葉、右が藤井)
ドラマ衣装はそのままに、“青空市”でのシーンで共演したこともあってか、それぞれが手にした色違いのパプリカを指で差しながら、嬉しそうな笑顔をみせる“リアル夫婦2ショット”。
乙葉は過去に出演したドラマ「きみはペット」(TBS系、2003年4月期)の演出家で、「逃げ恥」でも演出を務めた金子文紀氏との再会や、スタッフらの心遣いに喜びや感謝の意を表すとともに、「毎週楽しみにしていた日曜日8時と火曜日10時、これからは寂しさでいっぱいになりそうです」と、藤井の出演していた「逃げ恥」と大河ドラマ「真田丸」(NHK、佐助役)の放送が同時期に終了したことで、“夫ロス”に陥りそうなことを心配していた。
さらに「逃げるは恥だが役に立つ」の2016年12月21日付の公式インスタグラムでも、「日野さん夫婦」のコメントとともに、上記の写真とは微妙に異なる藤井&乙葉の“夫婦ツーショット写真”が紹介された。
この一枚ではお二人が持っているパプリカの色が逆になっており、何枚か撮ったうちの一枚が偶然、逆だったのかもしれないが、同ドラマは随所に趣向が凝らされていたことでも話題になっただけに、これ一枚を見ても“まさか”と思わせる芸の細かさを感じさせる“夫婦2ショット”。
とはいえ、どちらの写真も、こぼれる笑顔からは幸せそうな雰囲気が伝わってくる(つかず離れずのちょうど良い距離感にみえるのも、“10年夫婦”らしい味が出ており、微笑ましく感じます)。
インスタグラムでは「まさかのリアル夫婦登場でびっくり」「本当お似合いの夫婦」「変わらぬ乙葉さんのキュートさ」「かけてくる乙葉さんの可愛さったらもう」などと、驚きや絶賛の声、心癒やされる声が出ていた。
ちなみに藤井&乙葉夫妻がSNSにツーショットを掲載するのは大変珍しいが、最近では乙葉が2016年8月1日付のブログで、7月29日に結婚11周年を迎え、結婚式を挙げたホテルでお祝いをした際の“夫婦ツーショット”を公開していた。
この時も、ネット上では「幸せそうー!変わらんなぁー!」「こんな御夫婦憧れる」「11年経ってもお似合いなお二人が羨ましい。いつまでもおしあわせに」などと、和む声や祝福の声が出ていた。
そんな2人が最終回で劇的な共演をみせたドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系、2016年10月期、通称・逃げ恥)は新垣結衣(28)演じる主人公・森山みくりと、星野源(35)演じる津崎平匡の“契約結婚”をめぐるラブコメディーで、藤井隆(44)は津崎(星野)の会社の同僚で妻子持ちの日野秀司を演じていた。
日野(藤井)は新婚(内情は契約結婚)の津崎(星野)とたびたび家族ぐるみで交流を図ろうとしていたが、当日なぜか子どもが熱を出すなど、なかなかみくり(新垣)たちに会えないという不運が重なる設定だったが、最終話にようやくそれが叶い、それだけでも日野さん良かったね、となりそうなところ、なんと日野さんが連れてきた奥さんが実際の妻・乙葉(35)演じる日野登志子だったというサプライズが起き、ネット上では「乙葉」のリアルタイム検索が急上昇するなど話題をさらった。
同作はエンディングに流れる“恋ダンス”に始まり、様々な趣向が凝らされたドラマだったが、日野さん(藤井)夫妻がなかなか津崎(星野)&みくり(新垣)に会えなかった伏線のオチがまさか最終回にこんな形で隠されていたとはほとんどの人が予想できなかったと思う。
もちろんこのサプライズ演出はストーリーとは直接関係ない部分ではあるが、ドラマ全体をより味わい深いものに引き上げた感もある。
ちなみに同作の最終話までの平均視聴率の推移(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は、以下の通りとなった。
- 第01話(10/11)=10.2%(69分の拡大版)
- 第02話(10/17)=12.1%
- 第03話(10/25)=12.5%
- 第04話(11/01)=13.0%
- 第05話(11/08)=13.3%
- 第06話(11/15)=13.6%
- 第07話(11/22)=13.6%
- 第08話(11/29)=16.1%
- 第09話(12/06)=16.9%
- 第10話(12/13)=17.1%(69分の拡大版)
- 最終話(12/20)=20.8%(69分の拡大版)
(情報元:Audience Rating TV)
第1話(10月11日)から右肩上がりで一度も下落することなく上昇を続け(ただし第6話と第7話は横ばい)、最終話では20.8%の大台越えで有終の美を飾った。
第1話と最終話を比べると実に約2倍の視聴率に跳ね上がっており、回を追う毎に反響が大きくなっていったことがわかる。
ストーリーの面白さもさることながら、SNSによる波及効果が色濃く出たドラマの代表作との見方もできそうで、興味深い。
具体的には“恋ダンス”が単なるエンディングシーンとしてではなく、そこだけでも見たくなるほど魅力的なコンテンツとして切り離しても強い発信力を持ったことで、“恋ダンス”をYou Tube上(公式ホームページ上)に設置するだけで、そこから火がつき大ブームが起きるとともに、それらに毎回次回予告を付けたことで、ストーリーも含めて次もまた見たいと思わせる仕掛けを兼備した。
また「逃げ恥」の公式インスタグラムでも毎週、放送日直前になると出演者による「あと10時間」、「あと1時間」といったアナウンス写真をしつこいくらいに掲載していたが、これも楽しませる写真(いわゆるトリック写真のようなお茶目な内容)にしていたことでしつこさがなく、ネットユーザを上手に振り向かせることに一役買った。
出演者が個別に開設しているSNSで「見てね~」と宣伝するのとは、まるで引きが違ったと思われるSNSからの流入パターンだったと思われますし、もちろんストーリーも期待を裏切らなかったからこそ、初めて観た人がリピーターとなった結果、右肩上がりの視聴率になったようにも感じる。
わずか3カ月で知らない人をいかに振り向かせるか、昨今のテレビ不況の中で業界の抱える課題の解決策が、随所にみられたドラマだったようにも思う。
なお藤井演じる日野さんはストーリー上では引き立て役に徹しており、“恋ダンス”のレギュラーバージョンにも参加していなかったものの、彼のキレのある動きが生かされた「日野+やっさん+ナツキ+柚ver.」が第8話の予告編とともに製作され、その彼の長所が出た“恋ダンス”が話題になったこともあった。
最終話の日野夫妻のサプライズにも驚かされたが、2016年12月20日に更新された「逃げ恥」公式ホームページの“現場レポート”のコーナーでは出演者のクランクアップシーンの写真とともに「また次の『逃げ恥』でお会いしましょう」と、続編の制作もにおわせる意味深コメントが掲載されているなど、放送終了後も話題は尽きない。
現在「逃げ恥」公式ページでは“恋ダンス”の視聴はできなくなっているが、これも2017年3月29日に発売されるDVD&Blu-ray(ブルーレイ)への伏線かも。
もう一度最初から“ムズキュン”したい人、“恋ダンス”を観たい人はもちろん(多分収録されていると思いますが、詳しくは公式サイトをご確認下さい)、これらにも何か他の仕掛け(サプライズ)があるのではと思わず期待感が高まるDVD化も珍しい。
気になる方はチェックされてみては。
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