嵐・大野智(34)の7年ぶりの個展「FREESTYLE II」が2015年7月24日からイベントスペース「スペースオー」(東京・表参道ヒルズ 地下3F)でスタートしている。
その開催前日には関係者のみによる“プレオープン”が行われたようで、過去に大野が主演を務めたドラマ「怪物くん」(日本テレビ系)の原作者・藤子不二雄A氏(81)も激励に訪れたという。
奇しくも今回の展示物の中には“怪物くん”をモチーフにした作品もあり、大野は藤子氏にその絵の中にサインを求めたようなのだが…?
大野智といえば芸能活動と並行して創作活動を行っていることでも知られており、デビュー前から10年間にわたり制作してきたアート作品を収めた写真集「FREESTYLE」(2008年2月8日発売)が25万部の売り上げを記録したほか(情報元:スポーツ報知)、2008年には全国5か所でジャニーズタレントとしては初となる個展「FREESTYLE」を開いた(同展では写真集に掲載されたフィギュア約100点と絵画約20点に加え、個展用に創作した作品など約200点を展示)。
大野はそれ以降も、「24時間テレビ35「愛は地球を救う」」(日本テレビ系、2012年8月25~26日)で現代美術家の奈良美智氏(55)とコラボした「チャリTシャツ」を制作したり、その翌年の「24時間テレビ36「愛は地球を救う」」(日本テレビ系、2013年8月24~25日)でも前衛芸術家の草間彌生氏(86)とコラボした「チャリTシャツ」を制作するなど、著名芸術家との交流も図りながらテレビ内でも作品を披露してきた。
さらに大野は情報誌「日経エンタテインメント!」(2014年1月号)のインタビュー記事で油絵に初挑戦していることを明かすなど、その後も様々な作品を創り続けてきたようで、2015年7月24日には先述の「FREESTYLE」以降に制作された作品を収めた写真集「FREESTYLE II」が発売されたばかり。
これに伴い、中国・上海では個展「FREESTYLE in Shanghai 2015 楽在其中」(2015年7月9日~7月29日)が開催されたほか(ただし、展示作品は前回の「FREESTYLE」に出展したもの)、現在は満を持して日本での個展「FREESTYLE II」(2015年7月24日~8月23日、スペースオー(東京・表参道ヒルズ 地下3F))が開催されている(東京会場のチケットはすでに完売。2016年に大阪でも開催予定。詳しくは「大野智作品展 FREESTYLEⅡ」公式サイトをご参照下さい)。
大野にとって上海での個展は海外のファンにも作品を知ってもらう良いきっかけになったと思われますし、日本での個展では7年ぶりとなる新作発表の場となっているだけに万感の思いかも。
ちなみに現在東京で開催中の「FREESTYLE II」には写真作品8点、フィギュアなど立体作品13点、映像作品1点、初挑戦した油絵など絵画6点、ミクストメディア5点の新作33点が展示されているという(情報元:スポーツニッポン)。
そんな久々のビッグイベントだけに開催前日(2015年7月23日)には“プレオープン”という形で関係者が招待されたようで、嵐のメンバーやV6・岡田准一(34)、NEWS・加藤シゲアキ(28)らも来訪した。
さらに同展では過去に大野が主演を務めたドラマ「怪物くん」(日本テレビ系、2010年4月期)にちなんでか、“怪物くん”をモチーフにした作品も展示されていたようで、原作者の藤子不二雄A氏(81)も「ぜひ見たい」と訪れ、大野とは3~4年ぶりに再会したという。
大野は8月3日放送のラジオ番組「ARASHI DISCOVERY」(FMヨコハマ)で、その“プレオープン”での出来事について明かした。
大野はその“怪物くん”の絵の右下の空いたスペースに、藤子氏からサインをしてもらいたかったようなのだが…?
(以下引用)
(前略)額装されてたんですけどね。『先生描いてください』って(言ったら)『いや~、僕なんかもうこんな描いたらダメだ、ダメ』とかなって。
『いやいや、描いてほしいんです、これは!先生に描いてほしいんです。サインでもなんでもいいんで』って言って。また、先生全然ダメで。拒否ってしまうんですよ」
(引用元:サイゾーウーマン)
どちらが巨匠なのだかわからないようなやり取りだが、藤子氏がそれだけ大野の才能を認めている証にもみえますし、いつまでも謙虚な姿勢からは漫画界のスーパースターであることが伝わってくる(これだけの巨匠にもなると、サインを求められてもあえてしないポリシーがあるのかもしれませんが)。
だが大野は諦めなかったようで…?
(以下引用)
「額取っちゃえば描いてくれるんだろうなと思って。スタッフさんと協力して額取って『先生、お願いします』って。
申し訳なさそうにですけど、ほんで描いて。それ、しかも僕が描いた『怪物くん』をマネて“オリジナル怪物くん”で描いてくれたんです。10分ぐらい。いや~あれはね、もううれし……そのまま今飾ってますよ」
(引用元:サイゾーウーマン)
藤子氏は大野の熱意に負け、10分もかけて“オリジナル怪物くん”を描いてくれた。
大野の絵を邪魔しないよう敬意を払ってのものなのか白いペンで描かれたようで、今後同展に行かれる方は注目されてみるといいかも。
大野にとっても一生の宝物になったと思われますし、今後は3回目の個展が行われることに期待したいと思う。
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