ドラマ「オトナ高校」(テレビ朝日系、2017年10月期)で主演を務める俳優・三浦春馬(27)が10月13日の“さつまいもの日”にちなみ、さつまいもを耳に当てながら電話をしている風のシュールな動画を、同ドラマの10月13日付の公式インスタグラムが公開している。
ネット上では「笑顔が眩しすぎ」「なにこれ!イモが羨ましい」「もう一生見てられます」などと、絶賛の声が挙がっている。
三浦が“さつまいも”を耳にあて「あぁもしもし、あぁ約束の場所にいるんだね。わかった、じゃあと10分後に行くから、また」と、電話で話している風の“さつまいも電話ムービー”で、切った後の満面の笑みも印象的な動画。
さらに、三浦は電話(というか、さつまいも)を切った後、「“さつまいもの日”ということで皆さん、美味しくさつまいもを食べましょう。それではさよなら、さよなら、さよなら」と低音ボイスを利かせながら、にこやかに去る姿がシュール過ぎる内容になっている。
番組内容とは直接関係ないようだが、スタッフさんの「超絶むちゃぶり」により実現したようで、結果的に「三浦春馬と電話なう、に使っていいよ」的な動画にもなったのかも(ただしこのキャラは、ドラマで三浦が演じる荒川英人風にもみえます)。
インスタグラムでは「さつまいもに見えない演技力!」「素敵ボイス。きゅんきゅん」「電話されてる気分になりました」「約束の場所に行きたい」などと、絶賛の声が出ていた。
そんな三浦の主演ドラマ「オトナ高校」(テレビ朝日系、2017年10月期、10月14日スタート)は「映画 ビリギャル」(2015年)などで知られる橋本裕志氏(55)のオリジナル脚本で、日本政府が深刻な少子化問題に歯止めをかけるため、性体験のない30歳以上の男女を公的教育機関「オトナ高校」へ強制入学させ、本当のオトナになるための英才教育を受けさせるコメディータッチのストーリーになっている。
三浦春馬(27)が東大卒でトップバンク「ヤマト銀行」の国際部社員でありながら“童貞”で、“チェリート”とあだ名を付けられる主人公・荒川英人を、高橋克実(56)が英人(三浦)の上司で「ヤマト銀行」の国際部部長でありながら、実は“チェリーボーイ”だった権田勘助を、黒木メイサ(29)が商社でバリバリ働いているキャリアウーマンだが、常に2番目の女に甘んじている処女・園部真希を、竜星涼(24)が5人の子を持つシングルファザーで、「オトナ高校」のスパルタ教師・山田翔馬を、松井愛莉(20)が「ヤマト銀行」系列会社の社員で、英人(三浦)が密かに恋い焦がれる女性だったが、実は「オトナ高校」の教師(副担任)だった姫谷さくらを、正名僕蔵(47)がブサイクでありながら、超美女と結婚した勝ち組である「オトナ高校」の教師(副担任)・持田守を、杉本哲太(52)が内閣府特別政務官で、「オトナ高校」の校長・嘉数喜一郎を、それぞれ演じている(情報元:番組公式サイト)。
正直なところドラマのタイトルを見た時点で拒否反応を起こしてしまったうえに、人生をこじらせてしまった様々な世代や職業の“童貞”やら“処女”やらが、「オトナ高校」にぶち込まれ、恋愛を学んでいくといったストーリーだとすれば、シリアス路線でもコメディ路線でも厳しい展開になるのではと思ったが、第1話が意外にも痛快だった。
主人公・英人を演じる三浦はエリート銀行員かつイケメンなので、まさにプライドの固まりであり、そのみなぎる自信を振り切って熱演する一方で、女性に対しての接し方がわからず、心の中にわき上がる焦りや不安感もまた過剰なほど振り切って演じていることで、二枚目のイメージが強かった三浦が、三枚目の路線で弾けている姿にまず一本取られた。
この三浦の圧倒的な存在感を中心に、テンポよく進んでいく展開は、ドラマなんだし細かいことはいいから「ありえない」などと言っていないでとりあえず観なさいと言われているかのような惹き付けられ方でしたし、現代の少子化社会において意外なほど風刺的な内容である点においても見どころの多い作品かも。
とはいえ深夜ドラマで、刺激的なセリフも随所にちりばめられているので、興味のある方はまずは一人きりで観ることをオススメします。
ちなみに「オトナ高校」の公式サイトでは第1話を2017年10月21日(土)22:00まで無料配信しているようなので、見逃した方や観てみたい方はチェックされてみては(詳しくは番組公式サイトをご確認ください)。
舞台経験などで培ったと思われる三浦の振り切った演技に、今後も注目したいと思う。
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