漫才師・中田カウス(60)への脅迫状事件で捜査線上に浮上し、無期限休養中の前田五郎(67)が2009年9月9日発売の「週刊新潮」に“脅迫嫌疑の逆襲手記”を寄せた。
これに対して、前田の元相方・坂田利夫(67)とカウスが「ウソばっかり」と猛反論。
事件は、依然として泥沼模様で…?
かれこれ5ヵ月も前の話になってしまった、この事件。覚えているだろうか?
発端は、4月3日。中田カウスのもとに「山本」と名乗る送り主から「警告書」と題した脅迫文が届いた。
内容は「お前を必ず舞台に立てぬ様にしてやる。どこの場所にも俺が看視して、機会を待っているぞ!」などというもの。
中田は1月に車で移動中に何者かに襲撃されており、この事件との関連も指摘されるなか、この脅迫文の筆跡が前田のそれと酷似しているとの噂が持ち上がった。
これを受け、吉本興業は「世間を騒がせたため」という理由で、5月25日より前田を休養させると発表した。
また前田が坂田とコンビを組んでいた“コメディNo.1”は、8月31日付けで解散したと吉本興業が発表していた(情報元:ウィキペディア)。
前田は警察からの事情聴取を受けているが、一貫して関与を否定。
依然として解決への手掛かりがないまま、事件は迷走中だ。
そんな折、攻められっぱなしだった前田が反撃に出た。
9月9日発売の「週刊新潮」に独占手記を寄せたのだ。
ところがこの内容について、元相方・坂田とカウスが揃って大反論。
手記の内容は事実に反していると言うのだ。
まずは、坂田利夫の反論を見てみよう。
(以下引用)
坂田によると、前田から「ちょっと話したいことがある」と電話があり、坂田の自宅で8月31日に解散について話し合った。
その際、前田の方から「もう芸人を辞めようと思う」と切り出されたという。
週刊誌の発売前日にあたる8日には前田から公衆電話で「新潮に記事が出るから」と連絡を受けたが、坂田は既に同記事を入手。
「コンビ別れしてくれと言うたのはおまえちゃうんか。ウソばかり言うな」と問い詰めると「まだ記事を見てないねん。オレ、そんなん言うてない」と“前田の手記”にもかかわらず、そう説明したという。
(引用元:スポーツニッポン)
どうやら“コンビ解散”に関する記述に食い違いがあるようだ。
実際には前田の方から解散の申し出があったようだが、手記では坂田に切り出されたと書いてあるらしい。
カウスの方も「ウソばっかり。言うてないことが書いてある」(情報元:スポーツニッポン)と事実と異なる点があることを指摘し、嘆いているという。
カウスは前田と脅迫状について数度の話し合いを持っているようだが、前田の言葉が二転三転するため録音データを残していたことも明かし、4月21日の吉本本社での話し合いは1時間12分の記録が残っているという。
その音声記録の内容とは…?
(以下引用)
◆自ら筆跡が似ていることを認識
カウス「この脅迫状、心当たりありませんかって楽屋に張り出されたらどうなりますか?」
前田「そりゃみんなオレの(筆跡)や言うわ。オレを知ってるもんやったら」
◆年賀状で何十年にもわたり、吉本や相方・坂田を誹謗(ひぼう)中傷
前田「吉本で半世紀近くお世話になった。ここまでやれたのはオレの力やない。吉本に感謝してる」
カウス「それが年賀状に吉本の悪口を」
前田「調子に乗ってん」
カウスはデイリースポーツの取材に「会社が筆跡鑑定したのも前田さんがシロであってほしいからやったことなのに…」と前田が吉本を逆恨みする現状を、しきりに嘆いていた。
(引用元:デイリースポーツ)
カウスの方は、4月21日に持った前田との話し合いの内容に食い違いがあるようだ。
実際には穏やかな話し合いだったようだが、手記では中田に脅されたように書かれてあるらしい。
カウスは話し合いを録音していたらしいので、あまりにも食い違いが大きければ、前田も言い逃れできないのかも。
それでも、前田は吉本興業に対して約1億円の損害賠償を求める提訴の準備に入ったという。
はてさて、事件はどこへ向かうのか…。
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