今年の「NHK紅白歌合戦」の司会者候補について、総合司会は有働由美子アナ(47)、紅組司会は女優・高畑充希(24)、白組司会はV6・井ノ原快彦(40)が“大本命”であると、2016年10月5日発売の「週刊新潮」が報じている。
白組司会の候補には俳優・谷原章介(44)の名も挙がっているようだが、井ノ原に落ち着かざるを得ない事情もあるようで…?
今年もいよいよ年末の風物詩「NHK紅白歌合戦」(2016年12月31日)の司会者、出場歌手の選考をめぐる話題が世間を賑わす季節になってきた。
今年はリオデジャネイロオリンピック、パラリンピックが開催されたこともあり、中継番組のテーマソングや選手が試合前に愛聴した楽曲なども含め出場歌手の選考における関心は高そうだが、奇しくもそのリオ五輪の真っ直中である2016年8月14日の深夜に年内解散が発表された(NHKでは五輪中継中にテロップでニュース速報を流した)国民的グループ・SMAPの出場が果たされるかどうかも注目の的と言っていい状況である。
詳細は公式発表を待ちたいところだが、「紅白」といえば近年は「司会者」の選考も話題になることが増えてきた。
一年を締めくくる恒例行事なだけに長時間を仕切る司会者の存在感は増して当然ですし、その年の顔として相応しい人物が選ばれるのが理想である反面、「紅白」の視聴率が瞬間で50%(大雑把に言えば国民の半分が見ている状態)にもなることを考えると、各芸能事務所は所属タレントを出番の多い“司会者”に起用してもらいたいとの思惑を持っていて不思議ではなく、水面下では熾烈な椅子取りゲームになっている可能性もある。
そんな昨今の「紅白」の司会者を振り返ると、驚くほど偏りがあることがわかる。
2006年以降を見てみると紅組はその年の朝ドラヒロインを中心に満遍なく選ばれている感があるものの、白組司会はSMAP・中居正広が3回(他に紅組でも1回)、嵐が5回、V6・井ノ原快彦が1回とジャニーズ勢がほぼ独占する傾向が顕著になっている。
「紅白」ともなれば司会者、出場歌手を含め、音楽の素晴らしさを伝える良質でフェアな視点での選考をお願いしたいと切に願うが、紅組司会はまだしも、白組司会においてジャニーズタレントがこれだけ続くことにあまり異論がないと思われる状況にも違和感を覚えずにいられない。
主役はあくまでも歌手なのだから、司会はそれほど話が上手でなくても引き立て役としてそこにいれば良いと思いますし、朝ドラや大河ドラマの主演級俳優(男女)を組み合わせるなど、一年を通してNHKなどに貢献した人物を充てれば良いだけのような気もしますが(今年の朝ドラ「とと姉ちゃん」組なら高畑充希&坂口健太郎、大河「真田丸」組なら堺雅人&長澤まさみなど)。
そうしたなか今回の「週刊新潮」によると、紅組司会はやはり連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(2016年上半期)でヒロインを務めた高畑充希が濃厚のようで…?
(以下引用)
「朝の連ドラ主演は、拘束時間は膨大なのに、ギャラは1回約20万円という雀の涙。事務所は持ち出しで撮影に協力するのです。それも、紅白司会という〝ご褒美〟を織り込んでのこと。
局内には『しっかり者の彼女ではソツがなさすぎてつまらない』という不満もありますが、事務所からのプレッシャーは強く、前回のヒロイン、波瑠(25)は旬を過ぎている。
ミュージカルで鍛えた歌唱力が自慢の彼女が、その歌声を番組内で披露する企画も、セットで提案されています」
(引用元:週刊新潮)
高畑は「とと姉ちゃん」を高視聴率で終えたほか、“夏の紅白”とも呼ばれる音楽特番「思い出のメロディー」(NHK、2016年8月27日)でも女性司会に起用されており、予行演習も万全といったところだろうか。
そんな高畑はかつて本格的に歌手活動を行っていた時期があり、昨年はライブも行ったほか、過去には6年間に渡りミュージカル「ピーターパン」で8代目ピーターパン役を務めるなど(2007年~2012年)、歌唱力にも定評があるだけに音楽への造詣が深いと思われる点もプラス材料となりそう。
例年の傾向からみても紅組は高畑に落ち着く可能性が高そうだが、白組司会の候補には意外な人物の名前も挙がっているようで…?
(以下引用)
「俳優の谷原章介(44)が下馬評に上っています。TBS『王様のブランチ』での、冷静でさわやかな笑いを織り交ぜる技が局員の目に留まり、この4月からNHKの歌番組『うたこん』の司会に抜擢されました。
彼はここで氷川きよしや細川たかしら、演歌人脈を築いていて、彼らの事務所が谷原を推している」(先の芸能記者)
(引用元:週刊新潮)
2016年4月にスタートした音楽番組「うたコン」(NHK、火曜19:30~20:15)は、今春に約23年間の歴史に終止符を打った「NHK歌謡コンサート」の放送枠を引き継ぎ(厳密には30分繰り上げ)、同じく約9年間放送されたJ-POPをメインとした音楽番組「MUSIC JAPAN」の内容も統合しており、司会は谷原章介(44)とNHK・橋本奈穂子アナウンサー(36)が務めている。
同番組の出演者は演歌歌手がメインだが、J-POPの歌手も毎回数組出演しており、「紅白歌合戦」の縮小版のような雰囲気もある。
そう考えるとこれまで数々のアーティストと接してきた谷原が白組司会の候補に挙がるのもうなづけるが、「うたコン」はさすがにまだ今年始まったばかりで認知度も高いとは言えないと思われるだけに、谷原の抜擢は時期尚早の感もある。
そうなると、昨年の「紅白」でも白組司会を務め、朝の情報番組「あさイチ」(NHK)のMCとしても7年目に突入しているV6・井ノ原快彦が浮上しそうで…?
(以下引用)
「(前略)危なげない司会が評価され、『あさイチ』での有働との掛け合いも、視聴者からの評判は悪くない」(同)
さらに彼にせざるを得ない〝事情〟があるという。
「是が非でもSMAPに出場してほしいNHKは現在、局をあげてジャニーズ事務所に頭を下げている。そんな折、司会者だけを代えたいという話を持ち出すなんてできません。(後略)」(同)
(引用元:週刊新潮)
井ノ原の司会ぶりは安定感もさることながら、機転の利いたコメント力や彼の誠実な人柄も相まって心地良い。
「視聴者からの評判は悪くない」のもうなづけますし、NHKへの貢献度を考慮しても妥当な人物であるといえる。
ジャニーズタレントの白組司会が続いてしまう点においてはアンフェアな印象も受けるが、NHKサイドも井ノ原を交代できない事情があるらしい。
というのもNHK・籾井勝人会長(73)が2016年9月8日に行われた定例会見で「ぜひ紅白歌合戦に出場してほしい」とSMAPの紅白出場を熱望する発言をしたばかりなのだ。
「紅白」の出場歌手はトップシークレットであり、蓋を開けてみるまでわからないところに醍醐味があるが、その選考過程でNHKの会長が名指しでラブコールを送るのだから異例といえる。
SMAPは何と言っても年内解散が予定されているだけに、12月31日の「紅白」がSMAPの花道になるのであればNHKとしてもこれ以上のことはないのはわかるのだが。
そんな伏線もあるだけに、今年も白組司会はこれまでどおりジャニーズタレントが務める路線を踏襲する動きが続くのかもしれないですし、それが井ノ原に収まるかは不明だが、正式な発表が気になるところ。
出場歌手では「とと姉ちゃん」の主題歌「花束を君に」で久々の復帰となった宇多田ヒカルや、リオデジャネイロオリンピックのNHK放送テーマソング「Hero」を歌った安室奈美恵、「PERFECT HUMAN」がパフォーマンスも含め話題をさらったオリエンタルラジオらの率いるRADIO FISH、そしてSMAPらの出場があるのかどうかも注目したいと思う。
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コメント
>>ジャニーズタレントがこれだけ続くこと
>>違和感を覚えずにいられない。
ジャニーズ事務所のジュリー副社長さんはNHKに顔がきくのだそうですよ。
この方は、ポールボネという嘘つきの娘というだけあって
愚民相手に金儲けするやり方を心得ていますね。
世論誘導のスタッフなんていくらでもいますよー。
NHK上層部の意向どおりにやるために
個人をよそおってソーシャルメディアでも大騒ぎしていますから。
国民は黙ってお金を払って、与えられた娯楽に満足していればいいのです。