SMAP・木村拓哉(41)の主演ドラマ「HERO」(フジテレビ系)が2014年7月14日に初回を迎え、平均視聴率26.5%の好スタートを切った。
だがその裏で放送されたバラエティ特番「有吉ゼミ×深イイ話合体4時間★芸能人から幸せを考えるSP」(日本テレビ系)には、同じくジャニーズ事務所所属の関ジャニ∞・横山裕(33)が出演していたという。
ジャニーズ内でもSMAPと関ジャニ∞は派閥が異なるとされるだけに、まさかのつぶし合いが起きていた可能性もあるようで…?
キムタク主演の月9ドラマ「HERO」が、初回視聴率26.5%のロケットスタートを決めた。
不振にあえぐフジテレビにとっては、まさに救世主の登場といえる。
ちなみに「HERO」シリーズといえばまず2001年1月期に連ドラとして放送され、平均視聴率34.3%の大ヒットを記録したことで知られる。
その後、2006年7月3日にスペシャルドラマが放送され、こちらも平均視聴率30.9%を記録したほか、2007年9月8日に公開された映画も興行収入81億円の大ヒットとなった。
フジテレビにとっては“ドル箱コンテンツ”といっていいシリーズだが、キムタクが続編の制作に難色を示していたとされ、映画版以降はなりを潜めていた。
だが同作の映画版を手がけた亀山千広氏(58)が近年フジテレビの社長に就任したことや、キムタクも最近の主演ドラマが不振続きであることなどから、両者の思惑が一致した可能性もあり、今回のシリーズ復活が実現したとも推察できる。
7月14日の初回放送当日には、キムタクとヒロインを演じる北川景子(27)が早朝の情報番組「めざましテレビ」に番宣のため出演したり、「HERO」の放送直前に放送されたクイズ番組「ネプリーグSP~木村拓哉VS林先生!超本気クイズ対決~」にも2人が出演したほか、「HERO」放送後の「SMAP×SMAP」にもドラマ出演陣10人が出演するなど、万全の体制を敷いた。
この甲斐もあってか初回の26.5%は、7月5日放送の連続テレビ小説「花子とアン」(NHK)が記録した25.9%を抜き、今年放送されたドラマの最高視聴率だったというから、フジにしてもキムタクにしてもホッと胸をなで下ろしたことだろう。
だが「HERO」放送中の裏では、あるジャニーズタレントが日本テレビのバラエティ特番に出演していたようで…?
(以下引用)
「『HERO』初回の裏番組に、視聴率トップの日本テレビは『有吉ゼミ×深イイ話合体4時間』という力の入った特番をぶつけました。
注目はこの番組に関ジャニ∞(エイト)の横山裕(33)が出演したこと。キムタクにとって“大一番”のドラマの裏番組にジャニーズ事務所の後輩が出演したのは、事務所内の派閥争いが原因と言われています」(制作会社ディレクター)
(引用元:週刊文春)
ジャニーズ事務所に所属するタレントの多くは、藤島ジュリー景子副社長の派閥(嵐、TOKIO、関ジャニ∞、NEWS、KAT-TUN、Hey!Say!JUMPなどを担当)と、飯島三智マネージャーの派閥(SMAP、山下智久、Kis-My-Ft2、Sexy Zone、A.B.C-Z、ジャニーズWESTなどを担当)に二分されているといわれている。
そんな事情もあってか、同じジャニーズ事務所所属でありながら、派閥違いのタレント同士の共演はほとんどみられず、まるで別の事務所なのではないかと思わせるほど、出演番組も露骨に分けられているケースが少なくない。
とはいえジャニーズ事務所もさすがに派閥違いのタレントであっても裏番組に出演させ、数字を取り合うような状況だけは避けてきたようだが、近年は特番シーズンなどで“裏かぶり”が起こることも少なくない。
(※先日も嵐とキスマイの“裏かぶり”が話題に)
それだけジャニーズタレントがテレビ業界で幅を利かせていることの裏返しでもあるが、今回はキムタクの切り札ともいえる「HERO」が7年ぶり(ドラマでは13年ぶり)に復活するともなれば、さすがのジャニーズも“裏かぶり”を避けるかとは思いきや、日テレの特番に関ジャニ∞・横山裕を出演させていたという。
横山はあくまでも今回限りのゲスト出演で、それもグループ全員ではなく単独出演であり、ドラマとは異なるバラエティというジャンルであったことなどからも、派閥同士があからさまなつぶし合いをしたとは考えにくいが、ジャニーズが一枚岩になっていれば、このようなバッティングは生じないとも思われる(ちなみに「有吉ゼミ×深イイ話合体4時間★芸能人から幸せを考えるSP」は第1部(19:00-21:15)が11.0%、第2部(21:15-22:54)が10.5%と、まずまずの健闘をみせた)。
ジュリー派からすれば、ライバルに一矢でも報いたいとの思惑も見え隠れするのだが…?
(以下引用)
「これはSMAPの育ての親のI女史と、嵐やTOKIO、関ジャニ∞らを有するジャニー喜多川社長の姪のJ女史の対立が、局同士のバトルとなって表面化したものと見られています。
ジャニーさんの後継の座を争っているとも言われる両者の対立は他の番組にも影響しており、今月のフジ『27時間テレビ』の総合司会はSMAPで、来月の日テレ『24時間テレビ』ではメインパーソナリティが関ジャニ∞。(後略)」(前出・ディレクター)
(引用元:週刊文春)
I女史(飯島氏)とJ女史(ジュリー景子氏)の派閥争いは、フジテレビと日本テレビをまたいでの争いにも発展している。
夏恒例の「27時間テレビ」(フジテレビ系)では今年SMAPが総合司会を務め、「24時間テレビ 愛は地球を救う」(日本テレビ系)のメインパーソナリティは関ジャニ∞だというから、両者がっぷり四つといったところ。
また「HERO」は文部科学省とタイアップしたことで賛否両論が出ているが、これも観光庁が2010年から訪日旅行促進事業の一環で発足させた観光立国ナビゲーターに嵐を起用したことに対抗したものとみられているとか。
(※念には念を入れていたキムタク陣営。でも無理があるような)
なんだかこうしてみてくると、「HERO」も作られた「HERO」にしかみえなくなってくるから不思議。
本当の「HERO」ならそんな派閥同士の争いや地位、視聴率などを気にしないどころか、コケることも恐れない存在であって欲しいものだ。
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