2009年11月26日放送の「とんねるずのみなさんのおかげでした」(フジテレビ系)で、とんねるず・石橋貴明(48)がお笑いトリオ・東京03を“恫喝”した様子が話題になっている。
といってもコレ、10月3日に起きた“島田紳助の東京03恫喝事件”をパロディーにして笑いを取ったもの。
機転を利かせた石橋流のアドリブにネットも大反響のようで…?
その場面を振り返ってみる。
まず、東京03がアンタッチャブルとともに(どちらも人力舎所属)、とんねるずの前に登場。
そして、アンタッチャブル・山崎が「東京03はとんねるずさん初めてなので…」と石橋貴明にフリに近い一言を投げると、石橋が東京03・飯塚の胸ぐらをつかみ「挨拶しろや!」と恫喝した(もちろんネタ)。
機転を利かせた石橋流の“つかみ”に、ネットも早速反応している。
(以下「2ちゃんねる」より抜粋)
「石橋のいい面が出たなw こういうのは前からうまい。」
「しんすけをパロれるやつなんてあんまいないからな パロっただけで株が上がる」
「面白いじゃねぇか。紳助的にも、笑いのネタにされた方が楽だろ。まぁ、これを売れない芸人がやったら、紳助によって干されるんだろうけどなw」
「東京03は結果的に良かったな お笑いの大物たちがこぞっていじってくれる」
(以上、2ちゃんねるより)
島田紳助をもネタにしてしまう石橋に、賞賛の声が多いようだ。
紳助に対する当てつけだという見方もあるようだが、そう見るよりは事件そのものを笑いに変えて、紳助も東京03も気楽になれる雰囲気にしたことが大きいように思う。
もちろん、繊細な一面も持っていそうな石橋自身も、初対面の東京03に対して変な気を使いたくないという部分があったのかもしれない。
いずれにしても、この一瞬の“つかみ”で東京03も和んだだろうし、視聴者も嫌な気はしなかったはず。損した人はいないのでは?
ビートたけしや明石家さんまもこの恫喝事件に触れているが(後述)、石橋のように一瞬の体現でその場を収拾してしまえるのは、これも才能だろう。
芸能界全体の空気を読んだ好プレーという気がする(ただ面白いからやっただけなのかもしれないが)。
紳助の恫喝事件をザッと説明すると、10月3日放送のTBS系「オールスター感謝祭」の生放送中に司会の島田紳助(53)がお笑いトリオ・東京03を恫喝したことが話題になったもの。
紳助が詰め寄った理由は、東京03が紳助と初対面だったにもかかわらず、番組前に挨拶をしなかったことのようだ。
こうなってしまったのには、東京03が挨拶の習慣がない芸能事務所・人力舎所属であったことや、「オールスター感謝祭」の出演者が多く挨拶が大変だったことなどが影響していたらしい。
ただいずれにしても、紳助の行為が暴力的に映ってしまったことが(実際にはしていないようだが)特に大きく取り上げられ、各方面で反感を買う事態に発展してしまった。
後日、大物タレントもこの件に反応しており、2009年10月27日付の「東京スポーツ」では、ビートたけしが「紳助が『あいさつがない』とかって若手の東京03ってのを怒ったものだから、出番前にタレントがいちいちオレんとこにあいさつに来て、うるさくってしょうがないよ」と書いた(情報元:J-CASTニュース)。
また、2009年11月17日放送の「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)で明石家さんまは、この日のゲストだった東京03と絡みながら「(出演した人数が多かったから)挨拶に行っても失礼かな、と。紳助は『挨拶に来ていない』ともめて…」と東京03をフォロー、両者の確執を「双方の誤解」と一発で片付けてみせたとか(情報元:J-CASTニュース)。
「挨拶」を大事にするのは悪いことではないが(少なくとも紳助は大事にしていた)、かといって毎度来られるのも困る、という業界全体の流れもあるのだろう。
芸能界ではありがちな“誤解”のようだが、たけし・さんまに続いて今度は石橋が笑いにしたことで、事件そのものがネタとして少し落ち着きつつあるといったところだろうか。
今度は紳助が「行列のできる法律相談所」あたりに東京03を招き、恫喝するという自虐ネタをやってくれれば一件落着という気もするが。
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コメント
当事者への根回しはやったのだろうなあ。
事務所あたりがやるんでしょうかね。
ついつい裏舞台へ想像がいきます。