SMAP・稲垣吾郎(41)が、EXILE・AKIRA(33)の主演ドラマ「HEAT」(フジテレビ系、2015年7月期)の低迷ぶりを第1話の視聴率が判明した時点で察知していたという。
稲垣は同ドラマでAKIRA演じるエリートビジネスマンが勤務する不動産会社の社長役を演じているが、彼が脇役だからこそ冷静に分析できた可能性もありそうで…?
AKIRAの主演ドラマ「HEAT」(フジテレビ系)が、ゴールデン帯としては異例の低視聴率を続けている。
ちなみに現時点(第7話)までの平均視聴率の推移は以下の通り(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。
- 第01話(7/07)=6.6%(108分の拡大版)
- 第02話(7/14)=3.9%
- 第03話(7/21)=4.2%
- 第04話(7/28)=3.4%
- 第05話(8/04)=3.4%
- 第06話(8/11)=2.8%
- 第07話(8/18)=3.1%
- 第08話(8/25)=?
(情報元:Audience Rating TV)
「HEAT」は初回で6.6%と不穏なスタートを切ると、第2話で3.9%まで下げ、挙げ句の果てに第6話では2001年以降の民放連ドラにおける最低記録となる2.8%を叩き出してしまった。
これまでは女優・川口春奈(20)の主演ドラマ「夫のカノジョ」(TBS系、2013年10月期、第5話)が記録した3.0%が最低だったので、そこから一気に0.2ポイントも最低記録を更新してしまったことになる。
しかも「夫のカノジョ」は当時、真裏で放送されていたドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~(第2シリーズ)」(テレビ朝日系、2013年10月期、平均視聴率23.0%、主演・米倉涼子)が高視聴率を記録した不運も重なったが、「HEAT」は現在真裏で放送中のドラマ「ホテルコンシェルジュ」(TBS系)や、ドラマ「美女と男子」(NHK)も現時点で一度も二桁視聴率に届かない苦戦を強いられていることを考えれば(とはいえ「HEAT」よりは高い値ですが)、正直“火曜10時枠”でドラマ同士で数字を取り合う様相は呈していない(むしろ共倒れにみえる)。
さらにフジテレビ系の“火曜10時枠”といえば前回の2015年4月クールに放送された「戦う!書店ガール」(フジテレビ系)も初回6.2%でスタートし低視聴率に苦しんだが、同ドラマも単回での最低視聴率は第7話の3.3%で全話の平均も4.8%だったことを考えれば、「HEAT」の低さは際立っている。
(※逆にスゴイ?)
しかも「HEAT」はドラマスタート前に、続編となる映画「DRAGON(仮)」の制作まで発表されていた。
つまりフジテレビは「HEAT」のヒットを想定した上で、ドラマが始まる前から映画化の続編制作を決めたものと思われるが、蓋を開けてみればドラマの時点でおそらく想定を大きく超えるレベルでコケてしまったと思われる。
(※ドラマスタート2日前の7月5日には、続編映画の制作が判明していました)
いまのフジテレビの失速ぶりを象徴するような出来事だが、「HEAT」の第1話の視聴率が発表された段階で、同ドラマの雲行きが怪しいことを察知していた出演者がいた。
それがSMAP・稲垣吾郎だったようで…?
(以下引用)
「稲垣さんだけは1話目の視聴率が出た段階で、『このドラマはちょっとヤバいんじゃないの』って漏らしていたんです。
確かに予想以上の低いスタートだったけれど、みんな『そうかな』って首をかしげていました」とはある芸能プロマネジャー。
(引用元:東スポ)
「HEAT」の第1話は、先述の「戦う!書店ガール」の初回(6.2%)よりは多少良い数字だったとはいえ、映画化を控えるドラマであることを考えれば、初回が6.6%の値で「ヤバイ」と思った稲垣の方が普通の感覚に思えますし、スタッフが「そうかな」と首を傾げていたとすればあまりにも危機感が足りなかったようにもみえる。
あるいは稲垣が感じていたのは数字の低さに限ったことではなかったかもしれず、「ヤバイ」と感じる何らかの要因が同ドラマに潜んでいることを敏感に嗅ぎ取っていた可能性もある。
ある芸能プロの幹部によると、稲垣がこうした危機感をいち早く察知できたのは長らく脇役を務めてきたこととも関係がありそうで…?
(以下引用)
「ここ5、6年の吾郎は2番手や3番手の役が多い。これはSMAPの育ての親とも言われるI女史の“主役よりも脇で光る”吾郎のキャラクターを見極めての意向です。
主役でガツガツ出るよりも、一歩引いて全体を見られるのが、吾郎の特徴なんでしょう。だからI女史もそういうポジションを与えていると思います。SMAPの活動を見ていても分かりますが、ちょっと1人だけ外れて冷静な目で見ていられるのが吾郎ですからね」
(引用元:東スポ)
稲垣はSMAPのメンバー中でも主演が少ない方で、特に近年はドラマ「福家警部補の挨拶」(フジテレビ系、2014年1月期、主演・檀れい)や、ドラマ「TAKE FIVE~俺たちは愛を盗めるか~」(TBS系、2013年4月期、主演・唐沢寿明)、ドラマ「信長のシェフ」(テレビ朝日系、2013年1月期および2014年7月期、主演・玉森裕太)など脇役を務めるケースも少なくない。
脇役が現場の状況を客観視しやすい立場とは限らないが、今回のように主演俳優が年下でキャリアも中堅クラスのAKIRAであれば稲垣としては多少荷も軽いと思いますし、現場の状況や今起きていることを俯瞰的な視点で眺められる余裕はあるのかも。
もともと稲垣はその場の空気や状況を把握することに長けているイメージもあるほか、知的でどんな相手にも会話を上手に合わせられるタイプにみえるので、いま「HEAT」の現場がバタついていたり、落ち込んでいるのだとすれば、潤滑油のような役割を担うことで、現場を盛り上げられるのでは。
厳しい現実を突きつけられた状況のまま映画化に向かうのは主演であるAKIRAへの負担があまりにも大きいと考えられるだけに、稲垣の存在感が浮上のきっかけになるといいのですが。
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