音楽プロデューサー・小室哲哉(58)が2017年8月15日付のインスタグラムで、妻・KEIKO(45)の歌声を公開している。
ネット上では「歌声が聴けて本当に嬉しい」「変わらぬ綺麗な歌声で涙が出ました」「やっぱりglobeのボーカルはKEIKOさんしかいない」などと、喜びや感動、激励の声が挙がっている。
※KEIKOさんは2011年にくも膜下出血を発症、リハビリを続けています。
https://www.instagram.com/p/BXyY5kWFjRM/
夕焼けの海辺の映像を背景に、中央に「2016~2017 KEIKO」と記された約1分間のムービーで、穏やかなイントロから始まり、「♪こんなあたしでいいのかな…。たくさんたくさん相談しているよ」「♪いろいろ分からない…だけど、ひと言ひと言を大切にしてるよ」と、KEIKOの優しい歌声が披露されている。
伸びやかな歌声はブランクを感じさせないほか、「たくさんたくさん」、「いろいろ」、「ひと言ひと言」と繰り返し言葉が多用されている点からは、KEIKOが一歩一歩着実に前進していることも伝わってくる。
KEIKOはこの映像に登場しておらず、小室の「病気後に創って唄ってみたkeikoの声です」の言葉からは具体的にいつ頃レコーディングされたものなのかは不明だが、「きっと今はもっと上手になってると思う」のコメントからは、つい最近に録音されたものではなさそうではあるものの、そう遠くないいつかであることもうかがわせる。
インスタグラムでは「この日をずっと待ってました」「とってもとっても優しい声」「青春が蘇ります」「復帰、待ってます」などと、喜びや感動、激励の声が出ていた。
そんな小室哲哉とKEIKOといえば、マーク・パンサーとの3人組音楽ユニット「globe」としてシングル「Feel Like dance」(1995年8月9日発売)でデビューし、その後も「DEPARTURES」(1996年1月1日発売)、「Can’t Stop Fallin’ in Love」(1996年10月30日発売)、「FACE」(1997年1月15日発売)などが立て続けにミリオンヒットを記録したほか、デビューアルバム「globe」(1996年3月31日発売)が400万枚超、2枚目のアルバム「FACES PLACES」(1997年3月12日発売)も300万枚超を売り上げるなど、1990年代に一世を風靡した。
小室とKEIKOはプライベートでも縁があり2002年11月22日に結婚したが、2008年に小室に巨額の“借金騒動”が持ち上がったほか(すでに和解)、2011年10月にはKEIKOがくも膜下出血で倒れるなど、現在は夫婦で支え合いながら前進している最中であると思われる。
そうしたなか、KEIKOは2016年11月27日(小室の誕生日)付のツイッターで小室との“夫婦ツーショット写真”を披露したほか、小室も2017年6月11日付のツイッターでKEIKOとの“散歩ショット”を公開するなど、夫婦で支え合いながら着実に前進していることを印象づけた。
KEIKOの肉声は、2015年8月9日に開催されたglobeのデビュー20周年記念イベント(東京・新宿ステーションスクエア。小室がスマートフォンで録音した音声を公開)や、2016年12月13日放送のトーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系、ゲストは小室哲哉。KEIKOが徹子へ向けたメッセージ音源を公開)でそれぞれ公開されたことがあるが、“歌声”としては今回が初めて。
小室は2017年8月9日付のツイッターで、「今日はglobeの誕生日!私のためにも音楽の仕事を頑張ってるって、言葉にする機会が増えてきた。ありがとう。発症後、より一層桂子は理解を深めている。最近、今の私にあった曲なら唄えるよ~とも。桂子がkeikoになれるかもと、、僕こそ信じないとね!」とコメントしており、KEIKOが現状を理解し、歌唱についても前向きな状態であることを報告した。
2017年8月16日付の「サンケイスポーツ」によると今回、KEIKOが歌声を披露した曲は「小室が作詞作曲し、コーラスでも参加した」楽曲で、「KEIKOと話し合いながら昨年、作詞作曲してレコーディング」されたものだという。
同曲が今後、正式に発表されるかどうかは未定だが、2017年8月18日はKEIKOの誕生日でもあるだけに、再出発を予感させるとともに、小室からKEIKOへの祝福も兼ねたムービーのようにも感じる。
KEIKOさんの歌声は同じ病を抱えている方々への励みになるはずですし、歌えることはご本人にとっても乗り越えたいハードルの一つかも。
無理はしてほしくないですが、ゆっくりと回復に努めていただき、いつかglobeとして復帰される日が来ることを願う。
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