女優・木村文乃(29)が料理や家事についてのこだわりを、2017年2月7日発売の生活情報誌「ESSE」(2017年3月号)のインタビューで語っている。
木村といえば自身のインスタグラムにおいて“#ふみ飯”のハッシュタグとともに披露する手料理が話題だが、多忙のなかどのような工夫を施し、料理を作っているのだろうか…?
木村文乃といえば、2016年は映画「十字架」(2016年2月6日公開)や放送90年 大河ファンタジー「精霊の守り人」(NHK、シーズン1、2016年3月19日~4月9日、全4話)、映画「スキャナー 記憶のカケラをよむ男」(2016年4月29日公開)、ドラマ「神の舌を持つ男」(TBS系、2016年7月期)、主演ドラマ「水晶の鼓動 殺人分析班」(WOWOW、2016年11月13日~、全5話)、映画「RANMARU 神の舌を持つ男」(2016年12月3日公開)に出演するなど、切れ目のない活躍ぶりが目を引いた。
プライベートでも、所属事務所(トライストーン・エンタテイメント)の運営する俳優養成所で約5年間にわたり演技指導を受けていたとされる一般男性と、2016年11月11日に結婚するなど(情報元:ウィキペディア。11月18日に所属事務所などが発表)、公私ともに充実した一年になった。
2017年も現在、ドラマ「A LIFE~愛しき人~」(TBS系、2017年1月期)に出演中のほか、今後も映画「追憶」(2017年5月6日公開予定)への出演が控えるなど、引っ張りだこの状態が続いている。
そんな多忙な木村のプライベートの一端を垣間見ることができるのが彼女のインスタグラムだが、出演作のPRなどはそこそこに料理の写真がズラッと並んでおり、これがなかなか壮観である。
何と言っても見ているだけで美味しそうな料理や、その丁寧な盛りつけ、形や材質にまでこだわりを感じさせる食器に至るまで、一枚に凝縮された彩りのあるお料理の写真が美しい。
これらの写真は「#ふみ飯」のハッシュタグとともに掲載されている木村の手料理だが、その料理のポイントなどを交えたコメントも含め、楽しみに閲覧されているファンも少なくないのでは(ちなみにザッと数えてみたところ、木村の2016年のインスタグラム投稿写真のうち約65%が「#ふみ飯」だったので、彼女が料理に愛着を持っていることが伝わってきますし、日々の中で大切にしている作業であることも想像できます)。
とはいえ女優ともなれば生活は不規則なはずで、決まった時間に料理ができるとも限らない。
ましてや料理はまず献立から考えなければならないですし、そのうえで時間と労力あるいは料理の腕を駆使しなければならないだけに、よほどの料理好きでなければやる気を失いかねない作業でもある。
木村は、いったい“料理”とどのように向き合っているのだろうか…?
(以下引用)
「料理って同時進行でいろんなことをするから、余計なことを考えるヒマがなくて、すごく気分転換になるんです。(後略)」
(引用元:ESSE)
木村によると、“料理”は「気分転換になる」というから、仕事でたまったストレスなどを取り除いてくれる作業の一つでもあるようだ。
料理は、テレビを観たり、音楽を聴いたりする受動的な行動と違い、能動的な作業なので、人によってはむしろ億劫に感じる人が多いのかもしれないが、彼女の場合は好奇心を満たしてくれる趣味のようなものなのかも。
さらに料理は「同時進行」が求められるので、ちょっとした“脳トレ”になっている可能性もありますし(学術的に証明されているかどうかはわかりませんが)、いつの間にか仕事のうえで並行処理(昼食を食べながらセリフを覚える等々の“ながら作業”)が得意になっていたりするメリットがありそう。
そう考えると木村は“料理”を気分転換と脳トレ(?)を兼ねた一石二鳥のルーティーンとして楽しんでいるようにもみえるが、人気者だけに多忙だとすれば、いったいいつ、あのように美味しそうな料理を作っているのか不思議でならない。
木村は料理雑誌なども参考にしているようだが、そこにはレシピ選びの工夫もあるようで…?
(以下引用)
「時間がないので、つくるのは基本的には3行程以内でできるもの。
その料理のために調味料を買うのはもったいないから、家にあるものだけでできるかどうかも重要です」
(引用元:ESSE)
「ふみ飯」の写真を拝見する限り、一朝一夕で身につけた料理法でこしらえたものとは到底思えない出来栄えですし、木村が長らく手料理を続けてきたことも想像できる。
そうした経験の裏付けがあるからこそ、限られた時間や冷蔵庫にある材料だけでも、美味しい料理に仕上げてしまうことが比較的容易なのかもしれないが、忙しいときには「3行程以内でできる」メニューを重視しているようだ。
あるいは料理本のレシピには、材料の中に普段なかなか使わない「調味料」が挙げられていることもあるが、その料理のためだけに購入するのは気が引けるものですし、「家にある」調味料のみでできるメニューであるかどうかも、新作トライへの判断基準になっているようだ。
これに上記の「3行程以内でできるもの」の条件を併せれば、未知のメニューでもハードルはかなり下がるので気分的にも楽になると思われますし、そうした新しい挑戦を積み重ねることでレパートリーも増えていくのかも。
料理をする際の参考にさせていただきたいものですが、そんな木村は実は洗濯も「大好き」のようで…?
(以下引用)
「起きたらまず洗濯機を回します。部屋の空気を入れ替えて、掃除をして、朝ご飯を食べ終えて食器を流しに置いたあたりでちょうど洗濯が終わっていると、『やったー!』ってガッツポーズ(笑)。
一日ハッピーな気分で過ごせます」
(引用元:ESSE)
木村は、洗濯と料理の時間配分も考えながら家事を楽しんでいた。
主婦や一人暮らしの方の多くが経験されることかもしれないですが、そんなささやかな出来事を「ガッツポーズ」でパワーに変えている木村さんの慎ましやかな人柄もうかがえるエピソード。
木村のこうした生活スタイルの基礎はお祖母様やお母様の影響が大きいようだが(詳しくは「ESSE」をご覧下さい)、これだけ心のこもった料理を毎日食べられる旦那さんはうらやましい限り。
もちろん“ふみ飯”を閲覧しているファンの方々もハッピーな気持ちになっていることと思われますし、ささやかな幸福感を共有させてくれる木村さんに感謝したいと思う。
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