俳優・山本裕典(28)が2005年の「第18回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」をきっかけに芸能界入りしてから10年以上が経過した現在の心境を、2016年9月23日発売の「JUNON」(2016年11月号)で答えている。
山本はこれまで学園ものの作品に数多く出演しきたこともあり、キラキラしていた頃の感覚を忘れられず、現在は葛藤のなかで挑戦を続けているようだが、そんな彼の“今の幸せ”とはどんなことなのだろうか…?
※ライダー俳優から学園ドラマ出演の“ブレイク街道”を走ってきました。
山本裕典といえば2005年の「第18回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で準グランプリ&フォトジェニック賞をW受賞したことをきっかけに芸能界入りした。
翌2006年には特撮ヒーロードラマ「仮面ライダーカブト」(テレビ朝日系、2006年1月29日~2007年1月21日、仮面ライダーサソード役)で俳優デビューし、その後もドラマ「花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~」(フジテレビ系、2007年7月期、主演:堀北真希)やドラマ「アタシんちの男子」(フジテレビ系、2009年4月期、主演:堀北真希)、主演ドラマ「タンブリング」(TBS系、2010年4月期)、ドラマ「桜蘭高校ホスト部」(TBS系、2011年7月期、主演:川口春奈)、ドラマ「山田くんと7人の魔女」(フジテレビ系、2013年8月10日~9月28日、主演:西内まりや)など“学園ドラマ”、“イケメンドラマ”を中心に、その存在感を示してきた。
今や“特撮ヒーローもの(ライダー系、戦隊系)”は若手俳優の登竜門として注目されており、これらを経て“学園・青春・イケメンもの”などの作品に出演し知名度を上げるパターンでブレイクする例は定番化している。
近年のライダー出身俳優には水嶋ヒロ(仮面ライダーカブト)、佐藤健(仮面ライダー電王)、瀬戸康史(仮面ライダーキバ)、菅田将暉(仮面ライダーW)、福士蒼汰(仮面ライダーフォーゼ)、竹内涼真(仮面ライダードライブ)らがいるほか、戦隊出身俳優にも松坂桃李(侍戦隊シンケンジャー)、千葉雄大(天装戦隊ゴセイジャー)、竜星涼(獣電戦隊キョウリュウジャー)、志尊淳(烈車戦隊トッキュウジャー)らがおり、彼らのその後の活躍をみても確かに“出世街道”といえる。
昨今は“学園・イケメンもの”作品のブームが去った感もあり、“特撮ヒーローもの”で知名度を上げた面々の中にはその後の作品内容や役柄を選ばず、次々と既存のイメージを壊していく“若手実力派”と呼ばれるようなタイプが増えてきた。
そうしたなか山本裕典は“ジュノンボーイ”から“ライダー俳優”を経て、“学園・イケメンもの”ブームに乗り飛躍したものの、そのイメージが拭いきれていない印象もある(山本は当時25歳で出演した先述のドラマ「山田くんと7人の魔女」(フジテレビ系、2013年)でも高校生役だった)。
そんな山本は“ジュノンボーイ”受賞からすでに10年が経過し、「求められることもちょっとずつ変わっていくときに、自分の中でうまく対応できなくてもがいていた」そうで、「ここ1、2年、変なストレスを感じていた」というが(情報元:JUNON)、そんな葛藤とも向き合いながら、近年はドラマや舞台など幅広いフィールドでの挑戦を続けている。
イケメン俳優ならではの苦悩も伝わってくるが、そんな山本がいまプライベートで感じる“幸せ”とは…?
(以下引用)
今、プライベートの幸せと言えば、カレーを食べてるとき(笑)。出前でいつも同じカレーを大盛りで頼むから金額ももうわかってて、それを用意して、まだかなまだかな…来た!って。
ホントにおいしいんですよ。半分ぐらい食べると、お腹いっぱいになるんだけど、コーラと一緒にグッと入れて(笑)。
(引用元:JUNON)
芸能人はどうしても目立ってしまうため外食も一苦労だと思われるが、山本は“出前派”のようで、特に同じ店で注文したカレーを食べているときが至福のひとときのようだ。
「いつも同じカレー」だというから、よほどそのカレーが好きなのかも。
山本といえばこれまで“夜遊び”の様子をキャッチされることも少なくなかっただけに、普段は意外なほど地味な生活ぶりに少々驚きではある。
とはいえ自宅に引きこもっているかといえば、そういうわけでもないようで…?
(以下引用)
あとは、最近よく運転するようになりました。都内にいるとなかなか運転する機会がないけど、もともと車好きだったし、友だちを乗せて栃木とか千葉、埼玉に行ったり。
運転しながら、こういう道もあるんだとか、この道狭いな!とかいうのも含めてすごく楽しい。うちの駐車場も結構幅が狭くて何度も切り返さなきゃ入れられないぐらい難しいんだけど、今では一発。
(引用元:JUNON)
「同じカレー」を食べ続ける執着心とは裏腹に、車の運転では未知のルートの開拓にも積極的な好奇心をみせているようで、車庫入れなども含め、こちらは普通の人が避けそうなことに進んでアタックしている様子がうかがい知れる。
意外な二面性をみた気がするが、“アラサー”となった山本が今後、演技の面でもどのような振り幅をみせてくれるのか楽しみにしたいと思う。
今後は舞台「鱈々(だらだら)」(2016年10月7日~11月29日、東京・大阪・長野・鹿児島・福岡・静岡。藤原竜也、山本裕典、中村ゆり、木場勝己による4人芝居)が控えている。
興味のある方は、ぜひご覧になってみては。
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