女優・上野樹里(29)が2016年4月17日放送のラジオ番組「柳原可奈子のワンダフルナイト」(ニッポン放送)にゲスト出演し、ドラマ「家族ノカタチ」(TBS系、2016年1月期)の打ち上げの様子を語ったという。
上野は主演でSMAPの香取慎吾(39)と話す機会をうかがっていたが、2次会の時点で「一個も話してない」状況で、3次会のカラオケでようやく少し話すことができたようだが、それだけでは物足りなかったようで…?
※香取は、1次会の締めの挨拶で悲痛な心情を吐露していました。
香取慎吾の主演ドラマ「家族ノカタチ」(TBS系、2016年1月期)といえば、後藤法子氏(49)のオリジナル脚本で、現代に生きる各世代が抱える思いや、様変わりしつつある結婚や家族の在り方を丁寧に描写した作品だった。
昨今のドラマや映画は人気小説や漫画の実写化が少なくないが、同作は「チーム・バチスタシリーズ」(フジテレビ系、2008年~ 2011年)やドラマ「銭の戦争」(フジテレビ系、2015年1月期)などミステリー作品の脚本に定評のある後藤氏がオリジナルの“ホームドラマ”に挑戦したという意味でも新鮮味があり、目の肥えた視聴者層の多いと思われる“日曜劇場”(TBS系の夜9時枠)の期待に十分応えられるだけの“骨太感”のある作りになっていた。
だが同作の平均視聴率は初回から9.3%とやや苦しい船出となり、その後も10%以上を記録したのは第3話のみで、終わってみれば全話の平均視聴率は9.0%と思ったほど奮わなかった。
期待度の高いはずの“日曜劇場”でそもそもスタートからダッシュがつかなかったのは、香取慎吾やヒロインの女優・上野樹里の持つ空気感が“ホームドラマ”という題材にフィットしないと判断した人たちが多かった可能性もあるが、ネット上に広がる視聴者の意見は好意的なものが少なくないので、最後まで観た視聴者の満足度は比較的高かった可能性もある。
香取にとって奇しくも同ドラマの撮影は、年始から世間を賑わせた“SMAPの解散騒動”と併行したこともあり、複雑な気持ちを抱えた状況での日々が続いたこともうかがわせる。
それだけに香取は、2016年3月20日に行われた同ドラマの打ち上げの締めの挨拶で「撮影が終わってほしくないと思いました。ドラマが終わってしまって、明日からどうしたらいいのかがわからなくて怖い、もしかしたら自殺してしまうかも…」「今までドラマの現場をこんなふうに楽しいと思ったことはなかった」(情報元:女性セブン)などと、本音とも付かない心情を吐露したことも話題となった。
(※香取の人生観を変えた現場に?)
香取はテレビなどでは明るく活発なキャラクターにもみえるが、実際には人付き合いを好む社交的なタイプではないような気もしますし、良く言えば真面目で頑張り屋であり、悪く言えば無理しているタイプにも映る。
同じSMAPの中ではプライベートも仕事も無理なく力を抜きながら素でこなしている印象の草なぎ剛(41)や、多趣味でマメでマイペースな性格を決して派手ではない形ではあるものの仕事に生かしているようにみえる稲垣吾郎(42)などは自身を客観視できている印象を受けるが、香取は仕事に忙殺されることで不安感を打ち消してきたようにもみえるだけに、もともと余裕のないタイプだったとすれば“SMAP解散騒動”が彼を心身ともに他のメンバー以上に追い込んだ可能性もありますし、そうした最中でのドラマ撮影は想像以上に苦しい現場だったとも考えられる。
だからこそ香取が最後くらいは気分良く終わりたいはずのドラマの打ち上げの挨拶で「自殺」という言葉を使ったことは、彼が想像を絶する現場に居た証でもありますし、そんな彼を支えたのもまた現場の共演者やスタッフだったとも思えてしまう。
特にヒロイン・上野樹里は比較的感受性の強い女優さんのイメージもあるので、その辺の空気を読めていた可能性もあり、直接声は掛けなくても演技や心の中で香取を慮っていた可能性もある。
だが香取は打ち上げでは楽しそうな雰囲気だったようで(その場が、彼の当時の心のハケ口になっていたのかもしれませんが)、早朝にまで及ぶ3次会に突入したほどだったという。
上野はこの打ち上げの様子を、2016年4月17日放送のラジオ番組「柳原可奈子のワンダフルナイト」(ニッポン放送)にゲスト出演した際に打ち明けていたようで…?
(以下引用)
午前0時をメドに「帰ろう」と思っていたところ周囲に引き止められ、そのままカラオケ館に流れたといい、香取と話すタイミングを探るものの、曲目はSMAP楽曲のオンパレードだったため、話す機会が見つからなかったという。
「『いつしゃべろうかな』(と思って)『じゃあ、もう帰ります』って言ったら、やっと『ちょっとしゃべろう』ってなって。で、帰ったんだけど。だから、あんまり話せないから、後日自分の家に呼んでパーティーしたんだけど」と、語った。
(引用元:サイゾーウーマン)
香取にとって今回のドラマ現場は、日々流転していたと思われるSMAPの活動と併行していたことで、心身ともにすり減らされるようなあまりにも特殊で厳しい状況だったと思われますし、共演者やスタッフらがそうした香取の心情を“家族”さながらに案じてくれたことが伝わり、大きな感謝の念が生まれたのだとすれば、打ち上げは最後まで彼らの労をねぎらいたい気持ちがより一層強かったのかも。
その証拠の一つに香取は2016年3月31日発売の「女性セブン」に、この3次会を終えてカラオケ店からタンクトップ姿で出てきたうえで、上野と熱い抱擁を交わす場面をキャッチされている。
一方、上野はこれまでマイペースでお騒がせなイメージも一部で報じられていたが、上記のラジオでは柳原が上野の印象を「お仕事というより、人と人とのつながりを大事にしているハートフルな女優さん」「人の好きなことを分かろうとする」と感じたことを明かしており、実際上野はあるスタッフがディズニーのキャラクター“ダンボ”が好きでグッズはたくさん持っているにもかかわらずDVDはほとんど観ていないと知るや、家にそのスタッフらを呼び、お好み焼きパーティーをしながら“ダンボ”の映画を観たエピソードを明かすなど、社交的な一面ものぞかせた。
上野は以前は「視野が狭かった」と回顧しながらも、最近は「こんなに楽しい仕事、楽しい人たちが集まる場所で仕事できてるんだな」と感謝の念を吐露したり、役を演じるにあたっても「楽しい時間を大事にしながら仕事をする方が、その役にも味が出てくる(じゃないけど…)」「役を面白くするには自分がまず遊んだり、人とコミュニケーションを取る中で楽しんでいないと芝居がいきいきしないというか」と語るなど、周囲との積極的な交流も演技の幅を広げてくれることを感じながら現場に臨んでいることをうかがわせた。
こうしてみてくると打ち上げでも、上野は特に一緒のシーンを多く演じた香取とはもっと多くの会話をしたかったと思われるが、なかなか話す機会に恵まれなかったようで、彼女によると2次会までは香取と話すタイミングがなかったという。
そんなわけで上野も2次会で切り上げ帰ろうとしたほどだったようだが、3次会では少し話すことができたようだ。
だがそれでも2人は話し足りず、上野は後日自宅で開いたパーティーに香取を招いたという。
それが前記の“ダンボ”鑑賞のパーティーの時だったかは不明だが、あまり社交的でないと思われる香取が上野宅でパーティーを楽しんだのだとすれば、彼が同ドラマのスタッフらも含め心を許せる関係性を築くことができたのかもしれないですし、上野からは俳優としても良い刺激をもらった可能性もある。
奇しくも上野は2016年4月11日付のスポーツ各紙にロックバンド「TRICERATOPS(トライセラトップス)」のボーカル兼ギター・和田唱(40)との交際を報じられたほか、双方の所属事務所も「プライベートは本人に任せています」と肯定も否定もしなかったことから彼との交際が順調である可能性は高く、香取とは同ドラマを通じて熱愛に進展するとは考えにくいが、上野と香取の双方にとって充実した現場になったに違いない。
今後の“SMAPノカタチ”も気になるところだが、香取にとってこの時期に「家族ノカタチ」に出演できたことで得た経験は、今後の彼の生き方や方向性に多分な影響をもたらしてくれそうな予感がしますし、ソッと見守りたいと思う。
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