1993年に発売され、大ヒットしたTHE 虎舞竜の「ロード」。
そのヴォーカルだったタレントの高橋ジョージ(52)が先日、当時の印税収入が「16億円」、そして現在でも「年間1,200万円ほど入る」と豪語して話題となった。
そのカラクリとは…?
(以下引用)
『ロード』の総売上げ枚数は199・7万枚(オリコン調べ・’10/10/4現在)という。サラリーマンにとってはなんとも羨ましすぎる話だが、はたして本当なのだろうか。
「ここで大切なのが、彼は『ロード』の作詞作曲を担当し、かつ通常ならレコード会社などが保有する音楽出版権や原盤権も自身が持っていると話しているところ。これらがあることで普通のアーティストと比べ収入がケタ違いになります」(音楽ライター)
(中略)「CDの単価から6%が著作権印税となり、それを作詞家・作曲家・音楽出版社の3者で分けることになります。シングルCD1枚1千円の場合、著作権料60円のうち、30円を音楽出版社が取り、残りの30円を作詞家、作曲家で分けるのです」(音楽に詳しいコラムニストの橋本テツヤ氏)
別に歌手(ヴォーカル)には、歌唱印税が1~3%ほど発生する。つまり、楽曲を手がけていれば、ここまで(作詞+作曲+歌手)で4~6%の印税を手にすることができるのだ。
(中略)しかし、印税にはもうひとつある。原盤印税と呼ばれるものだ。
「通常はCDの制作費(原盤制作費)はレコード会社が負担しており、原盤権を持っているケースがほとんど。原盤印税は一般的にはCD価格からジャケット費などを控除した後の10~15%程度が標準的です」(音楽ライター)
今回の高橋ジョージの場合、原盤権を持っていると自ら語っている。そうなると、確かに普通のアーティストより、印税の入りが多くなるのだ。
「高橋は『ロード』発売当時、メジャーレーベルを探したが、当時は手を挙げるところがなく、自主制作して火がついた。そのため、メジャーで発売するようになっても原盤権を保有することになった。こういう例は大物アーティストのなかではほとんどおらず、稀有な例です」(前出・音楽プロデューサー)
(引用元:フラッシュ)
“一発屋”として括られることもある「THE 虎舞竜」だが、なんのその。
高橋が語ったところによると、「ロード」だけで当時16億円を稼いだといい、現在でも年間1,200万円もの収入があるとか。
高橋が優雅な印税生活をしていることが明らかになったが、そこには通常のアーティストが得ることのない印税を手にしているという秘密が隠されていた。
高橋は当時「ロード」を自主制作していたため、「著作権印税」(約3%)や「歌唱印税」(約1~3%)のほか、「原盤印税」(約10~15%)も手にしているといい、どうやらこれが大きいようだ。
これらの印税の合計を仮に約15%とした場合(例:3%+2%+10%)、高橋が「ロード」によってこれまでに得た印税収入はおおよそ以下の通りとなるだろうか。
「ロード1枚の価格」約1,000円×「ロードの売上げ枚数」約200万枚×「印税収入」0.15(15%)=約3億円
もちろん、これ以外にもコンサートや映画化による収入、あるいは続編(第13章まで出た)やアルバム等のリリースによる収入も含めれば、当時は相当儲かっていたことがうかがえる。
ただ一方で、メンバー間には格差も生じていた様子。
2008年には、当時のメンバーだった池田氏が週刊誌で怒りの告白をして話題になった。
バンド間の問題は内々で解決してもらうよりないが、いずれにしても現在はせいぜい10万枚を売り上げればヒットという時代だけに、なかなか虎舞竜のようにとはいかないだろう。
なんともうらやましい話だが、時代に恵まれたとも言える。
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