Mr.Children(ミスチル)の新曲「足音~Be Strong」(2014年11月19日発売)に、彼らのデビュー以来ほとんどの楽曲でプロデュースを務めてきた小林武史(55)が関与していないという。
小林と桜井和寿(44)といえば、ミスチルでの活動以外にも非営利融資機関「ap bank」の運営で協力関係にあるが、最近小林がこのプロジェクトの一環とされる“農業ビジネス”に傾倒したことを機に、両者の関係に亀裂が生じているようで…?
モンスターバンド・Mr.Children(ミスター・チルドレン)の今後を左右しかねない動きが表面化しているという。
なんと彼らのこれまでの楽曲のほぼ全てでプロデュースを担当してきた小林武史が、ミスチルの新曲「足音~Be Strong」(11月19日発売、ドラマ「信長協奏曲」の主題歌)にノータッチだというから驚きだ(同曲はミスチル初のセルフプロデュース)。
小林といえばこれまでプロデューサーとしてだけでなく、ミスチルのライブなどにも帯同し、キーボードを担当してきたことでも知られるが、2014年9~10月に行われた彼らのファンクラブツアーにも姿を見せていなかったというから、やはりミスチルと小林の間に幾らかの隔たりが生じていると考えるのが自然だろう。
実はミスチルにはこれまで何度も“解散説”、“独立説”が持ち上がっては消えてきた。
最近では2014年5月2日付の「東スポ」が「ミスチル『烏龍舎』から独立し新事務所立ち上げ」と題した記事を報じたが、小林が代表を務める「烏龍舎」(ミスチルらが所属)は同日にミスチルの独立を否定した上で「今回、このような報道がされました理由としてはグループ会社の組織改編にあります。この部分に関してはまた追って正式に発表いたします」と組織改編であることを強調した。
(※実は当たってた?)
だが、この報道はあながち外れてはいなかったのかも。
小林と桜井和寿は2003年に非営利融資機関「ap bank」を設立したが、近年はその活動内容に対する温度差が隔たりを作る一因になっていたらしい。
「ap bank」はこれまで、様々な環境保全のためのプロジェクトを提案・検討している個人や団体へ低金利で融資する活動を行ってきたようだが、小林はこれに加え、2005年に無農薬野菜などを使用した飲食業を行うための「株式会社クルック」を、2010年には千葉県木更津市で農業を行うためなどの会社「株式会社 耕す」をそれぞれ設立しており、“農業ビジネス”に傾倒していったようだ。
小林がいわゆる“金貸し”といった受動的な活動から、さらに踏み込んで自らが直接農業に働きかける方向にシフトしていることがうかがい知れるが、事はそう順調には進まなかったようで…?
(以下引用)
「『クルック』がプロデュースしていた飲食店は、ここ数年で2店舗が閉店するなど決してうまくいっていません。その赤字は桜井さんに内緒で『ap bank』やミスチルで稼いだ収益で補っているそうなんです」(前出・知人)
これを桜井が知ってしまい、2人の訣別が決定的なものになってしまったという。
(引用元:週刊女性)
小林はミスチルのプロデューサーである一方で、彼らの所属事務所「烏龍舎」の代表取締役社長でもある。
よって「ap bank」の活動なども小林が中心となり進めているものと思われるが、そこで出てしまった赤字の補填を「ap bank」やミスチルでの活動により得た資金で行っていたのだとすれば穏やかではない。
桜井は、そんな農業にのめり込んでいく小林を諭そうとしたらしいのだが…?
(以下引用)
「桜井は小林に対して、『あなたはビジネスマンじゃない、ミュージシャンなんだ。早く目を覚ましてほしい』と訴えかけていたそうですが、結局は信頼するスタッフを数名引き連れて、新事務所『エンジン』を設立しました。
さらに先日報じられた、小林氏が既婚時から不倫関係だったとされる一青窈との破局についても、同じく小林氏の農業への傾倒が原因だったようです。音楽活動をセーブして農業に没頭する小林に、一青の恋愛感情も冷めてしまったということでは」(芸能プロ関係者)
(引用元:サイゾーウーマン)
桜井は結局、小林と折り合わなかったようで、「烏龍舎」から独立し、新事務所「エンジン」を立ち上げたが、混乱を避けるために完全な独立という形ではなく、「烏龍舎」からの分社化という体を取っているようだ(要は関連会社。ちなみに「エンジン」にはミスチルのほか、ナオト・インティライミ、ケン・マスイが所属)。
小林はプライベートでも、“8年愛”を続けてきたとされる歌手・一青窈(38)との破局を、2014年10月28日発売の「フラッシュ」に報じられたばかりだが、こちらも音楽活動をセーブする小林と一青の間にすれ違い生じたことが原因の一つのようだ。
(※恋の方も“永すぎた春”に)
小林が本業だったはずの“音楽活動”に一区切りを付け、“農業”に傾倒していく中で、公私にわたるパートナーたちも彼に翻弄され、離れつつあるといったところのようだが、彼をそこまで執着させる“農業ビジネス”とはいったいどのようなものなのだろうか。
無農薬野菜を使用した飲食店「kurkku(クルック)」は東京と大阪で計5店舗を展開しており、イタリアンレストランやバー、コンビニエンスストアなど業態も様々なようだが、東京・外苑前にあるナチュラルローソンとコラボしたコンビニ「food kurkku」の店舗関係者によると…?
(以下引用)
「最近は店舗にもよくいらっしゃってますね。陳列してある野菜や食品を、季節によってこう変えた方がいいんじゃないかといったような細かい指示も出されています。(後略)」(店舗関係者)
(引用元:週刊女性)
小林は店舗にまで足を運び、商品の陳列にまで指示を出す熱の入れようだとか。
また彼は、有機農産物の生産や養鶏もやっている千葉県木更津市の丹波農場にも足を運んでいるようで…?
(以下引用)
「ここにもよく来ているよ。とにかくこだわってやってるからね。卵に関しては専属のスタッフが3人もついてるし、鶏のエサだってすべて無農薬のものを使っている。
ソーラーパネルにも4億円かかったって聞いてるよ。もうけはほとんどないんじゃないかな。そうそう、宿泊施設やコンサートホールなんかも併設した複合施設を’16年をメドに作ろうとしていて、今は土地を探している真っ最中みたいだけどね」(近所の住人)
(引用元:週刊女性)
「クルック」によると赤字を補填するような事実はなく、大型複合施設の建設計画もないとのことだが(情報元:週刊女性)、小林が今“農業”を中心とした環境事業に没頭していることは確かなようだ。
幼少期に砂を触ったことがない子供も増えていく中で、小林の中で日本古来の農耕民族の血が騒いだのだろうか。
人生は一度きり。自然に触れるなかで、音楽では伝えられない“何か”を求めた英断が、どのような形で実を結ぶのか興味深い。
ミスチルにとってもこれを良い転機と捉え、心に残る音楽の製作に努めてほしいものですし、またいつか成長した姿で小林とコラボできる日が来ることに期待したいと思う。
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