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ピース・又吉直樹、芥川賞受賞後初めて綾部祐二とライブ!客席の反応でわかった意外な事実

ピース・又吉直樹(35)が2015年7月19日、小説「火花」で芥川賞を受賞後初めて、相方・綾部祐二(37)とともにコンビで劇場(千葉県・よしもと幕張イオンモール劇場)の舞台に立った。

又吉は大拍手のなか迎えられ、コンビでのネタも上々だったようだが、中盤でお客さんにいざ「火花」を読んだかどうかを聞いてみると意外な答えが返ってきたようで…?

※売り切れ店続出の報道もありますが。
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ピース(2003年10月に結成)といえばツッコミ・綾部祐二とボケ・又吉直樹によるお笑いコンビで、2010年頃から徐々にブレイクし、その後はバラエティ番組「ピカルの定理」(フジテレビ系、2010年10月19日~2013年9月4日)や、バラエティ番組「笑っていいとも!」(フジテレビ系、2011年4月7日~2014年3月27日、木曜レギュラー)などでレギュラーを務めたことで知られる。

現在、テレビではピンでの活動が目立っており、コンビでのレギュラー番組はバラエティ番組「みんなの青春のぞき見TV TEEN!TEEN!」(RKB毎日放送、福岡ローカル)や、バラエティ番組「土曜はダメよ!」(読売テレビ、関西ローカル)など意外にも地方局が中心となっている。

コンビでキー局でのレギュラーを失ったことから一時の勢いは衰えたかにもみえるが、綾部は毎年発表される恒例の「吉本男前ランキング」で“殿堂入り”(3年連続で1位を獲得。2012~2014年度)を果たしたことや、“熟女好き”をネタにするなど、“イケメンで熟女好き”というキャラ付けを成功させたことで、バラエティ番組における“イケメン芸人枠”の一定のポジションを確保したものとみられ、現在も不定期ながら多数のバラエティに引っ張りだこの状態となっている。

対照的に又吉は高校時代にサッカー部に所属していた過去を持つとは思えないほど物静かなキャラクターで、近年では太宰治芥川龍之介に影響を受けたほどの読書家であることや、ファッションがオシャレであることが取り上げられるなど、これほど前に前に出ていかない芸人も珍しいと思えるほどの“消極的キャラ”で、現在はピンで経済番組「オイコノミア」(NHK Eテレ、2012年4月3日~)でレギュラーを務めるほどの異彩を放っている。

そんな対照的なピースの2人だが、当初は綾部の“イケメンキャラ”がもてはやされ、又吉はどちらかといえば良くも悪くもいじられる綾部の隣で静かにしているイメージがあった。

それだけに又吉はトークバラエティ番組「アメトーーク!」(テレビ朝日系)でも、“気にしすぎ芸人”(2010年6月3日放送)や“最初、すごく暗かったけど段々明るくなってきた芸人”(2011年9月8日)などネガティブなトークテーマに呼ばれることも少なくなく、それでいてトークにキレがあるタイプにもみえなかっただけに、厳しい芸能界に飲み込まれかねない状況にも感じた。

だが又吉はどことなく独特で憎めない雰囲気を放っているほか、何でもかんでも欲しがっているようにみえる綾部に対し、小さな事でも一日一つずつ着実に何かを吸収しているような又吉のマイペースさが好対照を生んでいるようにも見え、コンビ仲はともかくコンビとしてのバランスは取れているように思えた。

又吉は綾部が脚光を浴びた時期にはそれなり悩んだ時期もあったかもしれないが、高校時代にサッカーで鍛え上げた忍耐力でジッと期を見計らっていたのかも。

そんな又吉についに最近、劇的な転機が訪れた。彼は2015年1月7日発売の文芸雑誌「文學界」(2015年2月号)で初の中篇小説「火花」を発表し話題を呼ぶと(2015年3月11日には単行本として発刊)、同作が「第28回三島由紀夫賞(三島賞)」の候補作になったほか(わずか1票さで惜しくも受賞は逃す)、2015年7月16日に発表された「第153回芥川龍之介賞」では見事、受賞を果たした(羽田圭介(29)の「スクラップ・アンド・ビルド」も芥川賞を受賞(又吉と同時受賞)。直木賞は東山彰良(46)の「流(りゅう)」が受賞)。

ピース綾部“グチ”が止まらず、15分に1回「嫉妬とかは全然無い」。のニュースを紹介

(※綾部は15分毎に「嫉妬とかは全然無い」と言っていたとか)

又吉の敬愛する太宰治も取れなかった芥川賞を処女作で取ってしまうとはまさに彼の才能を思い知らされる出来事となり、“欲しがり屋”の相方・綾部からすれば心中穏やかではいられないようなニュースになってしまったかも。

そんな又吉が2015年7月19日に千葉県・よしもと幕張イオンモール劇場で行われた“週末ネタライブ1回目”に、芥川賞受賞後初めて綾部とともにコンビで舞台に立ったという。

2人のかけ合いやお客さんの反応は、果たしてどんなものだったのだろうか…?

(以下引用)

まずは綾部が「どうも、芥川賞です!」と挨拶すると、鳴り止まない拍手のなか「大先生をお呼びしましたよ~。又吉先生です!」と紹介。拍手はより一層大きくなった。

又吉は「今後も変わらず、劇場に立ちたいと思いますのでよろしくお願いします」と言いながら、突然「いつものヤツいきますか!」と「世界を明るく照らすには、一人ひとりの笑顔から、ピース!」とピースサイン。又吉らしくない言動に綾部から「そんなのやったことないよ!」とツッコまれた。

(引用元:TechinsightJapan)

つかみはやはり“芥川賞”だったようで、会場は祝福ムードに包まれた。

それでも又吉は“先生扱い”におごることもなく、マイペースのギャグで笑いを取っていた。

又吉は芥川賞の受賞会見でも「僕はこれからも今まで通り芸人100でやって、それ以外で書く姿勢は崩さんようにしようと思います」(情報元:東京スポーツ)と語っており、これまで通り本業のお笑いに注力する姿勢を示していましたし、芥川賞受賞でかえってお笑いがやりにくくなる心配もあるが、芸人と作家は全くの別物ですし、今後も憶することなくそれぞれの才能を惜しみなく出してほしいものだ。

そんな話題作「火花」は芥川賞受賞が決定すると大手ネット書店「Amazon」でも2時間で品切れになったほか、各地の書店でも売り切れが相次いでいると報じられた。

身近な芸人さんが執筆した作品が芥川賞を受賞したことが、普段本を手に取らない層も取り込んだ可能性もありますし、まさに“又吉効果”が如実に出たといえる。

 芥川賞に選ばれ、発行部数が100万部を突破することが決まった又吉直樹(35)の「火花」が17日、各地で飛ぶように売れている。インターネット通販大手アマゾンの在庫がなくなるなど、“又吉特需”に出版界は沸き立っている。

(※“又吉効果”がスゴイ)

当方も7月19日に近くの書店に足を運んだが、「火花」は売り切れ状態だった。

凄まじい売れ行きっぷりを肌で感じたが、先述のよしもとライブでもピースの2人はお客さんに「火花」をすでに読んだかどうかを聞いてみたという。

だが、返ってきた答えは意外なものだったようで…?

(以下引用)

観客に「(『火花』を)読まれたって方はどれくらいいらっしゃいますか?」と問いかけるも反応はまばら。

「(芥川賞受賞の)ニュースを見たという人~!?」には、3分の2以上の手が挙がったが、実際の小説のほうはほとんど読まれていないという状況に、又吉は「こんなにも読まれてないとは。出てきたときの歓迎の拍手にむちゃくちゃ感動して、もうちょっとで泣きそうになったんですけど」と笑うしかなかった。

(引用元:TechinsightJapan

又吉の芥川賞受賞のニュースを知っている人はかなり多かったようだが、実際に「火花」を読んだ人はまばらだった。

それでも芥川賞が発表されたのは7月16日で、それからわずか3日後のライブでもありましたし、これだけ品薄の状態であれば読みたくても読めない人も少なくないはずで、とりあえず買ったけどまだ読んでいない人も少なくないかも。

すでに発行部数が100万部を突破したとも伝えられている「火花」は今後も売れそうで、これを入り口に又吉とともに同時に芥川賞を受賞した羽田圭介(29)の「スクラップ・アンド・ビルド」(2015年8月上旬発売予定)や、同じく7月16日に直木賞は受賞した東山彰良(46)の「流(りゅう)」(2015年5月13日発売)も読む人が増え、出版業界全体の活性化につながるといいですね。

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