俳優・工藤阿須加(22)が、2014年5月24日に西武ドームで行われた埼玉西武ライオンズ×東京ヤクルトスワローズ戦の始球式に登場した。
現在、出演中のドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」(TBS系)では天才投手役を演じている阿須加。
ネット上では「やはり、背番号47。胸がアツいな」「良い球投げるなぁw」「ちゃんと投げたら120km/hは軽く超えてくるね。すごいわ」などと驚きや絶賛の声が挙がっている。
野球経験はないそうだが、綺麗なピッチングフォームで見事114km/hのストレートを投げ込んだ。
投球がやや左側に逸れたのはご愛敬だが、打者へのデッドボールを避けるために意識的に左側に投げた可能性もある。
何はともあれ西武ドームに背番号「47」「KUDOU」が帰ってきたことは、西武ファンのお父さんたちにとって懐かしい思い出が蘇る瞬間だったのでは(ちなみに阿須加がドラマで演じている沖原和也は、背番号14)。
ツイッターでは「かっこいいいーー」「ヘー、息子さんだったのか~」「野球経験なしで114キロはなかなかだよな」「フォーム 父さんに似ているな」「お父さんや西武ファンは感無量だろうなぁ」などと、絶賛や驚きの声が出ていた。
(※この日の練習風景など写真52枚はコチラで)
そんな阿須加は、西武、巨人などで活躍した大投手・工藤公康氏(通算224勝。現在は野球解説者などとして活躍中)を父に持つことで知られるが、野球は意外にも未経験で学生時代はプロテニス選手を目指していたという。
だが高校一年生の時に右肩を壊したためプロの道を断念し、役者の道を志すようになったようだ。
そんな阿須加は2012年にドラマ「理想の息子」(日本テレビ系、2012年1月期)で俳優デビューし、2013年には大河ドラマ「八重の桜」(NHK、第6話~第21話)で主人公・八重(綾瀬はるか)の弟・山本三郎役に抜擢されたのも記憶に新しい。
また現在出演中のドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」(TBS系)では、廃部寸前に追い込まれた中堅精密機器メーカー・青島製作所の野球部を救うエース投手・沖原和也役を好演している。
奇しくも父・公康氏と同じポジションなうえに、ストーリーのキーマンという大役なだけに彼にとって大きな転機となりそうな作品だ。
ちなみに「ルーズヴェルト・ゲーム」とは、野球好きだった米国・ルーズヴェルト大統領(当時)が互いに点を取り合うシーソーゲームの末、「8-7」のスコアとなるのが最も面白いと語ったことから、同スコアで決まる試合を指すが、阿須加が始球式をした西武×ヤクルト戦は奇しくも12-8という乱打戦で西武が勝った。
現在、西武は最下位に沈んでいるが、かつてのエース・工藤公康の息子からもらったパワーで、ペナントレースの方でも大逆転の“ルーズヴェルト・ゲーム”を決められるのか気になるところ。
中盤を迎えたドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」の方も、引き続き大ピンチの青島製作所と、同社野球部の巻き返しに注目したいと思う。
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