歌手で女優の神田沙也加(28)が2015年1月23日に上梓したスタイルブック「Dollygirl」の中で、中学時代にいじめを受けていたことや、転校を4回も繰り返したことなどを赤裸々に明かしているという。
神田は昨年、映画「アナと雪の女王」のヒロイン・アナの声優としてブレイクしたが、そこまでの道程は必ずしも順調ではなかったようだ。彼女は芸能界デビュー後も、“偉大なる両親”を持つことの苦悩や葛藤と向き合ってきたようで…?
神田沙也加といえば、空前の大ヒットとなった映画「アナと雪の女王」(2014年3月14日公開)の日本語吹き替え版においてヒロイン・アナの声を担当したほか、同映画の挿入歌「生まれてはじめて」の歌声でも注目を集めるなどブレイクを果たした。
そんな沙也加は14歳(2000年頃)の若さで芸能界デビューし、SAYAKA名義で歌手活動や女優活動を行ってきた過去を持つが、これまでの歩みは必ずしも順風満帆といえるものではなかったようだ。
というのも、彼女の両親といえば偉大なる歌手・松田聖子(52)と俳優・神田正輝(64)で、沙也加がその娘としての苦悩や葛藤と常に向き合わざるを得なかったのだとすれば、道半ばにして大きな挫折感を味わっていても不思議ではない。
実際、沙也加は2015年1月23日上梓したばかりのスタイルブック「Dollygirl」の末尾にあるインタビューの中で、中学生時代に寮生活で壮絶ないじめを受けたことや、4回も転校したことを告白しているという。
詳しくはぜひお買い求めいただければと思うが、沙也加と親交の深い芸能関係者も当時の状況について、以下のように語っているようで…?
(以下引用)
「沙也加はあの松田聖子の娘。否が応でも目立ってしまう。ある時、寮の部屋に置いてあった下着が同級生に盗まれて、『沙也加のパンツだよ~』と見せ物にされた。
そのほかにも夕飯を終えて自室に戻ったら、布団がびしょびしょに濡らされていて、眠れなかったこともあったそうです」
(引用元:週刊文春)
有名人のご子息ともなれば周囲から好奇な目を向けられることもあるはずで、それが和気あいあいとした友人関係へと発展してくれるに越したことはないが、嫉妬や面白半分のいじり、さらには度を超えたいじめへとつながってしまうことも場合によってはあるものかも。
それも沙也加の場合は、母親が一時代を築いたと言っても過言ではない歌姫(松田聖子)で、父親が名俳優(神田正輝)であり、しかもよりによって沙也加が10歳の時(1997年1月)に2人はすでに離婚していたのだから、彼女の中学時代は辛い境遇だったに違いない。
沙也加の“4度の転校”がそれを物語っているが、追い詰められた状況で手を差し伸べてくれるはずの母・聖子も2000年には再婚相手と再び離婚し、歌手・原田真二(56)との逢瀬を報じられるなど、我が道を行く生活を続けていたようですし、沙也加の声はなかなか届かなかったのかも。
そんな苦しい時期を必死になって乗り越えたと思われる沙也加だからこそ、最近の握手会では“あるファン”に対して当時の気持ちを吐露していたという。
沙也加と話したという、そのファンによると…?
(以下引用)
「いじめられていた頃の気持ちを聞いたんです。私の娘も学校でいじめられているので……。
すると彼女は『味方が誰もいないような気持ちでした。誰にも気づいてもらえないような。だから、お母さんだけは味方してあげてください』と。とても真剣な眼差しでした」
(引用元:週刊文春)
沙也加の胸には、当時の孤独な日々の記憶が消えることなく残っているのかも。
母・聖子も大スターなりの、娘には到底理解できないような悩みを抱えて生きていたのかもしれないが、娘である当時の沙也加からすればどんな些細なことでもいいから母に耳を傾けて欲しかったのかも。
(※今は分かり合える相手がいるようです)
沙也加は14歳で芸能界デビュー後も、他の“二世タレント”とは比べものにならない期待感を持って見られてきたようですし、18歳の時には芸能活動を一時休止し、飲食店のアルバイトで生活費を稼いだという(情報元:週刊文春)。
彼女がそんな苦労を重ねながら、再び芸能活動を地道に続けてきた結果、予期せぬ形で「アナ雪」のヒットにつながった。
彼女の「アナ雪」での評判は、声優としても、歌い手としても上々なものだったと思われますし、聖子の力に頼らず自らの足で辿り着いた先に歴史的なヒット作との巡り会いが待っていたのだとすれば、「アナ雪」は彼女にとって感慨深い作品となったものと思われる。
辛い時期を支えた沙也加のスタッフも、彼女の姿勢をこう評価しているようで…?
(以下引用)
「沙也加ちゃんはとにかく努力の人。復帰後は声優の専門学校に通ったり、ミュージカルで経験を積んだり。
気を遣われるのが苦手で、差し入れは千疋屋のフルーツよりもコンビニのお菓子やカップラーメンのほうが好きみたい(笑)。その姿勢はブレイク後も変わらない」
(引用元:週刊文春)
「努力の人」とはまた、一時代にセンセーションを巻き起こし、一気にスターダムへと駆け上がった母・聖子への皮肉にも聞こえてしまうが、どちらの人生にもそれぞれに違った深い味わいがあるのでは。
“反面教師”と言っては失礼かもしれないが、沙也加には母親であり大スターでもある聖子の良い面も悪い面もお手本にして、今後の人生を自らの足で切り開いていってほしいものです。
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