連続テレビ小説「ごちそうさん」(NHK、2013年下期)でヒロインを務める女優・杏(27)といえば、ハリウッドなどで活躍する俳優・渡辺謙(54)の娘としても知られる。
だが「ごちそうさん」で共演する俳優・和田正人(34)によると、杏は「俗に言う、二世タレントとは全然ちがい」「すっごい庶民的で」「超努力家」のようで…?
杏がヒロインを務める連続テレビ小説「ごちそうさん」(NHK、2013年9月30日~2014年3月29日)が快進撃を続けている。
週間平均視聴率は放送開始から16週連続で21%を超えているというから(情報元:1月27日付のマイナビニュース)、このままいけば、21世紀(2001年)以降に放送された朝ドラにおける最高視聴率を記録する可能性も出てきた。
NHKの朝ドラといえば、かつては平均視聴率30%~40%を叩き出す時代もあったが、2003年後期の「てるてる家族」以降は10%台が続く低迷期に入った。
だが近年は巻き返しが顕著で、「梅ちゃん先生」(2012年前期、20.7%、堀北真希)に「あまちゃん」(2013年前期、20.6%、能年玲奈)と20%超えの作品が復活している。
「ごちそうさん」は先述の通り、これら2作品を凌ぐ数字で推移しているだけに、2001年以降で最高視聴率を記録した「さくら」(2002年前期、23.3%、高野志穂)を上回る可能性まである。
大きな宣伝をしている印象もないだけに不思議だが、昭和初期の懐かしい雰囲気が年配視聴者のハートをつかんでいるのか、あるいは食い倒れの街として知られる大阪を舞台に食や人情をテーマにしたストーリーが幅広い層の支持を集めているのか、いずれにしても今後もますます注目を集めそう。
そのヒロインを務める杏は父に俳優・渡辺謙を持つ“二世女優”だが、モデル時代から父が渡辺であることを明かしてこなかったともいわれていますし、女優としての露出が顕著になったのも近年になってからだけに、“二世タレント”にしては意外にもじっくりとした道のりでここまできた感もある。
「ごちそうさん」で杏(西門め以子)の幼なじみ役(泉源太)を演じる俳優・和田正人も、杏の印象は「俗に言う、二世タレントとは全然ちがい」、「庶民的」で「超努力家」のようで…?
(以下引用)
「俗に言う、二世タレントとは全然ちがいますね」「すっごい庶民的ですよ」「超努力家ですね」と和田クンは杏チャンを絶賛。
特に印象的だったのは、いわゆる“消えモノ”(ドラマ内に出てくる食べ物や飲み物のこと)が多い『ごちそうさん』の現場では、余り物をスタッフさんが自宅に持ち帰ることも多いそうなのですが、「杏サンも持って帰って、翌日、それでお弁当を作って来たりするんですよ。あんなに忙しいのに、お弁当作るなんてスゴイですよね」(和田クン)とのこと。
(引用元:女性セブン「ウラ山田eyeモード」)
杏はロケで余った食材を持ち帰り、弁当にして持ってくることもあるのだとか。
彼女は2014年1月26日放送のトークバラエティ番組「おしゃれイズム」(日本テレビ系)にゲスト出演した際にも、撮影現場に作ってきた弁当(炊き込みご飯、エノキのバター炒め、ウィンナーとアスパラガスの炒め物)を(VTRで)披露していた。
同番組では杏が現在、東京の自宅を引き払って大阪に滞在しており、料理や大阪に関する本を大量に読んでいるエピソードも明かされていたことから、役作りにいそしんでいる様子もうかがえた。
和田によると、杏には他にも“庶民的エピソード”があるようで…?
(以下引用)
さらに!衣装さんが手作りで縫った衣装の着物の端切れで杏チャンが“お手玉”を作っていたのを和田クンは目撃したんだとか。
「裁縫道具に『渡辺杏』って書いてあるんです。『スゴイでしょ?小学校の頃から使ってるのよ』って言ってました」とも。本当に庶民的な女性なんですね。
(引用元:女性セブン「ウラ山田eyeモード」)
杏は衣装の端切れを利用して、お手玉を作っていたこともあった。
杏といえば歴史好きの“歴女”としても知られており、古風で落ち着いたイメージもある。
地道に役作りに励み、誰にでも親しみやすい杏の存在感もまた、「ごちそうさん」のヒットの要因の一つかも。
ドラマも終盤に差し掛かってきたが、今後どれだけ視聴率を上げるのか気になるところ。
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