SKE48が2015年3月31日にリリースする17枚目のシングル「コケティッシュ渋滞中」の販売方法が物議を醸している。
同シングルの“劇場盤”には、CD売り上げと同様にオリコンランキングに集計される“ミュージックカード”が1枚同梱されているらしく、“劇場盤”を1枚購入するとランキングには2枚とカウントされるようで…?
SKE48の17枚目のシングル「コケティッシュ渋滞中」(2015年3月31日発売)の販売方法が物議を醸している。
同シングルは“通常盤”4種類、“初回限定盤”4種類、“劇場盤”に加え、エイベックスが運営する通販サイト「mu-mo」で販売されている“ミュージックカード”(1枚308円)の形態がある。
非常にややこしいが、“通常盤”、“初回限定盤”、“劇場盤”がCDであるのに対し、“ミュージックカード”はCDではない。
ではどういったものかといえば、同カードはスマートフォンやPCで専用サイトにアクセスし、カード裏面に記載されたシリアルナンバーを入力すれば、楽曲の音源をダウンロードできるもので(カードそのものに音源が入っているわけではない)、1枚の値段が格安(300円程度)であることもあり、もともとはコンビニなどで気軽に購入してもらい、スマホ等でダウンロードして聞いてもらう意図があったものと推察できる。
そんな“ミュージックカード”は昨今普及してきたもので、オリコンランキングではこれまで同カード1枚の売り上げをCD1枚の売り上げと同等に集計してきた。
ところがこれを逆手にとって、2013年にはEXILEがシングル「EXILE PRIDE」の“ミュージックカード”を14種類も発売し(当時のメンバー数が14人。ダウンロードできる音源は同じ)、14種すべての購入者に特典を付けるなど売り上げ枚数を増やしたことが話題となった。
SKE48も例外ではなく、14枚目のシングル「未来とは?」(2014年3月19日発売)では実に64種類の“ミュージックカード”を販売している。
ダウンロードできる楽曲が同じでも、“ミュージックカード”の表面にプリントされている絵柄が異なれば、トレーディングカードのように集める楽しみ方もあると思われるが、楽曲そのものを楽しみたい人にとってカードを何枚も買わされるのは本意ではないはず。
それだけに“ミュージックカード”のまとめ買いを助長する仕掛けは健全な売り方には思えなかったですし、オリコンランキングが楽曲の善し悪しを計る指標として機能しなくなってしまうことも憂慮された。
そうした中で、SKE48の17枚目のシングル「コケティッシュ渋滞中」においても“ミュージックカード”が再び様々な形で販売されているようで…?
(以下引用)
ミュージックカードは、以前から握手会会場などで予約を受け付けており、3枚購入ごとに、2ショット写メ権の抽選に参加できるとあり、多くのファンがすでに大量予約をしているという。
(引用元:日刊サイゾー)
「コケティッシュ渋滞中」の“ミュージックカード”はまず、2015年1月31日に行われた個別握手会(ポートメッセなごや2号館)で予約が行われ、3枚の購入予約で“2ショット写メ権”の抽選会に1回参加できる特典が付けられた。
つまり“2ショット写メ権”の抽選会に複数口応募したい場合には、何十枚も“ミュージックカード”を購入するファンがいた可能性もある。
さらに今回波紋を呼んでいるのは、「コケティッシュ渋滞中」の“劇場盤CD”の中にも“ミュージックカード”が同封された“セット売り”になっていることのようで…?
(以下引用)
個別握手会参加券付きの劇場盤は、前シングル「12月のカンガルー」と同額の1,028円であるものの、CDに加えてミュージックカードを同梱。
すなわち、ファンが劇場盤を1点購入するたびに、オリコン集計上ではCD2枚分にカウントされるのだ。
(引用元:日刊サイゾー)
AKB48グループの“劇場盤CD”といえば個別握手会参加券付きがウリだが、今回の「コケティッシュ渋滞中」の“劇場盤”には同曲の“ミュージックカード”も同梱されているという。
お値段は1,028円と控えめながらも、これを1枚購入した場合、オリコン上は2枚売り上げたものとなる。
もはやオリコンランキングで上位に入っている楽曲には何か裏があると思えて仕方がない状況だが、オリコンもようやく重い腰を上げたようで…?
(以下引用)
しかし、オリコンも黙ってはいない。先月、エスカレートするミュージックカード商法を問題視し、対策を発表。4月6日付のデイリーランキング以降、ミュージックカードの集計を合算することを取り止めるとした。
しかし、SKE48のニューシングル発売日は、集計廃止のわずか6日前。それだけに、ファンの間でも「集計廃止前の“滑り込み商法”」「最後だから、暴挙に出たな」と話題になっている。
(引用元:日刊サイゾー)
オリコンは2015年1月28日に、2015年4月6日付のデイリーランキング以降、“ミュージックカード”の売り上げを合算集計しない方針に変更することを発表したばかり。
オリコンによると「CDより安価な設定の上、複数枚のまとめ買いを誘引する作品など、社会通念上、独立した一枚のヒットとはいいがたい作品も散見され、かつ今後も同様な発売企画が進行している」などの問題点を重く受け止めたようだ。
(※発端はV6のシングル「Sky’s The Limit」だった?)
そんな“ミュージックカード・マジック”ともいえる方法で今後はCDの売り上げ枚数を増やすこともできなくなるが、その期限となる2015年4月6日付のデイリーランキングに反映される直前にリリースされるのが、“ミュージックカード”の抱き合わせ販売を盛り込んだ「コケティッシュ渋滞中」だけに、まさに“滑り込み商法”といわれても仕方がない。
ファンが果たしてどんな反応を示すのか、気になるところ。
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コメント
SKEEXILE三代目イーガにあゆキスマイv6AKB…エイベックスじゃん