KAT-TUN・亀梨和也(25)主演のドラマ「妖怪人間ベム」(日本テレビ系)のサウンドトラックが2011年11月23日に発売されたが、なぜかあの有名なオープニング曲が収録されていないという。
「ベム」といえば「闇に隠れて生きる~」というあのオープニング曲のインパクトが強いが、なぜ入っていないのか。
そこには、大人の事情があったようで…?
現在、ドラマのオープニング曲には、ベム(亀梨和也)・ベラ(杏)・ベロ(鈴木福)の3人が一緒に歌う「妖怪人間ベム」が採用されており、第1、2、3、6話では1番の歌詞が、第4、5話で2番の歌詞が、第7話で3番の歌詞がぞれぞれ披露された(情報元:ウィキペディア、第7話現在)。
ところが、11月23日に発売された同ドラマのサウンドトラックには、このオープニング曲が収録されていないという。
サントラの制作を担当したサキタハヂメ氏も、10月31日付のツイッターで「あの曲だけでも発売出来る方法を探って貰いたいです」と、困惑のコメントを残した。
本来僕が答える事ではないかもしれませんが、沢山ご質問を頂いているのでお答えします。今回発売する妖怪人間ベムのサントラに、ベムベラベロの歌入りオープニングは収録出来ませんでした。契約等の大人の事情みたいです。本当に残念です。あの曲だけでも発売出来る方法を探って貰いたいです。(続く)
— サキタハヂメ (@sakitahajime) October 31, 2011
ファンもブーイングだそうだが、いったいなぜ入らなかったのだろうか…?
(以下引用)
「その曲をサントラ盤に入れてしまうと、翌週に控えた『ベム』のエンディングに使用されているKAT-TUNの新曲『BIRTH』の売り上げに影響すると踏んだようです」と〝解説〟するのは、ある芸能プロ関係者だ。
また、ドラマの視聴率も影響しているとか。「同時期に嵐の櫻井翔がフジテレビでドラマをやっているんですが、初回視聴率で『ベム』が勝ってしまった。ジャニーズ内のグループトップは嵐。もし『ベム』の曲を出して、大フィーバーとなればその序列が崩れかねない。そういう事務所サイドの事情とも言われています。亀梨は『修二と彰』の『青春アミーゴ』の大ヒットという前例も作ってますからね」(同関係者)
(引用元:東スポ)
オープニングテーマがサントラに入らなかった理由は、2つほどあるようだ。
1つ目は、KAT-TUNのシングル「BIRTH」の売り上げに影響するためだという。
ただ「BIRTH」はもともとサントラには入っていないので、かぶっているということもなく、両方欲しい人は両方買いそうな気もするし、影響は少なそうな気もする。
ただもう少し深読みするとすれば、もしサントラにオープニングテーマを入れて注目を集めすぎてしまった場合に、後日発売される「BIRTH」がかすんでしまうという可能性はある。
ただその場合は、サントラの発売日を「BIRTH」の後ろにずらすという方法も取れそうなだけに、どうということはない気もするが。
いずれにしても、ジャニーズにとってはオープニングテーマの存在が脅威だったということなのか。
ちなみに2011年12月12日付のオリコンCDシングル週間ランキング(11月28日~12月04日)によると、「BIRTH」は193,584枚を売り上げ1位を獲得しており、2位の東方神起「Winter ~Winter Rose / Duet -winter ver.-~」(129,525枚)や、3位の渡り廊下走り隊7 「希望山脈」(92,621枚)を見事抑えている。
2つ目の理由は、現在、ドラマ「謎解きはディナーのあとで」(フジテレビ系)に出演中の嵐・櫻井翔に配慮したというもの。
確かに最近までの「ベム」と「謎解き」の平均視聴率を比較すると、僅差だが「ベム」の方が高いようだ(情報元:Audience Ratin TV、「ベム」=16.37%、「謎解き」=16.11%。12/7現在)。
ジャニーズにとっても亀梨の好成績は嬉しいはずだが、櫻井以上のヒットは想定外だったということなのか。
いずれにしても、「ベム」のオープニングテーマがサントラに入らなかったのは奇妙な印象だ。
だが、まだこの先に「オープニングテーマ」がシングルとして発売されるという道も残されているように思われる。
大野智主演のドラマ「怪物くん」(日本テレビ系)も、サントラ(2010年5月26日発売)が先に発売され、それに収録されなかった挿入歌「ユカイツーカイ怪物くん」(2010年7月7日発売)が後に、ファンのCD化の要望に応える形で発売された。
ベムのオープニングテーマも、もしかするとこのパターンで売ろうと考えている可能性もある。
ドラマを見たファンにとっては、このままどこにも収録されないのは残念だろうし、今後の展開が気になるところだ。
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