くりぃむしちゅー・上田晋也(45)が現在、日本テレビ系列においてピンで3本のレギュラー番組を抱えるなど好調で、同局内での“発言力”も増していると、2016年2月25日発売の「週刊文春」が報じている。
上田はスペシャルドラマ「天才バカボン ~家族の絆」(日本テレビ系、3月11日放送)でも“バカボンのパパ”役でドラマ初主演を飾るが、“バカボン”役におかずクラブ・オカリナ(31)が起用された背景にも、上田の強い“推し”があったようで…?
上田晋也(45)といえば有田哲平(45)とのコンビ・くりぃむしちゅーとして現在、教養バラエティ番組「世界一受けたい授業」、トークバラエティ番組「しゃべくり007」(いずれも日本テレビ系)、クイズ番組「くりぃむクイズ ミラクル9」、バラエティ番組「くりぃむナンチャラ」、バラエティ番組「日本人の3割しか知らないこと くりぃむしちゅーのハナタカ!優越館」(いずれもテレビ朝日系)でレギュラーを務めるなど、主に日テレとテレ朝を主戦場に活躍している。
一方、上田はピンでもトーク番組「おしゃれイズム」、ニュース番組「Going!Sports&News」(いずれも日本テレビ系)、障害者スポーツ番組「ストロングポイント」(BS日テレ、ナレーション)、ニュース型トーク番組「上田晋也のニッポンの過去問」(TBS系)、バラエティ番組「上田ちゃんネル」(テレ朝チャンネル)、トーク番組「連続トークショー 太田上田」(中京テレビ)でレギュラーを務めるなど、ジャンルを問わず多方面で引っ張りだこの状態となっている。
上田は毎年恒例の「好きな司会者ランキング」(オリコン調べ)でも上位の常連だけに納得の活躍ぶりであり(2012年、2013年は1位)、仕切りにおいては豊富な知識を持っているからこそバラエティからスポーツ番組まで幅広く対応できるのでしょうし、トーク番組などではそのドッシリとした兄貴肌な性格も相手の心を自然と開くうえで一役買っているのかも。
そんな上田は特に日テレ系列のレギュラー番組が多く、くりぃむでは「世界一受けたい―」、「しゃべくり007」、ピンでは「おしゃれイズム」、「Going!―」を担当しているほか、2016年2月21日にスタートした障害者スポーツ番組「ストロングポイント」(BS日テレ)でもナレーションに起用されるなど、東京五輪やパラリンピックも見据え、これまであまりスポットライトの当たってこなかった“障害者スポーツ”分野のキーマンとしても重要な役割を担っている。
上田が日テレで5本のレギュラーを任されるほどの信頼関係は、ある日本テレビ幹部に以下のように言わしめるほど強固なものとなっているようで…?
(以下引用)
「ウチの局にとっては大事な人で、ここのところだいぶその“発言力”は増してきたように思います。
あのトークとスタジオ廻しの上手さで代わりになる人がいるかと言われたら、いないのは確かです」
(引用元:週刊文春)
民放各局の視聴率争いで近年一歩リードする日本テレビといえば、特にバラエティ番組が強いことで知られるが、近年では格安の放映権で育ててきたラグビー日本代表の活躍が大当たりし、2015年のワールドカップでは高視聴率を連発するなどスポーツ番組でも結果を出していると思われる。
上田はその両方に絡んでいるだけに、日テレの浮沈を握るキーマンのひとりと言っても過言ではない。
そんな“日テレっ子”上田だけに今度はなんと、故・赤塚不二夫さん(享年72歳)原作の人気漫画「天才!バカボン」の実写化となるスペシャルドラマ「天才バカボン ~家族の絆」(日本テレビ系、2016年3月11日放送予定)で“バカボンのパパ”役でドラマ初主演を飾るという。
俳優・上田が破天荒で熱いキャラをどう演じてくれるのか楽しみだが、その一方で“バカボン”役には現在ブレイク中のお笑いコンビ・おかずクラブのオカリナ(31)が起用されたが、この背景にも上田のプッシュがあったようで…?
(以下引用)
「このキャスティングには、上田さんから強い〝推し〟があった。オカリナはよしもと所属で別事務所なんですが、元々上田さんは、事務所の枠を飛び越えて若手芸人の相談窓口みたいなところがある。
『今後どう展開したらいいでしょう?』という疑問に親身にスパッと回答してくれるので、慕う若手が多い。そんな中で『オカリナはいい味出してるよ』とベタ褒めだった」(同前)
(引用元:週刊文春)
上田は現在、相方・有田やマツコ・デラックスら所属タレントわずか5人の芸能事務所「ナチュラルエイト」に所属しているが、並み居るお笑い芸人を抱える吉本興業の芸人ですら上田を慕ってくるほどらしいので、彼が普段から組織や派閥らしきものにはあまり興味を示さないこともうかがえますし、情熱のある若手芸人には事務所など関係なく、分け隔てなく相談にも乗っているのかも。
今回のドラマ「天才バカボン ~家族の絆」におけるオカリナの抜擢は異例だが、上田のお眼鏡に叶うだけのものを彼女が持っていたのでしょうし、そうした意見も吸い上げる日テレのトライもまた上田との信頼関係なしには成立し得なかったと思われる。
上田はツッコミとして毒を吐くこともあるが、大きな心で若手を救える度量も併せて持ち合わせているようにみえる。
また面白かったり、感動できるものには常に真剣だが、その姿勢をあえて周囲には見せず、それでいてそうした現場に組織や派閥が必要以上に関与することを望んでいないようにもみえる。
相方・有田哲平もそんな上田の活躍に刺激を受けつつ、常に彼流の面白さを磨き続けているようにみえますし、このコンビにして今のお二人があるようにも思える。
民放トップを走る日テレが「大事な人」とラブコールを送る上田が、コンビとして、ピンとして見据える先はどこなのか、今後も注目してみていきたいと思う。
★ここまで、お読みいただきありがとうございます。以下もどうぞ☕