日本映画として初の「アカデミー賞 外国語映画賞」を受賞した滝田洋二郎監督の「おくりびと」。
本木雅弘が演じる「納棺師」が話題だが、作品中の彼の前職は、なんと「チェロ奏者」だ。
なぜ「納棺師」の前に「チェロ」が必要だったのだろうか…?
(以下引用)
チェロの形というのは、人の形をしていると言われていて、まさに胴体の部分のくびれは、女性のウエストに当たる。そして、いい音を出すには、力を抜いてやさしく弾かなければいけない。まさにその扱いと手の動きが、納棺師と共通していることに気がついたそうだ。
(引用元:井上公造芸能 芸能裏ネタ! 長谷川まさこ記。本木さんにチェロを教えた元「G-CLEF(ジークレフ)」の柏木広樹さんへのインタビュー)
チェロは、人の形をしているとも、人の声で歌うとも言われているそうだ(情報元:WEBシティ札幌 チェロと声で伝えるおはなし)。
本木雅弘は企画の段階で、人の分身を抱くように弾くチェリストの動作が、納棺師の所作とつながると考えたのかもしれない。
「おくりびと」は、本木が1996年に青木新門・著の「納棺夫日記」を読んで感銘を受け、本木自らが青木宅を訪れ映画化の許可を得たという経緯がある(情報元:ウィキペディア)。
本木の思い入れが強く感じられる作品だが、「死」というテーマを扱いながら決して暗い内容ではないという。
家族愛や仕事への自負などが実にユーモアなタッチで描かれているそうで、むしろ前向きでハートフルな作品らしい。
日本的な死への美学に、ユーモアな部分が組合わさったところが、海外から高く評価された理由かもしれない。
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コメント
なるほど。
バイオリンが人の声(歌)に近いから心地よいと言いますが…。
>なるほど。
>バイオリンが人の声(歌)に近いから心地よいと言いますが…。
ご訪問者さま
はじめまして♪ご訪問&コメントありがとうございます。
バイオリンにもそのようなお話があるんですね。
チェリスト、バイオリニストの方にお話をお伺いしてみれば、
日ごろどのようなお気持ちで
楽器に触れられているかわかるのでしょうね。
納棺についても、温かい気持ちで行っていただけると
送る側の方達も素敵な気持ちになると思いました。
また気軽にお立ち寄りくださいませ★
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。