SMAP・木村拓哉(43)の“名言”が、熊本県熊本市にある真言宗の寺院・本蔵院の門前にある“格言”として掲げられていたと、2015年11月24日発売の「週刊女性」が報じている。
本蔵院では月ごとに門前に“格言”を掲示しているようで、10月のそれが木村の言葉だったようだが、ドラマでのセリフなどではなく、彼がラジオで語った“一言”だったようで…?
木村拓哉といえばこれまで数々のドラマでヒットを飛ばし、“平成の視聴率男”と言われて久しい。
近年こそ主演ドラマの視聴率も往年の頃と比べると奮わなくなってきたが、そうした事態すらニュースになってしまうことが、彼のこれまでの活躍ぶりの凄さを如実に物語っている。
そんな往年の木村といえば、フジテレビ系の“月9ドラマ”「ロングバケーション」(1996年4月期)、「ラブジェネレーション」(1997年10月期)や、TBS系のドラマ「GOOD LUCK!!」(2003年1月期)など王道のラブストーリーで高視聴率を連発してきた。よってキムタクはこれまで女子が“胸キュン”するようなセリフも数多く披露しており、「ハイは?ハイって言わないとチューするよ」(ロングバケーション)や、「ぶっちゃけ、俺、お前に何かあったら困るから」(GOOD LUCK!!)など、“ザ・キムタク”的な“名ゼリフ”も少なくない。
だがドラマ「101回目のプロポーズ」(フジテレビ系、1991年)の「僕は死にましぇ~ん(あなたが好きだから!)」や、ドラマ「家なき子」(日本テレビ系、1994年)の「同情するならカネをくれ」、連続テレビ小説「あまちゃん」(NHK、2013年上半期)の「じぇじぇじぇ」、ドラマ「半沢直樹」(TBS系、2013年)の「倍返し」など“流行語大賞”を受賞するようなインパクトのあるセリフがあったかといえば、そういうわけでもない。
むしろあれだけの数字を連発してきた木村のドラマの中で、心に残る名言は意外と少ないような気もする(キムタクファンならいくつもあると思われますし、実際どんなドラマでもそれほどの名言は滅多に現れないとは思いますが)。
ところがそんな木村の“言葉”が、熊本県熊本市にある真言宗の寺院・本蔵院の門前にある“格言”として掲げられていたという。
本蔵院では月ごとに門前に“格言”を掲示しているようで、2015月10月の“格言”が木村の言葉だったようだが、その格言こそ「手を抜く方が疲れる」というものだったそう。
ではこの言葉は、木村がどのような場面で発言したものだったのだろうか。
本蔵院の住職を務める蔵本崇正氏によると…?
(以下引用)
「あれはラジオだったかと思います。“いつも忙しいから疲れることも多いでしょう?”という質問に対して、“いえ。手を抜くほうが疲れますから”と答えていらっしゃいました」
(引用元:週刊女性PRIME)
住職が木村のラジオを聞いていたことにも驚きだが、木村の言葉はドラマのセリフなどではなく、彼のラジオで発言されたものだった。
確かに「手を抜く方が疲れる」という言葉は第一線を走り続けてきた者にしかわかり得ない一種の悟りの境地にも近い言葉にも聞こえる。
木村が“SMAP”あるいは“キムタク”として普通の人が感じ得ない大きな重圧を抱えながら、なお現在も“キムタク”でいられるのはまさにこの言葉なしにはあり得ないと思う。
ドロップアウトしてしまうのは楽だが、そうしてしまえばその先にもはや“キムタク”はないのだから。
もちろん頑張りすぎてしまうことも時に良くないでしょうし、現実問題においてそのバランスは大事で、そこは禅問答のようになってしまうが、「手を抜く方が疲れる」は木村らしい名言に聞こえる。
だからすきっ #木村拓哉43回目誕生祭_1113 pic.twitter.com/LdkCjdcX59
— あゆ??踏ん張る??信じて待つ?? (@smapplin) November 13, 2015
すでに10月で掲示は終わっているので、現在は見ることができないが、お寺さんの前に“木村拓哉の名言”が掲げられる光景はなかなかシュールで、貴重でもある。
そんな木村の言葉のどのあたりが、仏教につながる精神なのだろうか…?
(以下引用)
「“悟り”の境地に至っても、平穏がずっと続くということはなくて、常に現在進行形で坂道を上っている状態のことを“仏”というんですね。これって、少しでも手を抜いたら、坂を転げ落ちるということでしょう。
常に歩み続けるということが人間の本来の姿であり、木村さんの言葉はまさにそのものだなと。自然とこんなことが言えてしまうなんて、本当に素晴らしい方だと思います」
(引用元:週刊女性PRIME)
人生を坂のようなものだと考えれば楽であり、ようやく乗り越えた坂の次にまた坂があっても、それを乗り越えるのが当たり前なのだと思えれば、好循環なのですね。
何か苦しいことがあった時に、この「手を抜く方が疲れる」という言葉を思い出してみると、意外とスッと次のステージへ進めるかも…?
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