SMAP・木村拓哉(44)が主演ドラマ「A LIFE~愛しき人~」(TBS系、2017年1月期)の撮影に意気込みをみせているが、その陰でキムタクが激怒する出来事があったと、2016年12月15日発売の「週刊文春」が報じている。
ジャニーズ事務所は同ドラマをSMAP解散前の年内(2016年10月期)に前倒しできないか打診したようだが、TBS側はドラマ「ドクターX」(テレビ朝日系、2016年10月期)に勝てないと判断し、断ったという。
だが、その話がキムタクの耳に入ってしまったようで…?
※それって「A LIFE」<「ドクターX」ってこと?ちょ、待て…
木村拓哉が2017年1月15日スタートのドラマ「A LIFE~愛しき人~」(TBS系、日曜21時)で主演を務める。
キムタクにとっては年内解散を表明しているSMAPでの活動終了後の初仕事となりそうで、その余波も含め注目を集めることは間違いない(撮影自体は2016年12月2日にスタートしています。情報元:番組公式インスタグラム)。
さらに数々の役柄を演じてきたキムタクが、同ドラマで初の医師役(心臓血管と小児外科が専門の職人外科医・沖田一光。情報元:番組公式ホームページ)に挑戦することや、その役作りのためか2016年12月12日放送のバラエティ番組「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)では短髪で出演していたことも話題となった。
また共演者も豪華で、竹内結子(36)、松山ケンイチ(31)、木村文乃(29)、菜々緒(28)、及川光博(47)、浅野忠信(43)らが揃い、放送枠もTBSで最も定評のある“日曜劇場(日曜9時)”(過去に「半沢直樹」(2013年)、「下町ロケット」(2015年)などのヒット作を輩出。現在は「IQ246~華麗なる事件簿~」を放送中)ともなれば、お膳立てとしては十分すぎる感もある。
ジャニーズ事務所としても“SMAP解散”の余波が、年明け早々にネガティブな空気感として広がる状況には持ち込みたくないはずですし、2016年1月に持ち上がった“SMAP解散・分裂騒動”の際にいち早く事務所残留を表明したとされるキムタクのドラマが好評を博せば、SMAPは解散しても存在感は健在であるとのアピールにつながるとみているフシもある。
逆に考えると、キムタクとしては同ドラマで何としても結果を出したいところだと思われますし、そんな彼の強い思いは“ドラマタイトル”や“脚本”にまで反映されているという(詳しくは、今回の「週刊文春」をご覧下さい)。
そうしたなかドラマ「A LIFE~愛しき人~」の放送時期をめぐっては、一悶着があったという。
ジャニーズ事務所は同ドラマの放送を2017年1月期ではなく、2016年10月期に前倒ししたかったようなのだが…?
(以下引用)
「来年一月放送予定のこのドラマ、今年のSMAP解散騒動の後で、ジャニーズ事務所から『(今年十月クールに)前倒しできないか?』と相談があったのです。
動揺しているファンを安心させたいという意図があったのでしょう。ただ、TBSサイドは、テレビ朝日の『ドクターX』に勝てないと判断して断ったのです」
(引用元:週刊文春。TBS関係者の談話)
ジャニーズサイドとしては「A LIFE」を2016年10月期に放送したかったようで、おそらくSMAPの解散が秒読みとなっている年末に向け、キムタクがドラマで奮闘している画をみせることで、ファンに幾ばくかの心の準備を促す意図があった可能性もある(他のメンバーは単独でもバラエティ番組などでレギュラーを持っているため、ドラマ街道を走ってきたキムタクが解散を前に連ドラ主演を果たしていたとすれば、それはそれで大きな注目を集めたとも考えられる)。
だが10月期の連ドラといえば、昨今は米倉涼子(41)主演の「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)が平均視聴率20%を安定的に記録するコンテンツとしてシリーズ化されており、2016年10月期も第4シリーズを放送中となっている(現時点での全話の視聴率も20%を超える期待通りの好調ぶりを維持している)。
せめて同時期の連ドラではトップの成績を記録したいと思われるキムタクサイドとしては、結果的に2016年10月期を避けて正解だったのかもしれないが、そもそもキムタクが「A LIFE~愛しき人~」で演じる主人公も外科医とされるだけに、「ドクターX」とは役柄がかぶりそうなことや、内容まで比較されやすい状況になっていたことを考えれば、わざわざ同時期にぶつけるリスクは高いと考えるのが自然だ。
ちなみ余談だが、2012年10月期と2013年10月期では2年連続で米倉とキムタクの主演ドラマが放送されていた。
2012年10月期では米倉主演の「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系、第1シリーズ)が19.1%で同時期トップの平均視聴率を記録し、木村主演の「PRICELESS~あるわけねぇだろ、んなもん!~」(フジテレビ系)は17.7%と、米倉に軍配が上がったほか、2013年10月期も米倉主演の「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系、第2シリーズ)が23.0%で同時期トップの平均視聴率を記録し、キムタク主演の「安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~」(TBS系、日曜劇場枠)は12.8%に終わり、こちらも米倉が制していた(視聴率の情報元:Audience Rating TV)。
キムタクからすれば米倉へのリベンジの気持ちもあったかもしれないが、結局「A LIFE~愛しき人~」は予定どおり2017年1月期に放送されることになった。
だがそんな“回避策”が、キムタクの耳に入ったことでややこしい話になったようで…?
(以下引用)
「TBSが『ドクターX』との勝負を避けたことが、木村の耳に入ってしまい、激怒したそうです。『勝てばいいんでしょ?だったら俺が言う共演者やゲスト出して』と言い始めたため、あんな豪華な出演陣になった。
おまけに山崎努(80)や笑福亭鶴瓶(64)へも出演を要請したため、見積もりで一話一億円を超える回が出てしまった」(同前)
(引用元:週刊文春)
上記が事実であれば、キムタクへの配慮がかえって彼の自尊心を傷つけてしまった可能性もあるが、「俺が言う共演者やゲスト」を出せば勝てると思っているようでは、残念ながら制作費が高騰するだけで勝てる見込みはむしろ下がるような気がする。
もちろん豪華キャストは知名度が高い分、注目度が上がる可能性は高くなるが、昨今は視聴者の目も肥えてきている。
出演者が豪華であれば必ずしもよいと言うわけではなく、適材適所であるかが重要だと思われますし、今期ヒットしたドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系、2016年10月期)は新垣結衣ら出演者がエンディングに踊る“恋ダンス”や、劇中で他の番組のパロディーを取り入れるなどの脚本・演出での工夫が好結果につながったと思われる。
また、タイトルこそ文字通り地味な印象を与えた「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」(日本テレビ系、2016年10月期)も、ファッション誌の編集者を夢見る主人公(石原さとみ)が文芸担当の校閲部で生き生きと働く様を、展開が変わる際に石原のキュートさを生かした“衣装シーン”を割り込ませる演出や、地味に上手い俳優陣が一見“手直し作業”にみえる“校閲”という仕事の裏に、執筆者の人知れぬ思いが詰まっていたりすることを泥臭い行動で確認する姿が新鮮に表現されるなど、両作品とも撮影セットはほとんど代わり映えせず、出演陣も有名どころを寄せ集めたとはいえないにもかかわらず、全体として心に響くものがあった。
キムタク主演の「A LIFE~愛しき人~」は出演陣が豪華なうえに、セットに使われる医療器具なども本格的だというが(情報元:週刊文春)、どこまで目の肥えた視聴者を振り向かすことができるか気になるところ。
キムタクともなれば正統派の王道路線から抜け出せない自分との戦いが肝なような気もしますし、振り切った役柄への挑戦もみてみたいものだが、どうなるだろうか。
SMAPでは草なぎ剛(42)も2017年1月10日スタートのドラマ「嘘の戦争」(フジテレビ系、火曜21時)で主演を務める予定であり、同作も併せて注目されそうだが、彼の場合はすでに役柄や脚本に対してこだわりはなく、与えられた役柄を振り切って演じることに何の抵抗もなさそうな点において、すでに俳優としての一つの壁を破っているような気はする。
そもそも表題からして、「A LIFE~愛しき人~」と無難な印象が否めないキムタクドラマと、「嘘の戦争」と目を背けたくなる草なぎドラマに、明らかな振り幅の差を感じますが、どちらもそれぞれの良さが生かされた作品になることに期待したいしながら、第一話を待ちたいと思う。
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コメント
こんだけ長いことネガキャンしてれば初回は視聴率良いんじゃない!?この人って良くも悪くも話題に事欠かないし人気が落ち着いた?とされる今でも熱狂的なファンとアンチを視聴者に取り込んでそうなイメージがあるんだよなぁ。自分は観ないと思うが←アンチではないw
視聴率?笑わせるぜ
ドクターXも朝ドラも相棒も半沢も観た事がない。視聴率だけで語るヲタは何が面白いんだ???
どんなにいい俳優だしてきてもキムタクってだけで見ない
不愉快そうな演技見てるとイライラするから
成功させなくちゃというプライドはあるよね?命のドラマだから、人の命がどれだけ大切か、世間にもわかって欲しいもんね。どうして世間は、自分一人の力で生きていると思うの?勝手にそんな事決めるな!