フジテレビ・加藤綾子アナウンサー(30)が2016年1月22日放送の情報番組「めざましテレビ」(フジテレビ系)で、同番組を4月1日放送分で卒業し、フジテレビも4月末で退社することを発表した。
フジのエースとして奮闘してきた“カトパン”の離脱により同局が失うものは大きいものとみられるが、彼女は上層部ときっちりと話を付けたうえでの円満退社にこぎ着けたうえに、今後も恩義のある同局に貢献できそうな事務所へと移籍するようで…?
※義理も立てつつ、我が道を行く決断をしたカトパンの“処世術”とは?
“カトパン”こと加藤綾子アナといえば2008年にフジテレビに入社し、同局期待の新人アナによるトークバラエティ番組「カトパン」(2008年10月~2009年3月)に起用されたほか、現在はバラエティ番組「ホンマでっか!?TV」(2009年10月19日~)の進行役や、情報番組「めざましテレビ」(2010年10月~2012年3月:情報・スポーツ担当、2012年4月~:女性メインMC(2014年9月までは生野陽子アナとの二人体制。以降は単独))をそれぞれ長らく務めるなど、まさに“フジテレビの顔”として活躍してきた。
だが加藤アナは2014年10月27日放送の「めざましテレビ」の生放送中にダウンし途中退席するなど、過労やストレスを感じさせる出来事もあり、心身ともに苦しい時期を迎えていることも憂慮された。
加藤アナも“アラサー”となり今後のアナウンサー人生を模索する節目に差しかかっていると思われるなか、フジテレビは業績不振から抜け出せず彼女への依存度が増していた可能性もある。
過去にフジテレビで人気を博した内田恭子アナ(39)も29歳、高島彩アナ(36)も30歳、中野美奈子アナ(36)も32歳、本田朋子アナ(32)も30歳の時にそれぞれ退社しており、“30歳”はとりわけ人気女子アナにとって分岐点であることもうかがわせるだけに、加藤アナにも懸命に走ってきた人生を顧みる時期が来ていると考えても不思議はないが、今や“振り向けばテレ東”などと言われるほどの凋落ぶりが目立つフジテレビにとって、この時期における“カトパン離脱”は相当な痛手に違いない。
それだけに近年はまことしやかにささやかれる“カトパン退社説”に、フジテレビ・亀山千広社長(59)が直接言及したことで物議をかもしたこともあった。
カトパンが2015年7月15日付の「スポーツニッポン」に「9月いっぱいで退社」と報じられたことを受け、亀山社長は同日行われた定例会見で加藤アナの退社は「来年の春も秋もありません」と完全否定したが、合わせて加藤アナから「社長が知る前に大変申し訳ございません。自分が思い当たる節がないのに、何で出るのか、私が一番ビックリしてます」とのメールが送られてきたことを明かしたほか、彼女とは「辞める場合は最初に相談する」との約束をしていることも告白し、2人が“メル友”として直通する関係だったことが明らかになった。
それだけ加藤アナの存在がフジテレビにとってどれだけ大きいかを物語るが、 他の社員からすれば一社員が社長から特別扱いを受けているように感じても不思議のないエピソードなだけに、この社長発言でかえって加藤アナが同僚の目を気にせずにはいられない状況に追い込まれてしまう危険性も憂慮された。
(※激震が走ったのは、むしろフジテレビ社員たちの方だったかも)
そうしたなか、加藤アナは2016年1月22日放送の「めざましテレビ」(フジテレビ系)で、同番組を4月1日放送分で卒業し、フジテレビも4月末で退社することを発表した。
どのような経緯でカトパンがこの時期での退社を決断したのかは不明だが、残念ながら亀山社長の慰留は実らなかった。
それでも加藤アナとフジテレビとの間にシコリはなく、きちんとした手続きを踏んだ末の“円満退社”になるようで…?
(以下引用)
「(前略)今回の退社は、亀山社長と加藤が移籍する事務所の幹部との間で、きっちりと話し合いが持たれた上で決まった完全な円満退社。
義理立てがしっかりなされた上なので亀山社長も納得して送り出す形になりました」(フジテレビ関係者)
(引用元:東スポ)
加藤アナが今後所属するのは大手芸能事務所「ジャパン・ミュージックエンターテインメント」で(情報元:日刊スポーツ)、俳優では篠原涼子、谷原章介、千葉雄大らが、タレントでは千秋やユースケ・サンタマリアらが所属していることで知られる。
彼らがフジテレビ系のドラマへの出演が多いことなどから「ジャパン―」とフジテレビが親密関係を築いていることもうかがえますし、フジ側からすれば加藤アナが同事務所に所属することで将来的にフジテレビへの出演交渉がしやすいメリットもあるのかも。
加藤アナも、2016年1月22日にFAXで「入社してから7年半、早起きの生活を続け、仕事を中心に生活してまいりました。それこそが生きがいで、誰かに必要として頂けたことがとても嬉しく、少しでも力になりたい、そんな思いで8年間走り続けてまいりました」と振り返り、「何もできない私に様々なチャンスを与えて下さり、心から感謝しております」と周囲に対する感謝のコメントを発表した。
会社に育ててもらったという厚い恩義も感じさせるが、「ここで少しゆっくりと日常を歩んでいきたいと思いました。これからは、在籍中に培った経験をもとに新しい道を切り開いていきたいと考えております」(情報元:オリコン)と新たな決意を表明しており、会社に義理を立てつつも今後の自分の人生を考えた決断を下したことが伝わってきた。
加藤アナが「ジャパン―」に所属することで、今後は一人の“タレント”としてマネージメントを行ってくれる安心感もあると思いますし、引き続きフジテレビにも恩返しがしやすいのであれば、ベストな選択だったといえそうで…?
(以下引用)
「『めざまし――』と視聴率低迷で今春の打ち切りが内定している『おーい!ひろいき村』を除くレギュラー番組や特番にはこれからも出演していくそうです。
今後はさらにCMやラジオ、各種イベントなどにも出ることになる。収入は最低でも3倍以上、CMなどが複数加われば、1億円の大台にも乗るんじゃないですかね」(同)
(引用元:東スポ)
加藤アナは現在、先述の情報バラエティ番組「ホンマでっか!?TV」やクイズ番組「優しい人なら解ける クイズやさしいね」にレギュラー出演しているので、4月以降もフリーアナとして、引き続きこれらに出演することになるのかも。
カトパンの離脱はフジテレビにとって大きいと思われるが、彼女の恩義に応えつつも後進の育成に努め“復活”の道を模索してほしいものです。
加藤アナにとっても人生における節目の大きな決断を良い形で進められたことは喜ばしいことですし、フリーになってもこれまで以上の飛躍に期待したいと思います。
体調にはくれぐれもご自愛のうえ、活躍されることを願っています。
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