次期の連続テレビ小説「あさが来た」(NHK、2015年9月28日スタート、ヒロインは波瑠(24))の主題歌にAKB48の「365日の紙飛行機」が起用されることが明らかになったが、同朝ドラにAKBグループのメンバーが女優として出演する可能性も高まっているという。
特に、同主題歌のセンターを務めるNMB48・山本彩(22、AKB48を兼任)が最有力候補のようで…?
連続テレビ小説「あさが来た」(NHK、2015年9月28日スタート)といえば作家・古川智映子(83)の「小説 土佐堀川 女性実業家・広岡浅子の生涯」を原案に、幕末から大正時代を生き、大同生命や日本女子大学などの設立に尽力した女性実業家である故・広岡浅子さん(1849~1919年)の生涯が描かれる予定で、ヒロインの今井あさ役を女優・波瑠(24)が、その姉・今井はつ役を宮崎あおい(29)が、あさの許婚(いいなづけ)・白岡新次郎役を玉木宏(35)がそれぞれ務めることなどが発表されている。
さらに同作は、朝ドラ史上初となる幕末(江戸時代末期)からのスタートとなることでも注目を集めており、開始から数話までは意外なちょんまげ姿がみられそう。
脚本は朝ドラとしては「風のハルカ」(NHK、2005年下半期)以来で、近年の連ドラでは「ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~」(フジテレビ系、2009年7月期、主演・山下智久)や、「聖女」(NHK、2014年8月19日~10月7日、全7話、主演・広末涼子)などを担当した大森美香(43)が務め、主題歌はAKB48の新曲「365日の紙飛行機」となることが決まっている。
ちなみに朝ドラの主題歌といえば「マッサン」(2014年下半期)の「麦の唄」(中島みゆき)や、「花子とアン」(2014年上半期)の「にじいろ」(絢香)、「ごちそうさん」(2013年下半期)の「雨のち晴レルヤ」(ゆず)などシンガーソングライターが担当するケースが比較的多いほか、「あまちゃん」(2013年上半期)や「おひさま」(2011年上半期)などのようにテーマソングという形式を取るパターンもある。
だがそうした傾向の中でも、近年は「梅ちゃん先生」(2012年上半期)でSMAPの「さかさまの空」が起用されるなどアイドルが主題歌を務めた例もみられるだけに、今回AKB48が選ばれた点も時代の流れの一つだろう。
なお朝ドラはその年度の上半期(4月~9月)をNHK東京が、下半期(10月~翌年3月)をNHK大阪がそれぞれ制作する体制が基本となっているが、「あさが来た」はNHK大阪を中心に制作されることなどから、AKB48による主題歌「365日の紙飛行機」のセンターは、大阪を中心に活動するNMB48の絶対的エースとして存在感を示してきた山本彩に白羽の矢が立ったのかも。
山本は現在AKB48(チームK)での活動も兼務しているが、AKB48の楽曲でセンターポジションを務めるのは今回が初めてで、それも毎朝流れる朝ドラの主題歌ともなれば大きなチャンスなだけに飛躍のきっかけとなりそう。
それにしても朝ドラともなればヒロインやストーリーのイメージに合う主題歌やテーマソングをこだわり抜いて選びそうなものだが、なぜ他を差し置いてAKB48だったのだろうか…?
(以下引用)
「朝ドラの佐野元彦エグゼクティブプロデューサーは大のAKBファンで、主題歌起用について、『悲願だった』とまで語っている。
佐野EPはAKB48がゲスト出演する可能性を『なくはありません』と今は言葉を濁しているが、裏では『楽しみにしててください』と笑顔で話している。少なくともセンターの山本が出演することは間違いないでしょう」(前同)
(引用元:東スポ)
「あさが来た」の主題歌にAKB48が起用されたのは、制作統括(エグゼクティブプロデューサー)を務める佐野氏が大のAKB48ファンだったことが決め手といっていいようだ。
そうなると当然、佐野氏がAKB48のプロデューサーである秋元康氏(57)に同ドラマの内容やイメージなどを伝えた上で楽曲の製作を依頼したものと思われるが、先に“AKB48”ありきだったという点においては、純粋にドラマに合った楽曲、アーティストを選ぶ作業を省いていることになるだけに、拍子抜けの感もある。
大人の事情もあるのかもしれないが、ヒロインの選考には数千人規模のオーディションでじっくりと適任者を選んでいると思われる一方で、主題歌はお偉いさんの一存で決まってしまうのかと思うと、そのギャップに戸惑いも覚えてしまう。
さらに佐野EPは、AKB48のメンバーが女優として同ドラマに出演する可能性も示唆しているようで…?
(以下引用)
「過去の朝ドラには、AKB加入前ですが、村山彩希が『瞳』、NMB48の藤江れいなが『ゲゲゲの女房』『あまちゃん』に出演してますが、出演時間は長くなかった。山本は48グループで最も長い出演になるはず。
渡辺麻友、島崎遥香、北原里英、横山由依ら女優志望のメンバーも落ちてますが、これまで朝ドラヒロインのオーディションに挑戦してきた。渡辺らも出演する可能性は高いと思う」(前同)
(引用元:東スポ)
主題歌「365日の紙飛行機」でセンターを務める山本彩が、同作にサプライズ出演する可能性もあるという。
佐野EPによると「お楽しみゲストを色々仕込もうと思っている」(情報元:スポーツニッポン)とのことなので、彼がAKBファンなのであれば他にもAKBグループから数名の起用があることも十分に考えられる。
もちろん現時点での公式発表ではないが、AKBグループのメンバーは女優としての実績に乏しいと思われるだけに、せっかくオーディションを通過してきた方々への配慮を考えればリスクも伴いそう。
起用する役柄などにもよるかもしれないが、はたしてAKBのメンバーをキャスティングにまで巻き込む可能性を秘めた朝ドラがどちらへ転ぶのか注目したいと思う。
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