アンジャッシュ・渡部建(42)と歌手・森高千里(46)が司会を務め、2015年4月にスタートばかりの音楽番組「水曜歌謡祭」(フジテレビ系)が視聴率の低迷なども理由に、秋の改編で深夜枠に移動するという。
同番組はフジテレビ系で毎年恒例の音楽特番「FNSうたの夏祭り」(夏期)や「FNS歌謡祭」(冬期)のスタッフらを結集して開始したとされ、今後は両特番も渡部と森高を司会に進めていく予定だったらしいが、2人が司会を務めた今春放送の「うたの夏祭り」は視聴率が歴代最低となり、フジテレビは大幅な見直しを迫られているようで…?
「水曜歌謡祭」といえば2015年4月15日にスタートした音楽番組で、渡部建と森高千里を司会に起用し、製作陣も年2回放送されるフジテレビ恒例の音楽特番「FNSうたの夏まつり」(7月下旬~8月上旬)や「FNS歌謡祭」(12月上旬)のスタッフらが手がけ、それらのノウハウを生かした内容になることでも注目された。
さらに同番組はフジテレビ系音楽レギュラー番組としては「MJ -MUSIC JOURNAL-」(1994年に終了)以来、21年ぶりの生放送となることでも話題を集めた。
ところが蓋を開けてみれば、初回(2時間SP)は36組56名のアーティストが生演奏をバックに32曲を熱唱したにもかかわらず、平均視聴率は7.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と思ったほど伸びなかった。
懐かしの名曲なども盛り込まれた臨場感溢れるステージでもあったが、アーティスト同士のコラボは「FNS歌謡祭」の二番煎じにみえてしまったり、歌唱力のそれほど高くないAKB48グループやももクロ、NEW・増田貴久らの出演が前半に集中したこともあり、本格的な歌番組を期待していた視聴者からすれば拍子抜けだった可能性もある。
さらに出演アーティストも幅広い年代からピックアップされており、どの世代の視聴者をターゲットにしているのかハッキリしない印象も受けた。
仮に幅広い年代が対象なのだとすれば中途半端な気もしますし、新曲披露にほぼ絞っている「ミュージックステーション」(テレビ朝日系、生放送)や、一組のアーティストに限定し掘り下げた取材を行い、ドキュメンタリータッチに仕上げ数曲披露してもらう「SONGS」(NHK)などのように、トガったアピールポイントがなければ苦戦必至は否めないのかも。
(※最低視聴率を記録した回の内容がブレすぎ?)
生放送で新曲にこだわらないのであれば、歌唱力に定評のあるアーティストをこれでもかと並べてみたり、関連性のある出演者を3~4組程度に絞り(同時期に活躍していたり、仲良しだったりなど)、トークやセッションに深みを持たせるなどの工夫も見てみたいところ。
だが同番組は2015年6月3日放送分で視聴率が3.8%に落ち込むなど浮上のきっかけをつかめず、開始からわずか半年となる秋の改編期(2015年10月頃)には深夜枠に移動することが決まったようで…?
(以下引用)
「まあ社長の肝いりなので、打ち切りだけは免れた格好。今のところ、金曜の午後11時台に移行するプランが濃厚。
司会は2人とも続けるみたいだけど、金曜に移るとなるとタイトルは『水曜歌謡祭』から変えざるを得ないでしょう」(同)
(引用元:東スポ)
フジテレビ系の金曜深夜枠といえば、約10年間続いた「僕らの音楽」(2004年4月3日~2014年9月19日)が昨秋に幕を閉じたのが記憶に新しい。
むしろ同番組の方が30分と放送時間は短いものの、1組のアーティストにスポットを当て、出演者と縁のある人物などとのトークコーナーもあり、密度は濃かったように思われる。
「僕らの音楽」終了後は、モデルで歌手の西内まりや(21)がいずれも進行役などを務める音楽番組「どぅんつくぱ~音楽の時間~」(2014年10月~12月)や「音楽の時間 ~MUSIC HOUR~」(2015年1月~3月)が続いたが短期で終了し、現在はバラエティ枠となっている。
そこに再び音楽番組「水曜歌謡祭」が戻ってくるとなると(金曜日放送だとすれば、タイトルは変更せざるを得ないようですが)、今度は深夜帯でも生放送なのか等も含めコンセプトそのものの見直しを迫られそう。
そんな「水曜歌謡祭」の失敗が、フジテレビで毎年2回放送されている夏・冬恒例の音楽特番にも影響を及ぼしそうで…?
(以下引用)
フジテレビでは1年に2回、4時間以上の枠をとる超大型音楽番組を放送している。それが夏の「FNSうたの夏祭り」と、暮れの「FNS歌謡祭」だが、実は「水曜歌謡祭」は、この2番組のスタッフがごっそり制作陣に参入して始まった経緯がある。
「これは恒例の歌番組である『うたの夏祭り』と『FNS歌謡祭』の司会を“今後は渡部、森高でやっていこう”という意図があったんです」
(引用元:東スポ)
「FNSうたの夏祭り」は主に例年7月下旬~8月上旬に生放送される音楽特番で、2012年にスタートしたばかりと歴史はまだ浅いものの今後フジの夏の風物詩として定着を図る狙いがありそう。
一方、「FNS歌謡祭」は例年12月上旬に生放送される音楽特番で、1974年から約40年も続いているほか、名曲のコラボを中心とした構成など特別感もあり、冬の音楽特番として毎年楽しみにしている視聴者は多いと思われる。
そんな両特番の司会者といえば、これまでは主にSMAP・草なぎ剛(41)が担当してきたことで知られる。
彼が「僕らの音楽」のナレーターを務めていたことなどから起用されたと思われ、「FNSうたの夏祭り」では2012年~2014年、「FNS歌謡祭」では2005年~2014年まで(2008年を除く)、長らく務めてきた(単独ではなく、主に女子アナとのW司会)。
だがそうした“草なぎ色”も「僕らの音楽」終了とともに消えつつあり、2015年7月29日放送の「FNSうたの夏祭り」では草なぎは降板し、渡部と森高が司会を務めたという。
それだけ「水曜歌謡祭」がフジテレビの看板番組に推されていたことがうかがえますし、その司会者2人をそのまま音楽特番でも起用することで、フジの音楽番組といえば渡部と森高というイメージ定着の青写真もフジとしては持っていたのかも。
だが今夏の「FNSうたの夏祭り」は、散々な結果だったようで…?
(以下引用)
こうして今年の「うたの夏まつり」は、司会が草なぎから渡部と森高に変更となり7月29日に放送されたが、結果は無残だった。第1部が10.7%、第2部が13.3%という同番組史上最低の数字を記録した。
「当初は暮れの『FNS歌謡祭』の司会は渡部、森高が既定路線だった。でも『うたの夏まつり』が惨敗に終わったから、『草なぎに戻すべき』との声も出てきているようだ」(芸能プロ関係者)
(引用元:東スポ)
今回の「FNSうたの夏祭り」は番組史上最低の視聴率だったという。
もちろん司会者が視聴率のウェートを占める割合は大きくないと思われますし、今回は内容も含めて何かが足りなかったものと思われる。
だが渡部と森高が司会を務めたことで、不振の「水曜歌謡祭」のイメージがそのまま“面白くないイメージ”として反映されてしまった可能性もないわけではない。
迷走が続くフジテレビだが、今冬の「FNS歌謡祭」の司会はこれまで通り草なぎが続投するのか、あるいはやはり今夏の「FNSうたの夏祭り」で変えた以上は再び渡部&森高で行くのか、気になるところ。
秋から深夜枠に移動する「水曜歌謡祭」(タイトルは未定)の内容も気になるところで、再びコラボやセッション企画ありの生放送ともなれば「FNS歌謡祭」と内容的にかぶってしまいそうなだけに、「FNS歌謡祭」の存在価値が下がってしまわないか危惧される。
フジテレビが何を重視しどこへ向かうのか、注目したいと思う。
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コメント
森高さんの司会は酷すぎ。
アーティストの名前が言えない。セリフは棒読み。イライラしました。
何でこうも歌番組がつまらないのか!?
歌手が下手くそ、司会者に重みもなく…結果番組そのものがとにかく薄っぺらい。
マシなのはミュージックフェアとMステくらいだけど、これらの番組もAKBやEXILEが出たとたんチャンネル替える。
重みある夜ヒットや、楽しかったザ・ベストテンが本当に恋しい…。
「歌謡祭」は特別感があるから見るのに
それを毎週やったらダメだし
毎週「歌謡祭」やるから
特別感があった「うたの夏祭り」まで見なくなる 当たり前のことを考えられないから 笑える
司会も交代かなぁ~歌番組なのか宣伝番組なのかわかんないよ。もっと本人に歌わせてよ~中途半端