女優・江角マキコ(47)が大手芸能プロ「研音」を2013年3月20日付で退社し、新たに立ち上げた個人事務所(株式会社インクワイヤー)で再スタートを切ったという。
「研音」も江角サイドも円満退社を強調しているようだが、江角が前事務所の方針に対してプライドが許さなかったとの噂もあるようで…?
江角マキコといえばデビュー以来「研音」に所属し、主演ドラマ「ショムニ」(フジテレビ系、1998年4月期、平均視聴率21.8%)が大ヒットするなど数々のドラマや映画で活躍してきた。
最近ではバラエティ番組「ぐるぐるナインティナイン」(日本テレビ系)内の“グルメチキンレース・ゴチになります!”のコーナーや、バラエティ番組「私の何がイケないの?」(TBS系、レギュラー)、情報バラエティ番組「バイキング」(フジテレビ系、火曜レギュラー)など幅広いフィールドでの活躍も光っている。
そんな事務所の屋台骨ともいえる江角が最近、「研音」を退社したという。
「研音」が2014年3月1日付で報告した内容によると「今後の方向性を話し合った結果、こういう形となりました」とのことで、円満退社を強調したが、実際のところはどうなのだろうか…?
(以下引用)
「江角さんはずっと事務所に不信感を抱いていた。一時期、事務所の屋台骨となって支えてきた江角さんより、中途組の菅野美穂や天海祐希を重用したことや、事務所の後輩を無理やり押し込むバーターブッキングも嫌っていたのです」
(引用元:東スポ)
上記によると、江角は「研音」に対して2つの不信感を抱いていた。
一つ目は生え抜きの江角より、途中で移籍してきた菅野美穂(36)や天海祐希(46)を重用したことだ。
江角が1995年の女優デビュー以来、約20年間にわたり同社に所属してきたと思われるのに対し、菅野は2006年にタニ・プロモーションから移籍、天海は2003年にフライングボックスから移籍した中途組で、両者とも「研音」でのキャリアは10年そこそこなだけに、江角からすれば待遇面などの面で不満を覚えた部分があったのかも。
また二つ目として、江角がバーターをあまり好ましく思っていなかったことが挙げられる。
最近ではテレビ不況の影響などもあり、同じ事務所のタレントを同じ番組にセットで出演させる、いわゆる“バーター”(束が由来とされる)も珍しくないが、それが“ゴリ押し”と言われる原因となったり、必ずしも番組にマッチしないキャスティングになってしまうデメリットもある。
いずれにしても「研音」にとって、多数の番組に出演している江角を手放すことは痛いはずだが、退社を認めたということは、両者の間に埋められない何らかの溝があったとも考えられる。
特に事務所との溝が決定的になったのは、“ショムニシリーズ”の第4弾として放送された江角主演の人気ドラマ「ショムニ2013」(フジテレビ系、2013年7月期)のキャスティングをめぐるあつれきだったようで…?
(以下引用)
「江角さんは、初期のショムニメンバーを大切にしているんです。今でも定期的に〝ショムニ会〟を開いているほど。続編には全く興味がなかったのですが、フジテレビが視聴率不振から脱却するために、人気シリーズを復活させるべく江角さんに頭を下げた。そのとき、江角さんが出した条件が『オリジナルのメンバーが揃うならOK』だったのです」(同)
だが、フタを開けてみれば本田翼(21)やベッキー(30)など新しい顔ぶれが脇を固めることで押し切られた。
「江角さんは〝ショムニ会〟でも新メンバーについて『あの子たち、演技を甘く考えている』など文句タラタラだったそうですよ。それに一番怒り心頭だった部分は、事務所が江角さんの出した条件交渉に無関心で、フジテレビとの交渉役の機能を全く果たしてくれなかったことだったそうですよ」(同)
(引用元:東スポ)
「ショムニシリーズ」といえば、これまで3度の連ドラや3度の特番が組まれるなどシリーズ化が実現したヒットコンテンツで、江角マキコの代表作として知られる。
なお同シリーズは中堅商社「満帆商事株式会社」の総務部庶務二課所属の6人のOLの活躍を描いたもので、江角を中心に宝生舞(37)、京野ことみ(35)、櫻井淳子(41)、戸田恵子(56)、高橋由美子(40)が脇を固めた。
それでも2003年1月1日放送のスペシャルドラマ「ショムニFOREVER」(フジテレビ系)を最後に続編は製作されてこなかったが、昨年には「ショムニ2013」として約10年ぶり4度目の連ドラが製作された。
だが江角以外のキャストは一新され、本田翼(21)、ベッキー(30)、安藤サクラ(28)、森カンナ(25)、堀内敬子(42)が新メンバーとなった。
同作の序盤にはオリジナルメンバーの高橋、京野、櫻井、戸田らも登場したが、江角としてはオリジナルメンバーでのシリーズ復活を望んでいたらしいので、厳密な意味で江角が出したとされる条件とは食い違いが生じていたようだ。
こうした江角の不満が退社の本質的な原因となったかどうかはわからないが、最近では松田翔太(28)も2014年2月21日付で「研音」を退社し、実母で女優の松田美由紀(52)が代表を務め、実兄で俳優の松田龍平(30)、俳優の森山未來(29)らが所属する「オフィス作」に移籍しており、「研音」では生え抜きのタレントが2人も流出する異例に事態となっている。
たまたま時期が重なっただけかもしれないが、何はともあれ後腐れがなければいいのですが。
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